【コロコロアニキ×YU-NO】Nintendo Switch版『YU-NO』発売記念緊急インタビュー!(後編)


 
ついに発売となったNintendo Switch版『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』! 前回のインタビューに続き、これから放送されるアニメとのつながりや、特典のファミコン風ミニゲーム「ファミコレ」についてコロコロアニキ編集部がMAGES.(メージス)さんに詳しく聞いてみたぞ!
 

【コロコロアニキ×YU-NO】
Nintendo Switch版『YU-NO』発売記念緊急インタビュー!(前編)
【コロコロアニキ×YU-NO】
Nintendo Switch版『YU-NO』発売記念緊急インタビュー!(中編)

 


~初回限定特典 ファミコン風「YU-NO」誕生秘話~


 
アニキ:
 ファミコレのゲーム「ファミコレACT ユーノの大冒険」自体はどういう感じで作られたのですか? デザインされたのは浅田さんになるのですか?
 
浅田誠(以下、浅田):
 これは実は外の会社さんに作っていただいていて。一番初めに「こういうゲームを作りたい」というお話しをさせてもらって「アクションゲームなのに分岐がある、A.D.M.S(アダムス)が使えると面白いよね」とかアイデアを出させてもらったところ、こういう形でどうですか?とテスト版を作り上げてくれました。
 そういう意味では、紫雨さん(※紫雨陽樹氏。ゲームを製作する同人サークルを運営している。ツイッターアカウントはこちら @_murasame)がこちらのアイデアをうまく取り込んでくれたなぁと思っています。ゲームとしては、なかなか難しいかも(笑) 昔の「高橋名人の冒険島」(※1986年にハドソンから発売された、やっぱり難しいファミコンのアクションゲーム。)をちょっと思い出す難易度になっています。
 
高橋名人(以下、名人):
 いやいや1-1からシビアすぎるよ、このゲーム(笑)
 
浅田:
 紫雨さんの面白い仕掛けだなと思ったのはクンクン(※ゲーム内にでてくるドラゴンっぽい生き物。)がやられると“肉”になるという。原作に準拠している部分もあったり(笑)
 
アニキ:
 「ユーノの冒険」にはファミコン時代のような裏技は隠されていないんですか?
 
浅田:
 隠しアイテムとか隠しキャラが入っています。
 
外崎剛(以下、外崎):
 ボス戦のところに全部、隠しキャラがいますのでぜひ探してみて下さい。
 

▲裏技その1。ステージ1のボスキャラの頭を連続で8回踏むと、隠しキャラが出現するのだ!

アニキ:
 「ユーノの大冒険」のファミコンソフト風の箱もNintendo Switch版ならではですよね。
 
浅田:
 箱も普通のユーザーさんが作るのは、なかなか大変なので最初に買ってくれた人に特典にしたいなぁと急遽作りました。遊びで作っちゃったという(笑) ファミコレ01が「シュタインズ・ゲート」(※Nintendo Switch版が2018年9月に発売された大人気アドベンチャーゲーム。その初回特典としてファミコレのゲームデータや説明書のデータが配信された。その一方で、MAGES.社内にて、実物のファミコンカセットや箱が実験的に作られた。)でファミコレ02が「YU-NO」で、じゃあ03は…お楽しみということで! 個人的にはレースゲームが作りたいですが(笑)
 
外崎:
 そうやってナンバリングしてしまうと、本編とは別にもう1本ゲーム作ることになっちゃいます(汗)
 
浅田:
 Nintendo Switch本体があって、ファミコレが並ぶと「なんか集めたくなるなぁ~」って思っちゃいますよねぇ?(一同笑)
 

~アニメ版『YU-NO』で広がる世界~

 
アニキ:
 これから放送されるアニメはゲームとどんな感じの関係性になるのでしょうか?
 
浅田:
 今回アニメは全26話で、全体を構成するのにものすごく膨大な時間がかかる大変な作業なんですが、監督は全てのルートを描くと仰っています。また、ゲームとは違うアニメならではの手法で表現している部分。例えば過去に戻る時「あれ? さっきいた場所とちがう場所にいる」みたいな表現はアニメの方がわかりやすいかなと思っています。そういう意味ではゲームとはまた違った楽しみ方ができるかなと。
 脚本の方もMAGES.で監修をしているので、ちゃんと「YU-NO」だなってわかってもらえると思います。ゲームの憎まれキャラがアニメの方で動くとより憎まれぐあいが増して見えるかも(笑) そういう部分も是非楽しみにみていただければと。放送時間も視聴しやすい時間になっていますよ。
 
アニキ:
 ゲームと違うところもあるし、同じ部分もあるという感じですか?
 
浅田:
 基本的には原作の内容とそんなにかけ離れていませんが、アニメオリジナルの話とかもあります。
 
外崎:
 ゲームではキャラ同士の会話が意外とないのですが、アニメの方ではうまくキャラ同士の関係性を表現できていると思います。
 
浅田:
 あとはゲームの中では解明されていなかった謎の部分も、実はちょっとアニメの方で触れています。あと、もしかしたら全26話とか言いながら+1話分お楽しみいただけるかも。内容は原作をプレイした人ならわかるかな?
 
アニキ:
 ぜひ放送前に原作をやりこんでほしいですね!
 
浅田:
 このアニメって2019年放送なんですが、実は2017~18年ぐらいに放送できる予定でいたんですよ。もともとは他社さんと組んで1クールでやる予定だったのですが「1クールでやりたくない」とお断りして…。
 そして今、GENCOさん、feelさんと協力して2クールでやることにしました。やはり1クールと2クールだと予算の差が段違いなんですよ。この「YU-NO」のアニメ、2クールで……(以下生々しい話のため略)。
 
アニキ:
 でもアニメで「YU-NO」を知って、ゲームを始める人もでてくるでしょうし。
 
浅田:
 なので、もっといろいろな世代の人に「YU-NO」を遊んでもらえるといいなぁと思っています。この記事を読んでいるコロコロ読者にも!…ってこのゲーム、CERO Dだからちょっと厳しいか(一同笑)
 
アニキ:
 大人のためのコロコロ・コロコロアニキ編集部は、これからも応援しますよ! 今回はありがとうございました!
 

▲ゲームとアニメの違いを探してみると新たな「YU-NO」の世界が開けるかも!?

 

~MAGES.の浅田P&名人からスペシャルなプレゼント~


↑Nintendo Switch版発売を記念して、高橋名人のサイン入り両面ポスターをプレゼント!
※ファミコレの箱はイメージです。プレゼントではありません。

■応募方法
(1)コロコロ公式Twitter(@corocoro_tw)をフォロー
(2)この記事に関するコロコロ公式TwitterのつぶやきをRT
■応募期間:2019年3月22日(金)~4月5日(金)23:59
■当選人数:1名
※当選者にはDMを送りますので、フォローをお願いします。
※当選者の方は、DM上で送付先などのやり取りをさせていただきます。
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浅田誠
株式会社ケイブにて執行役員を務め、2013年に株式会社MAGES.ゲーム事業部へプロデューサーとして入社。今作『YU-NO』の移植を手がける。

 

 

高橋名人
本名:高橋利幸。誰もが知っているファミコン名人で、ハドソン、ゲッチャを経て2012年に株式会社MAGES.入社。現在はゲームプレゼンターとして活躍中。

 

 

タイトルこの世の果てで恋を唄う少女YU-NO
ジャンル:SFアドベンチャーゲーム
発売日:2018年3月14日(木)発売
ハード:Nintendo Switch(TM)
価格 :通常版     6,800円(税抜)
:ダウンロード版 6,000円(税抜)
発売:5pb.
CERO:D 17才以上対象
(C)MAGES./5pb.
【初回特典】
ファミコレACT「ゆーののだいぼうけん」DLC