『ゾイドワイルド』企画開発者特別インタビュー第3回 明かされる過去? 紡がれる未来? アニメ『ゾイドワイルド ZERO』&まんが『ゾイドワイルド2』を語る!!


『ゾイドワイルド』新シリーズ、まんが『ゾイドワイルド2』がコロコロコミック9月号で堂々始動! さらに、7月には新たなゾイド“ビーストライガー”と“キャノンブル”が発売した。
 
今回コロコロオンラインでは、『ゾイドワイルド』新シリーズ開始特別企画を実施!
 
そこで、『ゾイドワイルド』をよく知るタカラトミーのゾイドチームの平位さんと片山さんに特別インタビューにお答えいただいたぞ。

▲平位 俊雄(ひらい としお)

▲片山 周(かたやま しゅう)

今だから語れる『ゾイドワイルド』1年目の裏話から、気になる過去のゾイドシリーズとの繋がりや、期待膨らむ『ゾイドワイルド』新シリーズ、まんが『ゾイドワイルド2』にアニメ『ゾイドワイルド ZERO』についても!? ここでしか聞けないゾイド情報が目白押しだ!

『ゾイドワイルド』企画開発者特別インタビュー
第1回 今だから語れる『ゾイドワイルド』の1年目!
第2回 最新作は過去シリーズのゾイド達と関係があるのか!?

 


明かされる過去? 紡がれる未来?
アニメ『ゾイドワイルド ZERO』&まんが『ゾイドワイルド2』を語る!!


——「惑星Zi(惑星ゾイド)」を舞台に活躍していた過去のゾイドと「ゾイドワイルド」のゾイドは生態が全く違うものになるのですか?
 
平位 俊雄(以下、平位):
そうですね。そのあたりに関しては10月から放送予定の「ゾイドワイルド ZERO」で明らかになる予定です。
 
その作品がアラシくんとワイルドライガーが主人公のまんが、アニメの「ゾイドワイルド」の時代よりも過去の話を予定しています。
 
「ゾイドがなぜ地球に存在するのか?」「なぜ、そこに存在しているのか?」「なぜメカ生命体なのか?」といったところを感じさせる内容を予定しているのでぜひアニメを楽しみにしていただきたい。
 
——それは凄く気になります!今から新シリーズが楽しみです。
 
平位:
さらに、コロコロさんで連載する「ゾイドワイルド2」は「ゾイドワイルド」よりも未来のお話ですね。
 
それで、どちらも主人公機が“ビーストライガー”なんですけど、より多面展開になるのでいろんな形で『ゾイドワイルド』を楽しんでいただければともいます。
 
——アニメが過去のお話、まんがが未来のお話ということですが、主人公ゾイドである“ビーストライガー”は“ワイルドライガー”とはどういう繋がりがありますか?
 
平位:
進化した姿とか、子孫であるとかの設定はしていなくて、それぞれが違う時代、環境に適応した姿になった形ですね。
 
——ライオン種ではあるけど、住んでいた環境に適応してそれぞれが“進化した姿”という感じでしょうか?

▲『ゾイドワイルド』の
“ワイルドライガー”
▲『ゾイドワイルド』新シリーズの
“ビーストライガー”

平位:
そうですね。
 
——『ゾイドワイルド』で出てきたゾイドが、アニメやまんがで違った姿で登場することはありますか?
 
平位:
アニメに関して、ほぼほぼ出ます。それらがカスタム機として出てくる予定ですね。なので、それをみて自分でキットを改造して再現して楽しめるようになっています。
 
——新シリーズに入って、一番意識して変化させた部分はありますか?
 
平位:
1年目から2年目に変化したところは、玩具としては「改造」というのが大きなテーマになります。
 
ゾイドを改造して遊ぶことを念頭にしてキットを作っていますね。例えば、武器だったり兵器を取り付けて「自分だけのゾイド」を作ってもらう。
 
それをイメージした時、銃器などはゆるがないかっこよさがあるので、それが自然的に組み込まれていますね。
 
——新シリーズの主人公がアニメ、まんがともに「改造が得意」というのも一つの要素なんですね。
 
平位:
そうですね。

▲まんが『ゾイドワイルド2』主人公、獣機カイ。鋼鉄の腕やデカイ工具など「改造」を意識した姿だ。

——いろんなバリエーションの“ビーストライガー”が見られるのでしょうか?
 
平位:
いろんな局面で、状況に応じて様々な改造がされたりします。
 
他のゾイドも含めて、作品全体で「ゾイドのいろんなバリエーション」が見られると思います。カラーリングであったり、武装であったり、その部分をすごく楽しみにしていただきたいです。
 
それをぜひキットで再現して欲しいですね。
 
——1年目と2年目で会議などで、ゾイドのモチーフの変化はありましたか?
 
片山 周(以下、片山):
どのゾイドも1年目とは違い明確な『武器』が付いているのが、一つのポイントです。
 
兵器ゾイドなら外付けのキャノンがあったり、ビーストライガーで言えば爪が2段で飛び出すなど、「明確な武器」が見えているところが大きな違いです。
 
また、アーマーについている武器を取り付けるためのハードポイントが増えて、よりシステマチックになっているところも明確な変化です。
 
——より闘争本能むき出し、というイメージでしょうか?
 
片山:
デザイン自体は、進化ゾイドはより野生的に、兵器ゾイドはよりメカメカしくしています。
 

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