【インタビュー後編】アニメ初挑戦のCreepy Nutsが明かす少年時代! 今の子にこそヒップホップを!!


人気ラッパー「Creepy Nuts」のR-指定氏・DJ松永氏が、キッズラップアニメ『Bラッパーズストリート』の8月22日放送回にゲスト出演する!
 
「R-してえ」「DJシャツなが」というキャラクターの声を担当したふたりに、コロコロオンラインが突撃インタビューを実施! 収録の感想や小学生時代の思い出などを語ってもらったぞ!! 
 
後編では、ふたりが小学生の頃の思い出を熱く語る! そして、今の子どもにヒップホップを大プッシュ!!
 

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■「Creepy Nuts」とは!?

DJ松永が作るトラック(曲)に乗せて、R-指定がラップをするヒップホップユニット。業界屈指の実力で、ライブハウスや大型ロックフェスで観客をノセまくりアゲまくり!!
 

R-指定(左)
最高峰のMCバトル大会で日本一3連覇など数々のラップ大会で優勝した、ラップ一筋の本物ラッパー!!
 
DJ松永(右)
DJであり、曲を作る人! いろんなアーティストに曲を提供する売れっ子DJだ!!

 
ミニアルバム『よふかしのうた』8月7日リリース!
 


ライブDVD盤(左:3564円)とラジオ盤(右:2160円)の2種あり!!

 

明かされるふたりの少年時代!

――おふたりが小学生のときにハマってたものは?
DJ松永:俺は絵を描くのが好きでした。両親がどちらも美大出身で、その影響もあって絵画教室に通わされたり、週末は美術館に連れて行かれたりと……。
 
――好き”だった”、ということは……?
DJ松永:ええ、本当に好きでした。毎日絵を描いて、それを朝礼前に教室のドアにペタッと貼ってね。それはもう、クラスメイトが全員通る場所に堂々と。
 
R-指定:ああ、色々とキツい……!(笑)
 
DJ松永:それを3年間くらいやったかな。でも、小学5年生のときに「なんか周りから白い目で見られている。自分のしていることは痛い」と気付いちゃって。そこからは俺は絵を描くことをピタッと止めました。
 
R-指定:極端やわ~(笑)。決して絵を描くことは痛くないから、その絵を貼ることだけ止めればよかったのに。もしかすると、描き続けてたら天才画家になってたかも。
 
DJ松永:周りの評価や視線を感じずに、ずっと描き続けていたら、もしかするとね。でも、おかげさまで今はラップと出会うことができたから。
 


▲過去号のコロコロコミックを読みながら、昔を懐かしむふたり。

 
――R-指定さんはいかがでしょうか?
R-指定:小学生の頃は「ゾイド」にめちゃくちゃハマっていました。本当は巨大なティラノサウルス型が欲しかったんやけど、うちはあまりお金がなかったので安いやつを買ってもらってたな~。とにかく特撮の怪獣やモンスターが好きで、ある日「そういうのを自分で作りたい」と思って、粘土ででっかい恐竜を作ったんですよ。近くにはレゴの人形フィギュアを配置して。
 
DJ松永:ジオラマみたいなもん?
 
R-指定:そうそう。それでおとんにビデオカメラを借りて撮影してたとき、途中で親に「ごはんやでー」って呼ばれて一旦中断したら、その間に粘土で作った恐竜の腕が自然に垂れ下がってきてて。俺からすれば、飯から戻ったら勝手に腕が動いている状態よ。それ撮影して、動く前の状態と見比べてたら、恐竜の腕がパラパラまんがみたいに動いてることに気付いた。そのあと、恐竜をちょっと動かして撮影、ちょっと動かして撮影を繰り返したら、アニメみたいに動いてるように見えて。そのとき俺は思った、「とんでもない発明をした!」って。
 
DJ松永:完全にストップモーションアニメ(笑)。
 
R-指定:そのあと、一通り撮影したものを意気揚々と学校で先生に見せたわけ。そこで「それはストップモーションアニメっていうんやで」って教えてくれたらいいのに、先生が気を遣って「お前はすごい!」って褒めてくれるから、「俺は天才や!」と勘違いしちゃって。そのままの勢いで友だちに「映画作ろうぜ!」と言ったんだけど、ノッてるのは俺だけ。道具一式持って友だちの家に行ったのに、みんなずっと『スマブラ』で遊んで、道具をそのまま家に持って帰ったのを覚えてる。みんなにハブられたから、当時の俺はスマブラが苦手になってたな~。スマブラが俺を寂しくさせた……!って当時は思ってた(笑)。
 
DJ松永:スマブラはなにもしてないのに(笑)。
 

 
――最後に、アニメ放送を楽しみにしているファンの方にメッセージをお願いします!
DJ松永:『Bラッパーズストリート』が、ラップの興味を持つキッカケになる方もいると思います。最初の一歩がすごく大切で、そこを勇気付けてくださる作品はありがたい。
 
R-指定:たしかに。もし、「ラップって難しいんでしょ?」と思っているなら、それはまさしく「そうです」と伝えます。でも、ラップの何が楽しいかというと、その難しいものを自分ができるようになっていく過程なんですよ。上手くできることも、もちろん楽しい。だけど、下手な自分が色んな研究、試行錯誤をして上手くなることが一番気持ちいい。別に”上手いラップ”に正解はないし、自分の思う”上手いラップ”ができるようになれば、それが最高です。
 
――最後の最後に! コロコロコミック読者に一言お願いします。
DJ松永:中学生の頃、俺らの周りにはヒップホップを聞いている奴がいなくて、「俺だけこんな格好良いの聞いちゃってる」って優越感に浸ってました。コロコロコミックを読んでいる小学生が、『Bラッパーズストリート』でヒップホップを知って、その優越感に浸ってたら格好良い!
 
R-指定:それはヤバイね。子どもが「俺、ヒップホップ聞いてます」って言ってたら、すげぇおませさんじゃん! 専門用語や海外のヒップホップの歴史とかを調べて、周りの友だちに教えてたら、もっと優越感に浸れるはず。
 
DJ松永:あとモテる! 今って、小学校でダンスが必修科目だからヒップホップにふれる機会もあると思うけど、ちゃんと文化まで知ってたら、もっと格好良い。「俺らが踊ってる曲ってこういうアーティストで~」みたいな感じで言えたら、きっと女の子から「えー! そうなの!?」って言われる。
 
R-指定:先生の前では、言い方を変えて”文化の部分”もしっかり勉強してきたことを伝えれば、きっと先生の内申点にも有利!(?) 
 
DJ松永:「先生、ヒップホップの四大要素って知ってますか? ラップ、DJ、ブレイクダンス、グラフィティなんですよ」みたいな。
 
R-指定:すげぇ子どもだな(笑)。あと、ちゃんと調べれば自由研究にだってなる。
 
DJ松永:たしかにタイミング的には最高。みんな、ぜひ調べてみて!
 
――ありがとうございました!
 


 
「Creepy Nuts」がゲスト登場するのは、『Bラッパーズストリート』8月22日放送分! ぜひお楽しみに!!
 
また、Creepy Nutsと主人公ヨーヘイ役の木村昴さんの特別対談動画が、8月22日(木)ごろKAI-YOUにて公開決定! こちらもお見逃しなく!!
https://www.youtube.com/channel/UC19E86bVr9j3y7Psfcu5SKQ/featured
 

作品概要
『Bラッパーズストリート』
■放送情報:テレビ東京系列「おはスタ」内コーナー「きゃらスタ」
■放送日:毎週木曜日7:05~
■公式サイト:https://www.shopro.co.jp/tv/brs/