【カブトクワガタ日記】第219回 アトラスオオカブトの“R”のお値段は

稼いでくれるかな……?

 金に目がくらみまくって、谷のよろず屋で5倍買取セールの対象となっている“アトラスオオカブト”の量産を始めてしまった……と、前回、前々回の記事でリポートしている。

 今後、全ムシのMAXサイズや突然変異種の誕生を目指すとなると、たぶん1000万や2000万程度の運転資金ではすぐに“倒産”の憂き目を見ることは明らかだ。なので、機を見て5倍買取セールの対象となっているムシをこれでもかと量産して、所持金を増やしておかねばならない。

 そして現在、谷のよろず屋ではアトラスオオカブトの高価買取を実施中なので、

 「しばらくコレ以外は生産しねえ!!!」

 と心に決めて、地下室に籠りっぱなしになっているのであったw

 もちろん、前回の記事で書いた通り、より多くの現金収入を得るための必勝プランは確立されており……!

 ゆっさゆっさwwww

 と交配させるのはアトラスオオカブトでは最レアとなる“R”のバッジ持ちだけ。そう、遺伝子“オレンジ”だけを量産して種ムシ以外は売っ払おうという算段なのだ。

 ちなみに、前述の通り最大サイズも目指してはいるんだけど、

 むっしゃむっしゃwww

 むっしゃっしゃっしゃっしゃwww

 メスに関しては、ある程度の大きさまで育っていれば母体として採用することにしている。

 これは、シツコク記事にしてきたネプチューンオオカブトの交配のときに、最終的にMAXバッジ付きオスを生んだのは“最大サイズのメスではなかった”という経験から得た新たなメソッド。

 “ある程度のラインを超えてさえいれば、両親のサイズにはそれほどこだわらなくてもいい”

 と気づいて、

 「だったらメスは、元気なものを片っ端から使えばいいじゃん!!ww」

 ってことで、今回よりさまざまなサイズのメスを投入しているのである。

 そして順調に、オレンジアトラスオオカブトは数を増やしている。

 ずらずらと並ぶレア色は、なかなか壮観でもありますなw

 そのうち、ストックのエサが底を突きそうになってきたので、

 いよいよここから、溜まってきたアトラスオオカブトを買い取ってもらうターンに入る。ここで何匹か売って軍資金が得られたら、すぐさま万能伝説の幼虫エサを大量購入して、つぎの交配ターンに入っていく計画だ。

 さて、まずは、いまの繁殖の始祖である野生のオレンジ君から売り飛ばそう。

 その買取価格は……!

 なるほど……。45000円か……。5倍でこの値段ってことは……通常は1匹9000円なのね。Rといっても、大したことないんだな^^;

 若干うなだれつつ、つぎは繁殖で作ったメスを1匹売ってみる。基本、メスのほうが買取価格は高くなるので、それなりに期待していたところ……!

 おおおお!! やっぱり高いな!!! 一気に20万2500円の値が付いた!!!www メスはけっこう作れているので、そこそこの財産になりそうだぞ!!ww

 でも、本命はここから……!

 Rであり、育成で作った伝説級のオレンジ君である。それが5倍の値となると……! 果たしていくらになるのでしょーーーか!?!

 うおおおお!!! 27万円デタぁぁぁあああ!!!www さ、さすがレア……!! これくらいの価格で買い取ってくれるなら、量産のモチベーションが格段に上がるわーーーーー!!!ww

 ということで、次回は一気に売り払ってみます!!

 続く!

 

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

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