【スプラトゥーン】トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!! あとばる×Nうら うらちゃん♪が語る関東地区大会DAY2~4~

トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!!
【あとばる×Nうら うらちゃん♪ 第4回】

あとばる×Nうら うらちゃん♪ 対談の4回目!
 
今回は「第5回 スプラトゥーン甲子園 関東地区大会 DAY2」の決勝戦の振り返りと、『スプラトゥーン』が上手くなるためのコツについて聞いていくぞ。
 
「第5回スプラトゥーン甲子園」関東地区大会 DAY2

 
Nうら うらちゃん♪選手が所属するどんぐりーずが優勝した「第5回 スプラトゥーン甲子園 関東地区大会 DAY2」は上の動画で見ることができるぞ。
 

あとばる
驚異的なエイム力を持つカリスマプレーヤー。「第2回スプラトゥーン甲子園」では、不利な状況から相手を次々と倒す神がかり的なプレーを連発し、優勝に大きく貢献。H3リールガンの名手としても知られ、彼の影響でH3リールガンを使い始めたプレーヤーも多いとか。おもな実績は「第2回スプラトゥーン甲子園」優勝、「第4回スプラトゥ-ン甲子園オンライン代表決定トーナメント」優勝など。チーム・カラマリ所属。
Nうら うらちゃん♪
正確なエイムと相手のフイを突く立ち回りで、鮮やかに敵を倒す『スプラトゥーン』屈指のブラスター使い。「第5回スプラトゥーン甲子園」関東地区大会DAY2でもホットブラスターカスタムをメインで使用。塗り勝負のナワバリにおいてブラスターは不利とされながらも、ここ一番でしっかりとキルを取る見事な活躍でチームを優勝に導いた。本番での勝負強さにも定評があり、全国決勝大会でも大いに活躍が期待できるプレーヤーだ。

 

1本先制されても焦りはなかった

――決勝の1本目はザトウマーケットでした。試合は接戦の末、負けてしまったわけですけど、チームの動きとしては悪くなかった感じでした。
Nうら:そうですね。ラストでローラーにやられていなければ、こちらが勝っていた試合かなと思います。打開も別に失敗したわけじゃなくて、ちょっと遅くて間に合わなかったという感じでしたし、あと3秒あれば全然塗り返せていたと思うし。
 なので、1本目を負けはしたけど、そんなに焦ってなくて「打開はしっかりできていたから大丈夫」ってすぐに気持ちを切り替えて2本目に臨むことができました。
 


▲決勝の相手のインクフィクションはローラーを軸にした編成のチーム。並みいる強豪を破って決勝に進んだきただけあって、その実力は本物だ。
(第5回 スプラトゥーン甲子園 関東地区大会 DAY2  6:59:07より引用)

 
――1本先制されても気持ち的には落ち着いていた?
Nうら:そうですね。もちろん強かったし、相手のローラーにやられることも多かったんですけど、逆に自分がそれを返すくらいのプレーをすれば勝てるなって感触もあったので、「次はいける」という気持ちでした。
 
――その2本目はコンブトラックでした。準決勝のコンブトラックでは、みけ選手がN-ZAP85を持っていたんですけど、ここではシャープマーカーネオにブキを持ち替えました。ここで持ち替えた理由はなんだったんですか?
Nうら:塗りで勝とうということで変えました。最後にボムピッチャーを2枚吐けば勝てるだろうと。
 
――それで塗りの強いシャープマーカーに替えたと。
Nうら:ローラー対策としてN-ZAP85のインクアーマーというのもいいんですけど、もともとはボムピッチャーでやっていたので、この試合ではその形にしました。
 
――そうなんですね。試合は中盤までは相手の方が押していたかなという展開でした。
Nうら:若干、押されていた感はありましたね。
 
――それで残り40秒くらいから巻き返してという展開だったんですけど、途中で焦ったりしませんでした?
Nうら:まったくなかったですね。確かにやや押されているけど、わりと自分のキルも入っているし、ラスト30秒くらいで自分が相手を倒して人数有利をつくれば勝てるというのがあって。
 
――確かに動きを見ていても、焦らずじっくり立ち回っていたのですごいなと思ってたんですね。ただ、途中でNうら選手がジェットパックを発動した瞬間、相手に落とされたシーンがあったじゃないですか。
Nうら:あの場面は「うわ、やっちゃった!」とはなりましたね(笑)。けっこう、あの場所でセンプクしていい感じだったのにと思って。
 


▲センプクからうまく相手を倒していたNうら選手だが、ジェットパックを発動した瞬間、返り討ちに……。両チームが激しくキルを取り合う大激戦となった。
(第5回 スプラトゥーン甲子園 関東地区大会 DAY2  7:06:00より引用)

 
――あの場面でもそこまで焦ったりはしなかった?
Nうら:焦りってほどではないですね。逆に左から相手のキャンピングシェルターが来るのがわかっていて、自分はキャンピングシェルターの処理がわりと得意な方なので、そこをしっかりと自分が倒せば大丈夫かなと。
 
――実際、残り40秒くらいに左の通路で、Nうら選手が相手のキャンピングシェルターを含めた2人を倒して、これが勝利に大きく流れを引き寄せることになりました。
Nうら:そうですね。これで左も自分たちが押さえたし、中央の塗りも圧倒できるというので、まあ大丈夫だろうと思いましたね。
 


▲Nうら選手が相討ちになりながら左通路で相手を2人倒したシーン。ここがこの試合の勝敗を分ける大きなポイントになった。
(第5回 スプラトゥーン甲子園 関東地区大会 DAY2  7:06:55より引用)

 
――そして3本目はエンガワ河川敷でした。最後の最後で、Nうら選手のメインであるホットブラスターカスタムと相性が悪いステージが来て、L3リールガンに持ち替えることになったわけですけど、やっぱりちょっと嫌だなという気持ちもあった?
Nうら:ちょっとありましたね。やっぱり自分が一番自信があるのはホットブラスターカスタムなので、それが使えないとなると決勝の最後の1-1の状況でこれを出すのかってのはありましたけど……でも、(L3リールガンのスペシャルである)ジェットパックは得意なので、まあなんとかなるとは思っていましたね。
 
――試合では残り20秒を切ったところで、Nうら選手がその得意のジェットパックで相手を2人倒した場面がありました。これがこの試合の勝敗を決定付けたポイントになりました。
Nうら:あそこでダイナモローラーが自分を狩りに来たんですけど、相手が出る前に自分が直撃を当てることができて。あこで自分がやられていたら負けていたんですけど、なんとか直撃を当てることができて人数有利を作れたし、味方のナイスダマも溜まっていたので、状況的にもこれで勝てたかなと。
 


▲(第5回 スプラトゥーン甲子園 関東地区大会 DAY2  7:13:35より引用)

 
――この決勝もそうですけど、全試合を通じて、要所でしっかりNうら選手が相手を倒している場面がすごく多かったですよね。「本番の方が自分は強い」とおっしゃっていましたけど、実際そうなんだろうなという活躍でした。
Nうら:そうですね。練習よりも全然キルが取れていたし、我ながらいい動きができたなって(笑)。
 
――あとばる選手は、Nうら選手の今大会でも活躍ぶりをふどう見ましたか?
あとばる:本番の方が強いというか、もともとそれが実力なんじゃないかな。
Nうら:そうなんですかね。
あとばる:なんていうか、「自分の実力以上は出せない」と僕は思っていて。普段よりも高い実力が出せているんじゃなくて、もともとそのくらいの実力で、むしろ練習のときはそれが出しきれていないということなのかなと。なんにしても本番で実力を出せるというのは、選手として大きな強みですよね。
 
――あとばる選手としてはうらやましい面もある?
あとばる:そうですね。その辺、うまくコントロールできればいいんでしょうけど、もともと持っている性格とかって話だと思うんで。できれば、その才能を分けて欲しい(笑)。
 

自分のプレーを反省することが上達につながる!

――Nうら選手は去年の甲子園も別のチームで地区大会を優勝して全国に進みました。2年連続で地区大会優勝ということで、今回はまた気分的にも違うと思うんですけど、改めて優勝してみての感想はいかがですか?
Nうら:ブラスターというナワバリではなかなかいないブキで優勝できて、新しい時代をちょっと作れたのかなみたいな。ナワバリって、けっこう決まった編成が多かったじゃないですか。
 L3リールガンが2枚がいて、後衛はエクスプロッシャーかチャージャーで、前衛はバケットスロッシャーみたいな。そんな中でブラスターを持って優勝できて、塗りが強くなくてナワバリで居場所がないブキを使っている人とかもモチベーションが上がってくれたかなって。
 
――ちょっと失礼な言い方ですけど、ブラスター入りのチームが優勝するとは想像していなかった。さすがに厳しいだろうと。
Nうら:たぶん、誰も思っていなかったと思います。
 
――優勝を狙うチームは入れてこないだろうと思っていたんですよ。
Nうら:そうですね。やっぱり本気でやるならもっと強いブキを持った方が勝てるんじゃないとは思ったんですけど、そこは自分がずっと使ってきただけあって、けっこういい形の仕事ができたなって感じでした。
 


▲「塗りの弱いブラスターはナワバリに向かない」という常識を覆し、見事に優勝。全国決勝大会でも旋風を巻き起こすか注目だ!
(第5回 スプラトゥーン甲子園 関東地区大会 DAY2  7:28:40より引用)

 
――ナワバリに限らず『スプラトゥーン』が上手くなるために、Nうら選手はどんなことを意識しながらプレーしていくことが必要だと思いますか?
Nうら:ガチマッチとか対抗戦中に自分のいけない動きを探して、「ここがダメだった」と思ったらそこを次は修正していくことですね。動画撮影の環境が整ってからは、自分のプレーを録画して見返すようにして、ここの場面はこうした方がよかったって改善点を探したりとか。
 全部、結果論になっちゃうんですけど、やっぱりそういった復習をしておくと、いろいろ見えてくるものがあるんですよ。ここを無理に行ったのがダメだったから、次に同じ場面が来たらいったん退こうとか。そういうのをめちゃ研究しましたね。
 
――なるほど。たとえば、こういう動きをしたときは、こういう結果になったということが自分の中でわかっていれば、同じ失敗を繰り返しにくくなる。
Nうら:そうですね。局面ごとに「なにをしたらダメで、なにをすれば勝てるのか」というのがわかっていけば、おのずと上達できると思うんですね。ただガチマッチをたくさんやってもエイムは良くなるかもしれないですけど、動きとして良くなるかって言われたら、そんなに良くなっていかないと思うんですよ。
 練習は時間よりも質の方が大事だと思っていて。本当に一本一本をどれだけ内容のある試合にできるかみたいな。試合の中での反省点をちゃんとわかっていればそれはプラスになるから、やみくもにやるのではなく毎試合、反省と改善を繰り返すことが大事ですね。
 

【今回のまとめ】
・撮影環境があるなら自分のプレーを録画して見返そう!
・練習は時間よりも質の方が大事!
・試合ごとに反省点を見つけて改善することが上達のコツ!

 
次回も引き続き、あとばる選手とNうら選手の対談をお届け。全国決勝大会への意気込みなどを聞いていくぞ!
 

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次回は5/19(火)更新!!