【カブトクワガタ日記】第161回 カワスイの“カブトムシ・クワガタ展”でヘルクレスと触れあった!(4)

いよいよメインイベント!

 夏休み特別企画として、関東近郊で実施されていた昆虫展のたぐいに足繁く通って記事にしてきましたがね。

 そこにはもちろん、古くから日本にいるカブトムシやらノコギリクワガタなどを40年ぶりくらいにじっくり見てみたい……という思いもあったんだけど、それ以上に俺の脳を支配していたのは、

 「『カブトクワガタ』を遊んだことで俄然興味が出てきてしまった、アトラスオオカブトやらギラファノコギリクワガタと言った、舶来の大迫力昆虫どもをこの目で確認したい!!」

 という強い欲望だった。そして実際、

 今回のカワスイプレゼンツ、“探して!触って!森遊び!カブトムシ・クワガタ展”でも、かなりこの願望は満たされている。……まあ、上のコーカサスオオカブトは標本展示だったんだけど、俺はこれまでの人生で海外産の怪物のようなカブト&クワガタの実物を見たことがいっさいなかったので、昆虫展巡りでは目からボロボロボロボロと何十枚もウロコが剥がれ落ちたのである。

 でも……!!

 じつは「海外の甲虫たちを見たい!」という想い以上に、

 「できたら……“アレ”も実現したいんだけど……!!」

 と、心密かに抱いていた“隠れ目的”もあったんだが……!

 今回のカワスイ訪問で、それも達成できてしまったことを先にご報告しておこう。

 さて。

 昆虫系ワークショップや生体標本を楽しんだ我々取材班が最後に向かったのが、じつはこの日のメインイベント。

 ↑こちらの“カブトムシふれあい広場”ですよ植村さん!!

 ここでは体験料金500円を支払うことで、大人でも約10分間、仕切られたスペース内に放たれているカブトムシなどを触ることができるという。カブトムシとの触れ合いは、東京スカイツリータウンの大昆虫展でも楽しんだが、なんとここでは……!!! さらなるオプションがあるとのこと……!!

 ということで利用料金を払い、さっそく中に入ってみましょう。

 ちなみに。

 10分の入れ替え制で実施されていたふれあい広場は、祝日と言うこともあって昆虫好きのファミリー層が殺到しておりました。でも、その待ち時間すら工夫を凝らした演出のおかげで楽しくてだな……!

 手書きで作られた、カブトムシの触り方講座。イラスト付きで、とってもわかりやすいな!!

 さらに、足元を見ると……!

 これ、めっちゃおもしろい!! 「デカい!」、「怪物や!」と言われる海外産の巨大甲虫たちだけど、なかなか実物を見る機会がないので、

 「いくら大きいと言っても……ねぇ^^;;;」

 と、そのサイズに懐疑的な見方をしてしまう人もいると思うのだ。

 そんな方も、これを見れば一目瞭然!! 行列を作るポジションに貼られたパネルに、ヘルクレスオオカブトやコーカサスオオカブトと足のサイズを比べるイラストがある!!!w なるほどなるほど!!ww これはいいアイデアだなーー!!

 と、ふれあい広場に入る前からお腹いっぱいになるくらい満足しちゃったんだけど(苦笑)、本番はここからなのだ。

 中に入ると……! そこには!

 あ!! なんか……ブナの原生林を思わせる(若干オーバーか)枯れ木の山がある!! しかも、よくよく観察すると……!

 いるいるwww 国産カブトムシ!! まだ小さいけど、かわいいなぁ~~~。

 ちなみに、この木に取り付いているカブトムシは、

 うんうん。木から無理に引きはがすと脚にダメージが入っちゃうかもしれないからな。なのでここは、係りの人に言われた通りに……。

 優しくなでるだけ^^; でも、この冷たい鎧を触っているような感覚を味わえるだけで至福至福。

 では……。

 国産品を満喫したところで、いよいよ今回の取材の目的地に足を踏み入れよう。そこに待っているのは……!

 コレ!!! このヘルクレスオオカブトを……!!

 クライマックスの、次回に続く。

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『カブトクワガタ』公式ツイッター:
https://twitter.com/kabukuwa_info

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