【あつ森】『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌 第84回 フナムシどうすんの!?


 

コミュニケーションは楽しいなあ

 
『あつ森』を長く遊んでいると、時とともに住民のどうぶつたちと仲良くなって、気付けばかな~りフランクに、いろいろなことを話すようになる。
 
たとえば、
 

 
こんな、ドキドキするようなあいさつをされたり。
 

 
サプライズなプレゼントをもらったり。
 

 
「口グセ、直したほうがいい? ナハッ」
 
なんて、心配事(?)の相談を持ちかけられたりもする。
 
そのやり取りは、学校の友だちと交わす何気ない会話のような、同僚との気軽なコミュニケーションのような、はたまた近所のおばちゃんとの立ち話のような……。何のことはない日常風景を切り取ってそのまま画面に貼り付けた感じの趣があり、どうぶつたちと話しているだけでそこはかとない安心感が漂ってくる。
 
この島には、地球温暖化もコロナ禍も恐慌もない。
 
最近、暗いニュースばかりを見ている反動か、ついつい長時間、自分の島に居座っちゃうんだよねぇ……w
 
……って、何をお通夜みたいなことを書いているんだ俺は!
 
今日のテーマは重苦しいものではなく、むしろ真逆なおバカ話なのに!!ww 自分で書きにくくしてどーする!!www
 

住民たちの依頼

 
そうそう、どうぶつたちとのコミュニケーションの話ですよ。
 
彼らと話しているとときたま、↓こんなお願いをされることはありませんか?
 

 
「あの魚(もしくは虫)を獲ってきて~~~!」
 
これですよこれ。
 
いったい何に使うのかわからんけど、
 
「ブラックバスがいますぐ欲しい!」
 
とか、
 
「カナブンが欲しくて欲しくてたまらないの!!><」
 
なんて、
 
「カナブンがいないと、私どうなっちゃうかわからない!!!」
 
と言わんばかりの勢いで懇願されるので、言われたおじさん、ただただ困惑
 
それでも、「そこまで言うなら……」ってんでターゲットの生き物をがんばって捕獲し、持って行ってあげると、
 

 
無邪気な笑顔で喜んでくれるので、ついつい、
 
「しかたねえなぁ……w 獲ってきてやるよ!」
 
ってことになるんだよねえ。
 

フナムシ!

 
そんな、ある日のこと。
 
ルナステラ島の自称・天然アイドル、アヒルのナッキーに↓こんなことを言われた。
 

 
フナムシwwwww
 
ちょっとナッキー、フナムシ獲ってきてどうすんのwww 飼う?? 生態の研究でもする?? もしくは……そのまま食べちゃうつもりか!!?w
 
まあ擬人化されているとは言え、住民たちは羽もクチバシもある立派などうぶつ。捕えた虫や魚をどうしているのかは……想像に難くないところであろう。
 
いやでも、言うに事欠いてフナムシか……w
 
海辺の岩場で大量に群れる、カサカサゴソゴソ……の小さな生き物。その姿と行動は、どの角度から見ても、どう贔屓目に評価しても、
 
“海辺のゴッキー”以外の形容を思いつかない……」
 
そういった生物なのである。
 
まあでも、ナッキーがどうしても欲しいと言ってるんだから、なんとかしてあげなければならない。それが……島民代表の辛ぇところよ。
 
と言っても、フナムシを捕獲するのは至極容易である。
 
浜にある岩場に行くとときたま、白いツブツブみたいなものがゴソゴソと動いている姿を見かける。
 

 
これがフナムシだ。
 
これ、リアルなフナムシと同様、無遠慮に近づくとクモの子を散らしたように逃げてしまうので、ちょっと離れたところで虫あみを構えてジリジリと近づき、いい感じの距離になったらAボタンを離して虫あみを振るうといい。すると……!
 

 
見事、ナッキーご執心のフナムシを捕まえられましたー!
 
ではさっそく、依頼主のナッキーに届けてあげよう。
 
しかし。
 
あろうことか肝心なときに限って、ナッキーの姿を見失ってしまった。これ、わりと頻繁にあるのだが、どうぶつたちが他の住人の家に行っていたり、または迷路のような博物館に入っていたりするとなかなか見つけられず、“一時的行方不明”になることがある。このときのナッキーがまさにそれで、俺はしばらくの間彼女を捜して島中を右往左往することになるのだ。
 
それでもどうにか、数十分後にナッキーを発見。
 
「捜させやがって……!! なんで俺が、いつまでもフナムシを持ってないといけないねん(苦笑)
 
毒づきながらも、ナッキーに依頼品を渡そうとした。
 
「ほれ! お目当てのフナムシだよ!!」
 
と。
 
しかし……w
 

 
……って、フナムシの話どこいった!!!?!?
 
なんとナッキー、俺に依頼したことなどすっかり忘れ、能天気な挨拶をくり返すのみ。彼女の口からは1ミリも、フナムシなる単語は出てこなくなったという……!
 
俺、虫かごの中で「ガサガサ……! ゴソゴソゴソ……!」と這い回る磯辺のゴッキーを眺めながら、海に向かって絶叫した。
 
「フナムシどうすんの!!!?」
 
おしまいw
 
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大塚角満(おおつか・かどまん)

1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

 

『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html

※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
© 2020 Nintendo

 

『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌バックナンバー

▲第1回
いよいよ開始! 無人島生活

▲第2回
ナゼ、かぶるのか

▲第3回
島の名前問題、勃発!

▲第4回
リセマラで星を得る話

▲第5回
初めてのお出かけ

▲第6回
冨〇義勇もどきと冒険に

▲第7回
闇夜の恐怖

▲第8回
もう輪廻転生の呪いだろ……

▲第9回
青空水族館、爆誕!

▲第10回
闘将(たたかえ)! 辮髪戦士!!

▲第11回
タランチュラ島の激闘(1)

▲第12回
タランチュラ島の激闘(2)

▲第13回
おい! 鈴木!!

▲第14回
匠の部屋(1)

第15回
匠の部屋(2)

第16回
またカモか!

第17回
この春を忘れぬために(1)

第18回
この春を忘れぬために(2)

第19回
店に並ぶ人

第20回
空を見上げる人

第21回
空を見上げる人、その後

第22回
カブで資産運用を!

第23回
カブは腐るか食い時か

▲第24回
タランチュラ、一攫千金

▲第25回
風来の釣り人

▲第26回
初めての釣り大会

▲第27回
スゴいのが、いる(1)

▲第28回
スゴいのが、いる(2)

▲第29回
幻聴が、聞こえる

▲第30回
スゴいヤツのその後

▲第31回
“あいつ”がやってくる

▲第32回
あつ森キャピタルゲイン

▲第33回
金の風船、飛んだ

▲第34回
スパークが来る!?

▲第35回
アナタは……誰?

▲第36回
巨獣濃度を下げろ!

▲第37回
かわいい子゛はいねがぁ~(切実)

▲第38回
どうぶつ探し

▲第39回
ロドリー、駄目パイロット説

▲第40回
角満の部屋を大公開

▲第41回
ともだち探し、ドツボにハマる

▲第42回
ともだち探し、ついに決着!

▲第43回
住民全員、集合だッ!!

▲第44回
出会いと別れ

▲第45回
ベアード、島に馴染み出す

▲第46回
4月、最後の激闘(前編)

▲第47回
4月、最後の激闘(中編)

▲第48回
4月、最後の激闘(完結編)

▲第49回
流れ星を見たら「〇〇〇!!」

▲第50回
祝!あつ森日記、連載50回!

▲第51回
橋をケチれ!

▲第52回
50日目の誓い

▲第53回
流浪のノルマン(1)

▲第54回
流浪のノルマン(2)

▲第55回
とたけけを招聘せよ!

▲第56回
島の評判を上げろ!

▲第57回
とたけけライブと最大の失敗

▲第58回
ヨナグニサンの思い出

▲第59回
キャンプサイト、人事部説

▲第60回
“かぶきち”を招聘せよ!(前編)

▲第61回
“かぶきち”を招聘せよ!(後編)

▲第62回
そのノルマンは、ウチの

▲第63回
レアな生き物を追え!(1)

▲第64回
レアな生き物を追え!(2)

▲第65回
レアな生き物を追え!(2)

▲第66回
旅立ちのベアード(1)

▲第67回
旅立ちのベアード(2)

▲第68回
アネモネとの戦い(1)

▲第69回
アネモネとの戦い(2)

▲第70回
植物品種改良区、爆誕

▲第71回
植物品種改良区の現在

▲第72回
品種改良区、崩壊す

▲第73回
100万ベルの女

▲第74回
100万ベルの女・その後

▲第75回
オオカミを1本釣りする話

▲第76回
ゴールデントラウトを追って

▲第77回
5月31日の攻防戦

▲第78回
6月の太公望

▲第79回
道を整備せよ!(1)

▲第80回
道を整備せよ!(2)

▲第81回
古墳を作れ!

▲第82回
自由の女神を崇めるために(1)

▲第83回
自由の女神を崇めるために(2)