【パズドラ】『大塚角満のモンスター美術館』第64回 謎の降臨モンスター「チィリン」!!!!


 

第64回「チィリン」

公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
前回に続いて、現在スタミナゼロで挑戦できる降臨モンスターから“チィリン”を特集!
 

▲七星の避邪姫・チィリン

 
今年の5月はパズドラで、“特別企画!5月もお家でエンジョイイベント!!”と題した、
じつにユーザーフレンドリーな企画が実施されている。
これは、とくに明言されていないが、新型コロナウイルスの影響で自宅待機や在宅勤務、休業を余儀なくされている人が増えていることを踏まえて、「せめて、家にいる間は楽しく過ごしてほしい」という思いから企画されたものだと考える。
 
そのイベントの一環として、対象ダンジョンの消費スタミナがゼロになっているので、いつも以上にダンジョン周回に力が入っている人が多いのではなかろうか。
 
そんな消費スタミナゼロダンジョンは、5月のクエストダンジョンにも適用されている。
そこには15の降臨クエストがラインナップされているのだが……その中から今回は“チィリン”について解説したいと思う。
 
チィリンが初めて登場したのは2019年2月20日。
……そう、パズドラの7周年記念の日に堂々と降臨したというわけだ。そういう意味では、パズドラ運営サイドにとってもひときわ思い入れが強いモンスターなんだろうなと想像できる。
 
イラストを見ると進化前のチィリンは、満漢全席(まんかんぜんせき)を髣髴とさせる無数の料理を運ぶ姿がじつにかわいらしく、ポップな印象を受ける。
が、究極進化後の姿は背後に神獣を従えた凛々しい姿で描かれていて、そのギャップの大きさに当時は驚かされたものだ。
 
ではこのチィリン、いったい何がモチーフとなっているのか?
パッと見た限り、名前も、イラストも、パズドラオリジナルのモンスターなのではと思ってしまいがちだけど……?
 
そのヒントが、スキル名に隠されている。
“四神蒼聖破”とある通り、チィリンは中国神話の四神に大きく関係しているのだ。
 
じつはチィリンとは“麒麟”のこと。
中国語では麒麟を「チィリン」と発音し、これが日本における「キリン」の語源になったと言われている。それを考慮するとパズドラのチィリンのイラストは、背後の神獣は麒麟だろうし、身に付けている青い鎧にも鱗のようなものが見える。起源をたどるといろいろと答え合わせができて、思わず「さすが!」と手を叩きたくなるのでありました。
 

 
「チィリン 降臨!」などの一部のダンジョンは、5月いっぱいスタミナゼロで挑戦可能!
このチャンスにダンジョンを周回しまくろう!!
 

大塚角満(おおつか・かどまん)

1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

 

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