【#コロコロ500号】42年の歴史を詰め込んだ『コロコロ500号記念大年表』公開 第8弾!!(2012年〜2016年)

2013年(平成25年)第417号~第428号

■トピックス:「妖怪ウォッチ」登場!
「イナズマイレブン」、「ダンボール戦機」に続く、コロコロコミック×レベルファイブプロジェクト第3弾として、7月に「妖怪ウォッチ」が発売。これに「パズドラZ」(ガンホー・オンライン・エンターテイメント)にガンプラが加わり、誌面はさながら“ホビー戦国時代”といった様相を呈する1年となります。

▲2013年11月号表紙

■主な人気マンガ
1月号~「妖怪ウォッチ」小西紀行、原作・監修:レベルファイブ
2月号~「映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館」むぎわらしんたろう、原作:藤子・F・不二雄、「ペンギンの問題+」永井ゆうじ
4月号~「ダンボール戦機ウォーズ」藤異秀明、「ストーリー・オブ・デュエルマスターズ」伊原しげかつ
5月号~「劇場版ポケットモンスターBW 神速のゲノセクトミュウツー覚醒」井上桃太
8月号~「トマト目玉」出水ぽすか
9月号~「とびだせ どうぶつの森」コーヘー、「団地ともお 4コマ公園」まえだくん、原作:小田扉、「パズドラZ」井上桃太(読切)
10月号~「ぷにゅぷにゅ勇者ミャメミャメ」かしもとまなヴ
11月号~「ポケットモンスターXY ポケモン竜王伝序章 メガガクリアス物語」石井敬士、「ヒーローバンク」伊原しげかつ、「ガンダムビルドファイターズ プラモダイバーキット&ビルト」河本けもん
12月号~「パズドラZ」井上桃太
 
1月号より連載開始された「妖怪ウォッチ」はゲームのコミカライズで、小学生の天野ケータと妖怪のジバニャン、妖怪執事ウィスパーらが繰り広げるドタバタを描くギャグマンガ。徐々に人気を上げていき、11月号でついに表紙トップに躍り出ます。ちなみにジバニャンはドラえもん以外で表紙を飾った猫キャラクターになります。
 
「パズドラZ」は、ドラゴンテイマーになることを夢見る少年・ゼットが、チビドラゴンのシロップとともに悪の組織パラドックスに立ち向かう大冒険マンガ。2016年5月号からは新作「パズドラクロス」発売タイミングで同タイトルの続編が掲載されています。
 
そして、猫キャラ主人公は「妖怪ウォッチ」だけでなく、この年、もう1匹! 樫本学ヴ先生が「かしもとまなヴ」名義で執筆した、ひさびさのギャグマンガ「ぷにゅぷにゅ勇者ミャメミャメ」は、RPG世界を舞台に猫の勇者ミャメミャメが、王女オッパ・イプルンとともに、魔王デカチンデス征伐の旅に出発する……と、あらすじを紹介するだけで、そのお下劣ギャグワールドを想像できるのではないでしょうか。
 
また、「DUEL JACK」の伊原しげかつ先生によるデュエマ新作「ストーリー・オブ・デュエルマスターズ」がスタート。エピソードシリーズを元にしたストーリーで、「デュエマ・ワールド編」「鬼丸覇王伝編」「アウトレイジ編」の3部作が描かれています。
 
そして、「ビッグコミックスピリッツ」の人気作「団地ともお」がアニメ化タイミングで、コロコロでスピンオフ連載を開始(画:まえだくん)。8月号に付録された「ホラコロコミック」は、恐怖色の強いコロコロ人気作番外編を掲載する別冊付録で、なかでも出水ぽすか先生による読切「トマト目玉」は2010年代のコロコロトラウマ・マンガとして名高い傑作です!!

▲「妖怪ウォッチ」小西紀行先生
▲「パズドラZ」井上桃太先生
▲「ぷにゅぷにゅ勇者 ミャメミャメ」かしもとまなヴ先生

■主なホビー: 「妖怪ウォッチ」、「パズドラZ」
やはり、ニンテンドー3DSソフト。「妖怪ウォッチ」は、ソフト発売前からマンガ連載されていただけにコロコロ読者の期待値の高く、発売後もラスボスに至るまでたっぷりと攻略特集が続いていきます。
「パズドラZ」は、スマートフォン用のパズルRPGゲーム「パズル&ドラゴンズ」(2012年)をニンテンドー3DS移植したもの。コロコロ(や「おはスタ」)ではゲーム開発者・ゴールド高原が登場し、「10級 4個ボンバー」「8級 ランダムトリック」といったパズルテクニックが上達する必殺技を伝授しています。
 
アーケードホビーでは、「獣」「術」「弾」の3種アイテムをカスタムすることでオリジナルの銃を作れるガンアクションゲーム「友情装着!ブットバースト」(バンダイナムコ)、4人同時に遊べることが新しかったウルトラ怪獣のカードゲーム「大怪獣ラッシュ ウルトラマンフロンティア」(バンダイ)など新機軸が打ち出されたゲームを特集しています。

▲妖怪ウォッチ特集記事
▲パズドラZ特集記事

■2013年の出来事
第3回WBC開催。侍ジャパンは準決勝で敗退し、3連覇ならず
バイオの悪ふざけ炎上ツイート
ゆるキャラ・ふなっしーが大人気に
リアル脱出ゲームブーム起こる
『半沢直樹』、『あまちゃん』が話題のドラマに
流行語に「お・も・て・な・し」、「今でしょ!」
 
■コロコロトリビア:コロコロでガンプラマンガ!
2007年に休刊した類似ライバル誌の発行部数を伸ばしたのがガンプラマンガ。ガンダムは類似ライバル誌の“看板”であり、ガンプラマンガは“お家芸”でした。それがコロコロで始まったのです!
 
11月号よりスタートした「ガンダムビルドファイターズ プラモダイバーキット&ビルト」(河本けもん)は、遊びの天才・天神キットと、ガンプラエリートだった幽霊の館山ビルトのコンビがガンプラバトルを戦っていくという、アニメ「ガンダムビルドファイターズ」の世界観をベースにコロコロオリジナルストーリーが展開する外伝的作品でした。
 
類似ライバル誌のガンプラマンガでは完全武装タイプのガンダム、武者鎧姿のガンダムといった改造ガンプラが登場しましたが、本作でもオリジナリティあふれた改造ガンプラがたくさん登場します。なかでも個性的なのが、暴走族をイメージしたバッドテイストなガンダム「ブッチギリアストレイ」。バイクに乗りながらトゲ付き金棒を振り回す技「カチアゲスマッシュ」も最高です!

▲「プラモダイバー キット&ビルト」河本けもん先生