コロコロコミック500号記念企画!! 歴代編集長リレーインタビュー第2回【1985〜1987】2代目編集長/福島征英

コロコロ魂がつないだ3人の編集長の物語

——(取材冒頭)当時のコロコロと比較できるように、最新号のコロコロをお持ちしました。
 
変わったよね、ずいぶんね。今、孫が小学生なんだけど、大好きで買ってるんだよ。うちに来ると、必ずコロコロを片手に持ってる(笑)。
 

——え!? お孫さんは、福島さんが2代目編集長ということはご存知ですか?
 
どうだろう。昔コロコロをつくっていたことがあるんだ、とは言ったことがあるけど。
 
——お孫さんからしたら、めちゃくちゃ自慢のおじいちゃんじゃないですか!! 福島さんが今のコロコロで知っている作品はありますか?
 
『ドラえもん』だろ。あと、『スーパーマリオくん』(沢田ユキオ先生)もずっとやってるね。あ、あと、これ。『でんぢゃらすじーさん』(曽山一寿先生)。発想がすごいよな。こういう漫画が出てきたっていうことに驚いたよね、本当に。(じーさんのページをめくりながら)……はっはっは!
 
——佐上さん(=サガミネーターこと佐上靖之/7代目編集長)も、校了の時にじーさんを読むのが楽しみだったと言っていました! 実は、その佐上さんが「福島さんは、おれの師匠だから。くれぐれもヨロシク!」と言っていたんです。佐上さんとの思い出を教えてください。
 
佐上くんは、おれが『てれびくん』編集部にいた時に、新入社員として入ってきた。そこで一緒に仕事をしたんだ。
 
彼はね、やり手だったのを覚えてる。応募者全員サービスか何かは忘れてしまったけど、てれびくん限定で、スーパー戦隊のビデオをつくったんだ。佐上くんの担当でね。その出来栄えが見事だった。でも、予算がオーバーしてさ(笑)。小学館の宣伝部か広告部の人に怒られてしまったんだな。
 
でも、おれは佐上くんを怒れなかった。なぜなら、本当に見事な映像だったから。あれだけすばらしいものをつくって、子どもがよろこぶんだから、いいじゃないかと。この考え方は、会社員としては失格かもしれないけどね。
 
——先日、佐上さんに取材したのですが、福島さんのその考え方は、佐上さんに受け継がれているように思います。そして、だからこそ、師匠と仰いでいるのだろうなと。もしかすると、サングラス姿も福島さんをリスペクトしているのではないかというウワサも……(笑)。
 
えぇ、佐上くんがサングラスしてるの?
 

▲サガミネーターこと7代目編集長/佐上氏のインタビューは近日公開予定!

——サングラス姿が、ターミネーターならぬ“サガミネーター”というニックネームになったくらいです! 福島さんにとっても、忘れられない上司はいますか?
 
ああ、それなら千葉さんだな。おれが小学館に入社して、最初に『小学五年生』の編集部に配属された時さ、千葉さんが「5年ぶりに新人が来た!」って、大喜びしてくれたんだよね。ビックリしたよ、本当。そんな風によろこんでくれる先輩、なかなかいないじゃない。もうさ、とにかく明るいんだ。千葉さんは明るいんだよ。それがすてきだった。
 
先輩風を吹かせるでもなく、おれの存在を歓迎してくれてさ。社会に出たばかりのおれが、千葉さんのお陰でどれだけ安心できたことか。
 
——そんな千葉さんから、コロコロ編集長のバトンを受け継いだのですね。ちなみに、平山さんはどのような印象でしたか?
 
各学年誌のウルトラマンの担当者で、絵本をつくったことがあるんだ。平山くんのつくったものは、ウルトラマンが怪獣に倒されてしまうというストーリーだった。その時、平山くんが付けたタイトルかキャッチコピーが「しんじゃいやだ、ウルトラマン」——いいコピーだ。センスがあるな、と思った。今でも覚えているからね。才能があるし、何より本づくりに熱心な編集者だね。
 
——そういう二人が立ち上げたコロコロだからこそ、仕事への思いもひとしおだったのでしょうね。
 
本当にそうだね。そうだと思う。二人がつくった雑誌だからかな、周りの編集部員にも恵まれていたよ。100万部という数字はさ、結局、チームワークがよかったんだよね。柱となる漫画やホビー・ゲームもたくさんあったし。先生方、メーカーさん、編集部全員の力で出せた数字なんだと思う。
 

▲『コロコロ創刊伝説』4巻より

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商品概要
『月刊コロコロコミック12月号』
発売日:11月15日(金)ごろ
特別定価:600円(税込)