【カブトクワガタ日記】第299回 ついに出会ったそのムシは 

こ、この首は……!

 前回の記事の最後で、

 「(未発見のレア色を続けざまに発見した)その直後、この流れが“大いなる布石”だったことを証明する事象に遭遇するのであった」

 と書きましたがね。

 その答えとなる事実を、これから書こうと思っている。

 そもそも、俺がこのタイミングでご神木を行ったり来たりし、徹底した昆虫採集を始めた理由はただひとつ。

 “ダウンロードコンテンツ第5弾のロクロクビオトシブミのレア色を見つけるため”

 であった。

 しかし、再三書いてきた通り、

 「あ!!! ヘンな形のムシがいる!!!」

 と狂喜してサーチをしても……!

 あれは……首の長さが中途半端だから……。

 やっぱり、ロクロクビオトシブミのメスだった。

 おつぎも……。

 これも……間違いなく……!

 ハイハイ。メスね。わかってんねん。ちってんねん。

 そもそも、ロクロクビオトシブミとのエンカウント数は非常に低く、出会えるだけでもラッキーレベルなんだけど、その後も((゚Д゚;))

 メス……。

 ……っておいおい、マジでメスしかいないんだけど、ロクロクビオトシブミってオスは配置されてないの???((゚Д゚;))

 本気でそんな疑念が浮かんできてしまったのである。

 そんな、ある日のこと。

 「どうせ見つからないけど、一応、木の調査だけするか……」

 テンションの上がらぬままご神木を調べ始めたらだなぁ……!!!

 びよよよよ~~~~~ん

 ……あれ???

 メルカトル図法の北極側みたいに、びよ~~~~~んと身体の一部分が伸びちまった妙なムシがいるんだけど(((( ;゚Д゚)))

 こんな異形の存在、『カブトクワガタ』には1種しか存在しない。

 しかし、何日間も徹底して調査したのに見つからなかったムシが……!!

 「来ちゃった♪」

 って感じに、軽薄に出現していいものなのであろうか!!!

 「ま、まさかね^^;」

 ここまで来ても信用せずに、ブツブツとブー垂れながらこのムシの詳細を見てみたらだなぁ……!!!

 「あッ!!!!!」

 本気で悲鳴が出たわ……。

 これ……初めて発見したオスのロクロクビオトシブミかつ!!! そ、それも……!!!

 「いきなりRバッジ付きデタぁぁぁあああ!!!!www」

 続く。

 ……と行きたいところなんだけど、じつはこの記事、299回目なんだよね。つぎが300回という、プレイ日記としては記録的な回数になるんだけど……とくに何も言われていないので、ふつうに更新しますwww

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『カブトクワガタ』公式ツイッター:
https://twitter.com/kabukuwa_info

(C)2023 小学館・うえむらひろし