『マインクラフト ダンジョンズ』日記 四角い世界の冒険記#9 エンダーマン、おじさんを困らせる


 

エンダーマンの続き

“湿っぽい沼”で口を開けていた洞窟に入り、ふいに現れた黒い棒っ切れのような怪物、“エンダーマン”に遭遇して、
 
「エンダァァァアアア!!!!」
 
と、予定調和な叫び声を上げたところまで前回の記事で書いた。
 
今回はその続きである。
 

『マインクラフト ダンジョンズ』日記 四角い世界の冒険記#8 エンダァァァアアア!!

 

黒い八尺様

このエンダーマンがナニモノなのかは、本家『マインクラフト』を遊んでいる人には釈迦に説法なので、
 
「黒くて細長くて紫の目が怖い、棒状のモンスターでした」
 
という簡単な解説で済まそうかなと考えたんだけど……俺自身がまったく知らないので(アホ)、ちょっと調べてみた。
 
前回の記事で書いた通り、エンダーマンの襲来とともに画面が砂嵐のような状態になってしまうので、キレイに撮れたスクショがあまりないんだけど……↓これだったら正面のショットなのでよくわかるかな。
 

 
ね?? 俺の言った通りでしょ?? 黒くて細長い棒みたいな怪物。無表情なのが返って怖さを増しているという、オカルト映画の典型みたいなスペックを備えたモブであるよ。
 
俺はこのエンダーマンを見たとき、瞬時にネットで流布した怖い話“八尺様”を思い出した。八尺様は、白を基調とした服を着た、身の丈3メートルくらいある女の妖怪(?)で、一度でも姿を目撃すると魅入られてしまい、最終的には取り殺されるという問答無用の怖さを持っている。
 
俺は八尺様を見たことがないので、そのままエンダーマンのイメージと符合させるのもどうかと思うが(そもそも色が対照的だしな)、その細長くて無機質な姿を見た瞬間に、
 
「あ……((((;゚Д゚))) く、黒い八尺様や……((((;゚Д゚)))」
 
と直感してしまったのだから仕方がない。
 

 
要するにエンダーマンは……!
 
「な、なんだかわかんないけど、おっかねえぇぇぇええ!!」
 
というモンスターなのである。
 

究極の肉弾戦

しかし、目の前に現れた以上は、どんなにおっかなくても対抗しなければならない。
 
だってそれが……ゲームってもんだろ!!!(身も蓋もないが)
 
というわけで、エンダーマンがどれだけの戦闘力を有しているのか見当もつかなかったが、やれるだけやってみることにした。ま……なんとかなるだろ!!
 
ちなみに以下のスクショは、エンダーマンと初遭遇時に撮影したものではない。というのも、初めて会ったときはビビリすぎて撮影どころじゃなく、まともに撮れた写真が1枚もなかったから(苦笑)。
 
なので、冷静に撮影できた2回目の遭遇時のスクショで解説いたします^^;
 
画面に砂嵐が吹きすさぶ中、ユラりと現れた黒い物体……!
 

 
「えええ、エンダァァァアアア!!!」
 
や、やっぱこええよこいつ……((((;゚Д゚))) しかも、まわりに堅めのザコモブが何体かいたので、油断してるとたいへんなことになるかも……。
 

 
そこで俺は、
 
「せ、先手必勝!!!」
 
とばかりに、アーティファクトに仕込んであった“花火の矢”を装填して、エンダーマンめがけてぶっ放したのである!!
 

 
チュドドドドドンッ!!
 
このとき、俺が装備していた弓は、複数の矢を同時発射するユニークアイテムの“ハープクロスボウ”。着弾したすべての矢に花火の矢の効果が適用されるので……威力抜群なはずや!!
 
……が。
 

 
た、たいして削れてねぇぇえええ!!!www エンダーマン、かってぇぇえええ!!!www
 
けっきょく、
 

 
消えては現れ、現れては消え……というワープをくり返すエンダーマン相手に、無謀・無策な肉弾戦に(苦笑)。
 

 
ちょっと削ってはブン殴られ、危なくなったら回復し……なんていう誰でもできる脳筋対決を行った結果、ついに……!
 

 
バッシャーーーーンッ!!www
 
グレイブの強烈ななぎ払いがエンダーマンに直撃し、これが必殺の一撃に!! 見事、削り削られの殴り合いを制して“黒い八尺様”を倒したのであったw
 
以降、エンダーマンはたびたび主人公の前に現れては長時間の戦いを強い、その結果、いつもいつもロクなアイテムを落とさずに消えてゆくという嫌がらせを行っている(苦笑)。
 
でも、こういう“好敵手”に位置づけられるモンスターが配置されていると、冒険が締まるよな。強さのバランスもちょうどいいし、雰囲気は最高だし。これで……いいアイテムを落としてくれたら、言うことないんだけど!!w
 
続く。
 

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

 

『マインクラフト ダンジョンズ』日記 四角い世界の冒険記バックナンバー

▲#1 さあ、旅に出よう!

▲#2 画面の見方を覚えたい!

▲#3 エンチャントとアーティファクト

▲#4 シンプルで、奥深い世界

▲#5 ダンジョンでの流れとは?

#6 職業もクラスもないハクスラ?

▲#7 難度の目安とは?

▲#8 エンダァァァアアア!!