『のび太の新恐竜』キャストインタビュー のび太役/大原めぐみさん 「『新恐竜』と聞いて思い浮かんだのは、あの子でした」


 
8/7(金)に公開される『映画ドラえもん のび太の新恐竜』のメインキャスト5名にインタビュー! 今回は、のび太を演じる大原めぐみさんだ!!!!  15年前のキャスト交代時の記事が載ったコロコロを持参して、みなさんに現在までの変化や感想を聞いてきた! コロコロだけのオリジナル記事だぞ!! もちろん、映画の見どころも教えてくれたので、1文字も逃さずに読んでほしい!!!!
 

15年経って、小学館の方に言われたこと

——『映画ドラえもん のび太の新恐竜』は、大原さんをはじめとする新キャストの方々にとって15周年の節目となる作品です! 新キャスト初の劇場版『ドラえもん のび太の恐竜2006』の頃と比べて、どのような変化がありましたか?
 
試写室で、久々にお会いした小学館の方の第一声が「声が出てたね」だったんです。なので、15年前と比べたら声が出るようになったのかなって。技術的な部分を含めて、のび太くんとのシンクロ率は格段に上がったと思います。
 
——ななななな、なんて失礼なことを大原さんに!!! (上司なので、心のなかで)「コラ!!!!!」と言っておきます。シンクロする感覚は、どのようなときに感じますか?
 
今回の映画では、双子の恐竜を親同然に育てるのび太くんと、2児の母である自分の心境が重なりました。自分の子どもが困難に立ち向かっているとき、親って見守るか応援してあげることしかできないんですよね。そんなのび太くんのもどかしさが、すごくシンクロして、演技にも生きたと思います。劇中、親(=のび太くん)も完璧じゃなくていいんだよというメッセージが伝わってきたとき、親としての私はとても励まされる気持ちにもなりました。
 

——恐竜の親としてののび太、一人の人間としてののび太の成長を目にして、3回泣きました……!
 
ミスチルの歌詞も、すごくシーンと合っていますよね。鳥肌が立ちました。
 
——わかります! 絶対にカラオケで歌おうって思いましたもん!!!
 
あはは、私も歌おう(笑)。
 

▲キューとミューの親としての、のび太の成長に注目だ!
 

日本中から勇気をもらっています

——今回、『映画ドラえもん のび太の新恐竜』というタイトルを聞いたとき、どのような印象を抱きましたか?
 
パッと思い浮かんだのは、やっぱり『ドラえもん のび太の恐竜2006』でした。今回は、どんなお話になるんだろうって。2006に出てきた恐竜たちも出てくるのかな、とかですね。
 

——大原さんが一番好きな恐竜はなんですか?
 
フタバスズキリュウ……2006に登場したピー助です。のび太くんが最初に出会った恐竜で、共に成長した(のび太くんにとっての)子どもでもあり、仲間でもある存在なので。
 
——のび太を演じてきた約15年間で、どんなことが印象に残っていますか?
 
いただいたお手紙やメッセージに「いつも楽しく拝見しています」「元気をもらっています」と書かれていて、日本中の人に勇気を与えられる作品に関わらせてもらっているんだなと感じるようになりました。同時に、『ドラえもん』って本当にすごいんだなって。メッセージを読むと、逆に、私のほうが元気と勇気をもらっています。
 
私も子どもの頃に『ドラえもん』を見ることで、たくさんの夢と希望と憧れを持たせてもらっていたので、自分がそんな作品に携わっていることが、まさに夢のようで。“使命感”と言うと重たく聞こえますけど、気張り過ぎずに、みなさんの心に残るものを届けられたらいいなという思いでいます。
 

キャスト陣&コロコロ読者へメッセージ!

——15年間、一緒に歩んできたキャスト陣のみなさんに、今だからこそ伝えたいことはありますか?
 
私、テレビアニメのデビュー作が『ドラえもん』なんです。だから、みなさんにはとっても支えてもらいました。最初の頃は、しょっちゅう喉の調子を崩していましたが、みなさん心配して、うがい薬や栄養ドリンクを差し入れてくださったりして。「何かつまずいたときには、いつでも電話してきていいよ」とも言ってもらいました。そういった、これまでのすべてが私のパワーになっています。感謝しかありません。
 
——最後に、コロコロコミックの読者へメッセージをお願いします!
 
愛と勇気と優しさがたくさん詰まった感動ストーリーです。私自身、劇中でのび太くんが、あるキャラに助けられるシーンでスーッと涙が出てきました。心がいっぱい動くと思いますので、ぜひ映画館へお越しください!
 

『映画ドラえもん のび太の新恐竜』
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作品概要
『映画ドラえもん のび太の新恐竜』
■公開日:2020年8月7日(金)
■公式サイト:
https://doraeiga.com/2020/

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