【カブトクワガタ日記】第390回 特別なブルマイスターツヤクワガタ、繁殖開始

とっとと突然変異を!

 前回の記事で、思いのほかあっさりと初参戦のブルマウルス記念大会で優勝してしまった……と書いた。

 その優勝賞品としてもらったのが特別なブルマイスターツヤクワガタ、その遺伝子名は“ちゃ”だったわけだけど、こいつがまぁ……! 漆塗りを思わせるじつにいい色でさぁ……!!(うっとり)

 でも、ダウンロードコンテンツとか優勝賞品としていただいたムシは毎回そうなんだけど、

 「おま、よくこんなちっこいの見つけてきたなwww」

 と噴き出して感心してしまうくらい、ミニマムなサイズのオス^^; これじゃあ虫相撲大会に使えないどころか、種ムシとしてもまったく機能しないので、とっとと交配で大きくしないといけない!! そしてできれば突然変異種までたどり着いて、調和(緑)ムシの強豪として活躍できるようにしてしまいたい!!!

 そんな期待を抱きながら、

 またまた秘境の谷にやって来ましてぇの……。

 よろず屋でお買い物。ここんとこ金策をせずに使ってばかりなので、いよいよ資金面に不安が出てきたな。ぼちぼちお金目当ての繁殖もしないといけないかもしれんぞ。

 でもとりあえずは……。

 特別なブルマイスターツヤクワガタをなんとかしよう。まだ茶色はこの1匹しかいないのでご飯を食べさせて満腹にし……!

 続いて、手持ちの中でとくに大きい何匹かのメスにもエサを与えて臨戦態勢にする。ブルマイスターツヤクワガタも、一時期Rバッジのクリームを交配させたので、メスはビッグサイズがそろっているんだよな。よかったよかった。

 となると、オスが小、メスが大の交尾となるので……。

 最初はこんな、メスの背中にオスがおんぶしているかのような無理矢理の景色に^^; でも、

 今回は1匹目からオスになってくれたので、繁殖は順調に進みそうだ。

 そして、そのサイズも……!

 おお! 269cmとな!! いまいるもっとも大きなブルマイスターツヤクワガタが270cmだったので、これはなかなかのサイズと言えるのではなかろうか!!

 てなわけでしばらく、地下室にこもります。

 続く。

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『カブトクワガタ』公式ツイッター:
https://twitter.com/kabukuwa_info

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