バス釣りブームを牽引したコロコロ名作まんががヒントに!? 『釣りグミ』発売決定開発者スペシャルインタビュー!!(後編)


“釣り”をモチーフにした最新エンタメ菓子『魚ギョッと釣りグミ』(以下、『釣りグミ』)が、本日2020年3月16日(月)バンダイから発売決定!
 
お菓子だからとあなどるなかれ! 緻密に計算され、開発者の情熱が込められた、大ヒット間違なしの商品となっている。
 
そんな発表されたばかりの『釣りグミ』に関して、商品開発を手掛けたバンダイの片野裕太チーフに最速インタビューを実施!
 
後編では、『釣りグミ』の面白さや開発秘話をお届け!! 実はコロコロの名作釣りまんががキーポイントだった……!?

人物紹介
株式会社バンダイ
キャンディ事業部菓子事業チーム
チーフ
 
片野 裕太

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トレーからグミを剥がす
その瞬間が一番楽しい!?

――満を持して発表された最新菓子『釣りグミ』ですが、こちらはどういった商品なんでしょうか?
 簡単に言うと、グミで”釣り”を追体験できる、エンターテインメントとお菓子をかけ合わせた”エンタメ菓子”です。魚を釣り上げる感じで、トレーからグミをぐいっと引っ張り上げます。
 
 シークレットを含む全8種類あり、それぞれ釣れる魚やグミの形が異なるのもポイントです。また、難易度の要素もあり、一回で引っ張り上げるのが難しいものも用意しています。これがですね、意外と途中でブチッと切れてしまうので、挑戦し甲斐があるんですよ。
 

 
――なぜ『キャラパキ』シリーズではなく、新商品のグミに挑戦したのでしょうか?
 『キャラパキ』のヒットを受けて、会社が「”エンタメ菓子”をもっとやっていこう」という方針になりました。そこで、チョコレートと対をなす子どもに人気のお菓子であるグミで何かやりたいと考えたんです。
 
 これまでバンダイが発売してきたグミは、ほぼキャラクター型のトレーにグミが入っているものでした。商品自体は安定した人気があるのですが、では、具体的にどういった部分が好まれているのか調べてみたんです。すると、”トレーからグミを剥がす瞬間”という声が結構ありまして。
 
――分かります! あの瞬間って、なぜか楽しく感じます。
 意外と剥がしにくいところもあり、綺麗に取れると嬉しいですよね(笑)。今回の新商品では、そんな”トレーからグミを剥がす瞬間”をエンターテインメントに転化できないかなと思って作り始めました。
 
 そして、グミを剥がす行為は、竿で魚を釣り上げる要素と似ているなと気付いたんです。グミを釣り上げる、という表現だとイメージしやすいかもしれませんね。そこに気付いてから、本格的に”釣り”の遊び要素を含む、まったく新しいグミの開発が進んでいきました。
 

 
――新たな商品開発で苦労された点は?
 実際、かなり試行錯誤を繰り返しました。グミのメーカーさんには、「こんなグミ、作るのが大変だからやりたくない」とも言われたんですよ。
 
――おおう……序盤から前途多難だったんですね。具体的にどの部分が大変だったのですか?
 『釣りグミ』のグミは、魚の部分がオレンジ、糸の部分がソーダになっていて、すべてひとつに繋がっています。その2色を組み合わせて1本のグミにすること自体、初の試みだったんですよ。完成した今は綺麗にできていますが、ここに至るまで本当に大変でした。
 

 
 例えば、全8種類あるグミの重量を全部均一にしなければいけないとか……。
 
――え、それぞれ形も長さが違うのに!?
 そうなんです。全8種類すべて54gに統一しています。トレーに入る体積を求めて、それぞれ大きさを調整しました。しかも、オレンジとソーダの使用量は1:1なんですよ。
 
――ええ!? 気づきませんでした。そこまで緻密に計算されているんですね……!!
 色が滲んでしまうなど、色々と問題もありましたが、最終的には良いものができました。周りからは「よく完成できたね」と言われましたよ(笑)。
 

 
――聞いてるだけで苦労と熱意が伝わってきます。
 じつは細かなところもこだわっていて、色分けしていない部分に貝殻やヒトデなどが描かれています。ときには長靴があったりとか。ぜひ探してみてください。
 
 と、言いながら、やっぱり一番は”グミで釣りの追体験を楽しんでほしい”ことに尽きますけどね!!
 

 

名作まんが『グランダー武蔵』が
開発のヒントに!

――パッケージに描かれている魚がとてもリアルですが、こちらのこだわりについて聞かせてください。
 じつはかなり悩んだ部分なんです。図鑑に出てくるようなリアルな魚にするか、それともデフォルメしてキャラクター性の強いものにするか。その時、思い浮かんだのが、かつてコロコロさんで連載されていた釣りまんが『スーパーフィッシング グランダー武蔵』(てしろぎたかし先生)でした。
 

 
――まさかのコロコロ作品から!?
 嘘みたいな話ですが、本当なんです! 『グランダー武蔵』が本当に好きで、全巻持っていました。あの作品に出てくる魚って、本当にリアルなんですよね。そこが子ども心をくすぐる部分だったと思うんですよ。だから『釣りグミ』もリアルな感じにしようと決めました。
 
――ちなみにですが、3月15日発売のコロコロアニキ春号で『グランダー武蔵』が復活します。
 え、本当ですか? めちゃくちゃ嬉しいんですけど! 絶対読みます! これでまた釣りブームが来たら『釣りグミ』も安泰に……!!
 
――片野さん自身のことについて聞かせて下さい。もともと子どもの頃からお菓子は好きだったんですか?
 スナックやチョコなどのジャンルを問わず、とにかく美味しいお菓子が好きで、よく食べていました。面白さでいうと知育菓子の『ねるねるねるね』のような、実験ができるものが好きでしたね。
 

 
――エンタメ菓子の開発で心がけていることは?
 誰でも体験できて、みんなが楽しいと思うものもアイディアとして出すようにしてます。マニアックな遊びよりも、釣りなどの誰もが知ってる遊びを取り入れることで、多くのお客さんに関心を持ってもらえると考えています。
 
――お菓子としてのこだわりは?
 大手お菓子メーカーの商品とは違う、”面白そう・楽しそう”など部分を含むことが一番のポイントだと思っています。バランス的にはエンターテインメント部分を70%、味に30%くらいの割合で力を費やすようにしています。ただ、お菓子を食べてくれたお客さんに「美味しかったからもう一回買いたい」と思って頂けるように、味の追求は常にしていますので!
 
――開発のヒントになるようなコンテンツやエンターテインメントはありますか?
 最近はYouTubeですね。子供向けの商品を紹介する動画っていっぱいあるじゃないですか。それを見ていると、開発者が”ウリ”だと思っているところには一切触れず、まったく違うところを賞賛していたりするんですよ。
 
 そこがすごく参考になるんです。「なるほど、こういうところが気にいるのか」と。それを今後の商品開発に活かして、ポイントとなる部分を強化すれば良いものが生まれるんじゃないかなと思っています。
 
――今後、コストや様々な柵を一切無視した場合、どんなお菓子を扱ってみたいですか?
 ポテトチップスなどのスナック系ですね。大手メーカーが強いですが、市場自体がすごく広くて、とても魅力的です。いつか挑戦してみたいです!
 
――最後に、記事を読んでくれた方に一言お願いします。
 ワクワクしながら『釣りグミ』を楽しんでほしいです。お菓子を通じてワクワクしてもらうことが、私にとって一番嬉しいことなので。上手く一発でグミを引き剥がせるか、ぜひチャレンジしてみてください。
 
――ありがとうございました!
 

 

『魚ギョッと釣りグミ』は3月16日(月)発売予定!
ぜひチャレンジを!!

 

商品概要
『魚ギョッと釣りグミ』
■メーカー希望小売価格:60円
■発売日:2020年3月16日(月)
■売場:全国量販店の菓子売場等
■公式HP:https://www.bandai.co.jp/candy/products/2020/4549660424024000.html