『無意識過剰の男』発『不滅の男』行きの漫画鉄道に乗れ!!!!!

読者の皆さんチンコニワ〜!!!
キクチ師範代であ〜る(ドドンッ)!!!!!

9月にココで告知させてもらった
蛭子能収(えびすよしかず)先生の個展
大大大大大好評のうちに幕を閉じたよ!

最終日には蛭子先生も降臨して、
ファンの皆さんと交流!!!!!!
このためだけに、
はるばる京都から来たという
若手女性ファン(おれが「やっぱり
路線バスで来たんですか!!?」
と聞いたら、ヘンな顔された!)
も、予期せぬご本人登場に、
大感激してたヨ!!!!

おれも調子に乗って、
かつて先生がジャケットを描いた
ダースレイダー兄キのレコードに
サインをもらって大号泣!!!!!

漫画ファン、テレビのファン以外にも、
蛭子先生とゆかりの深い著名人の
みなさんが本当にいろんな方面から
たくさんやって来て、
思い出話に花を咲かせて、
先生を「利用」してきた人たち
(来場した人も来なかった人も含めて)
には一生見えないであろう
「蛭子能収の実像」
クッキリ浮かび上がらせてたね。

長時間のファン対応を終えて、
蛭子先生がポロッともらした
「限…界ッ!」の一言が、
まだアタマん中でエコーしてるなー。

この個展を「美談」で終わらせることは
カンタンなんだけど
地獄の「無意識過剰」で知られる
蛭子先生のことだからね、
まだまだ何が起こるか、
分かりませんよ〜!!!!!!!!!!!!
…ということだけは強く記しておきたい。

それでね、最終日には、
かの佐野史郎さん
来られてたんだけども、
その佐野さんが出演する
音楽イベントが10月24日(火)に
開催されるんだよ!!!!!

【純音楽の友~遠藤賢司七回忌公演】
キタ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!

遠藤賢司(以下エンケン)さん
(1947−2017)というのは、
日本が世界に誇る
「純音楽家」!!!!!!!!!!
シンガーソングライターとか、
フォーク歌手とか、
ロックンローラーとか、
いろんな呼び方をされてきたけど
(そのへんは蛭子先生に通ずるものがある)、
ご本人は、生まれて天国へ行くまで、
そして今でも
「純音楽家」を
名乗っているんだ。

なんでコロコロでエンケン!!!?
…と思う以前に、
一体誰なの!!!?って人も
新旧コロコロ読者の中には
多いと思うんだけど、
エンケンさんは、マンガ界とも
縁の深〜い
純音楽家なのである!!!!!!

有名なところでは、
浦沢直樹先生の
「20世紀少年」!!!!!!

主人公の
「遠藤健児(ケンヂ)」は、
エンケンさんから
名付けられているのだ!!!

浦沢先生には、
もうひとつあって…。

『くしゃみ 浦沢直樹短編集』。

ここに収録されている
『いっつあびゅーてぃふるでい』は、
エンケンさんが浦沢先生に話した
思い出話をマンガ化したものだ!!!!

エンケンさんの音盤のジャケットを
漫画家先生が手がけたケースもあるよ。

まずは、あの水木しげる先生!!!

そして久住昌之先生(『孤独のグルメ』)との
コンビでもおなじみ泉晴紀先生!!!!

そして、今回のイベントの
キービジュアルも、
江口寿史先生が手掛けてる!!!!!!

さらには、そのイラストがジャケになった
シングルレコードも11月1日に緊急発売!!!!
(イベント会場では先行販売も!!!)

シングル盤レコード
遠藤賢司・坂崎幸之助(THE ALFEE)
「寝図美よこれが太平洋だ / 満足できるかな」
[FUJI●FJEP1013] 税込2,200円

「マンガとのつながり」ってことで、
ココに記事をひっぱってきたけれど、
おれとしては、一人でも多くの新旧読者に
「エンケンさんのソウル」にふれてほしい
ってところがあるんだよなー。

おれは、この25年ぐらい、
ずっとエンケンさんの胸を借りるつもりで
コロコロのページを作ってきたんだよ。

この記事を読むことによって、
「キクチは、エンケンさんの純音楽を聴いて
きたから、ミニ四駆、ダンガン、デュエマ
等々のページやクイズ大会のステージングを
ああいうかんじでモノに出来たのか!」とか、
「エンケンさんを聴いてきて、あの程度の
駄記事しか作れないのかよ!」とか
思ってもらえたら、
これ以上の幸いはないワケ。

エンケンさんを紹介するテイを取りながら、
これはおれの
「遅すぎた自己紹介」でもある。

…でね。
おれたちのまわりって、
戦争やってたような大昔から、
他人の顔色や「空気」をうかがって
行動する人が多いでしょ。

昨日まで何も言えなかった相手でも
「コイツは攻撃してオッケー!」
となったら全員でよってたかるとか、
見向きもしなかった食べ物でも、
行列ができた瞬間に安心してならんだり…。

だけど、
エンケンさんはキョロキョロしない。
したところを一度も見たことがないし、
誰も見てなくてもキョロキョロしない。

エンケンさんは、
自分が決めた生活のルールを
つらぬいて、いつだって
「ダメなものはダメ」、
「サイコーなものはサイコー!」
即断しぬいた(今もしてる)。

大谷は、野球の本場
アメリカで勝負してるだろ?
じゃあ「自分」の本場は
どこか?っていったら、
それは「自分自身の魂」じゃん。
キョロキョロせずに、
自分の魂の声を聞いて即断する。
いつでもどこでも本場で勝負!!!!

その大切さを
おれはエンケンさんの
歌から学んだんだよ。

おれの大好きな
エンケンさんの言葉に
「銭湯で前をかくすヤツいるじゃん。
アレってダメだと思うんだよね」
というのがある。

世界に放り出されて
オドオドするんじゃなくって、
自分のやりかたで
オドろよベイビー!って、
エンケンさんはいつだって
包み込むように
唄いかけてくれている。

ウソだと思ったら
サブスクでも何でもいいから
一度エンケンさんを
聴いてみてくれヨ!!!

まずはエンケンさんの
代名詞でもある
「不滅の男」だろ!!!

おれは全曲大好きだけど、
アルバム単位だったら、
「ラーメンライスで乾杯」や
「地下鉄の駅へと急ぐ夏」や
「おでこにキッス」が入った
『もしも君がそばにいたら何んにもいらない』が
好きだなァー!!!!

はじめのほうで
「蛭子先生と通ずる」
と書いたけれど、
エンケンさんも時代時代で
いろんな音楽をやってきた。
フォークもやったし、
テクノもやったし、
ハードロックも
ピアノの弾き語りもやったし、
たった一人でお客も入れずに
日本武道館と対決したりもした。

今、東京は新宿のディスクユニオンで
開催されてるエンケンさんのポスター展を
見に行けば、どれぐらいエンケンさんが
ダイナミックレンジの広い純音楽活動を
展開してきたか、よ〜く分かるヨ!!!

だけど、どのエンケンさんも
まぎれもなく、その時々の
エンケンさんの魂にまっすぐな
「純エンケンさん」
なんだよなー。

いろんな見られ方をしてきた
蛭子先生が、最後の最後で
「やっぱ蛭子さんだね」と
みんなを心底(いろんな意味で)
納得させたように、
エンケンさんも
どこまでいっても
エンケンさんだ。

「無意識過剰の男」(蛭子さん)発、
「不滅の男」(エンケンさん)行きの
漫画鉄道9999999999999は、
地下鉄みたいな轟音と
小川のせせらぎのような
清らかさで、時代の土手っ腹に
風穴を開けるのであった!!!!!!!

誰よりも
激しく、音がデカく、
デリケートで、真剣で、
勇気があって、まっすぐで、
研究熱心で、練習熱心で、
負けず嫌いで、面倒見が良く、
ほがらかで、ウブで、
茶目っ気たっぷりで、
大胆で、ていねいで、
謙虚で、底抜けにやさしい。

そんなエンケンさんの
大事なお友だち(すなわち
最強のライバルたち)が
エンケンさんの七回忌に集まって、
天国のエンケンさんの
「負けじ魂」に火をつける
真剣勝負のイベント。

エンケンさんのことを
知らない人にこそ、
見にきてほしいんだよなー。

10月24日、新宿LOFTです!!!!

エンケンさんも、きっと来るよ。

 

開催概要
「純音楽の友~遠藤賢司七回忌公演」
■日時:2023年10月24日(火)
 開場17:30/開演18:30
■会場:新宿ロフト         
 東京都新宿区歌舞伎町1-12-9 タテハナビルB2         
 03-5272-0382

■出演:
 湯川トーベン(元・子供ばんど)・
 石塚俊明(頭脳警察)

 友川カズキ
 斉藤哲夫
 友部正人
 鈴木慶一(ムーンライダーズ)
 鈴木茂(はっぴいえんど)
 佐野史郎
 大友良英(あまちゃんの音楽を担当)
 森信行(くるり)

■観覧チケット:前売¥5000
 (税込・整理番号付/DRINK代別¥600)
 *座席有り(先着自由席)

 https://eplus.jp/sf/detail/3922930001-P0030001

 配信チケット:¥2500
 *配信開始 10月24日(火)18:30
 *アーカイヴ終了10月31日(火))23:59
 *投げ銭あり
 https://loft-prj.zaiko.io/item/358191

 

【遠藤賢司ポスター展】も開催中!

■期間:2023/10/24/(火) まで
 平日12:00~20:00/土日祝11:00~20:00
 ※最終日のみ18:00まで

■会場:ポップアップギャラリー新宿(ベストアルバムストア)
 東京都新宿区新宿3-17-5 T&TIIIビル3F
 https://diskunion.net/bestalbum/ct/news/article/5/116652