『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌 第127回 どうぶつ厳選の“大いなる意思”とは

なぜ人は厳選をするのか?

というわけで、どうぶつ厳選の旅の続きである。ここに至るまでの流れを知りたい人は、ぜひ前回の日記を読んでくだされ。
 

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さて、ここで改めて書いておきたいことがある。それは、
 
人はナゼ、どうぶつを厳選しようとするのか?
 
という、『あつ森』プレイヤーに永遠に付きまとう哲学的な課題である。
 
こういった、ランダムでいろいろなキャラクターと出会うゲームを遊ぶ場合、多くのプレイヤーはつぎのような取り決めをフンワリと設定してからゲームに臨むと思うのだ。そいつはズバリ、
 
出会いとは運命。自分の前に現れてくれたキャラクターはすべて受け入れ、その者たちとの生活を楽しもう♪
 
という“一期一会の精神”である。
 
俺は基本、ゲームに限らず何事も、一期一会というものを大切にしている人間だ。本やCDを買うときに直感をもとにしたジャケ買いを連発することはもちろん、対応スタッフを指名する制度のある飲み屋においても、まわりの仲間が「〇〇ちゃんをお願いね♪」なんてデレデレと指名しているのをしり目に、
 
「あ、俺は一期一会で
 
と厳然と言える精神を持ち合わせている。
 
よって、『あつ森』においても当初は、
 
来るものは拒まず! 誰でもウェルカムだよ!!
 
という姿勢でいるつもりだった。
 
……だったんだけど。
 
以下の2名のどうぶつが並んだとき、人はどちらに対して好感を持つだろうか?
 

……………。
 
俺は“一期一会の角満”という名誉ある(?)二つ名をかなぐり捨て、前のめりになって誓うのだった。
 
もう、死んでも厳選するッ!!! 指名のコが来るまで帰らねえぞッ!!!
 
いい感じで厳選をする言い訳ができたところで、スカウトツアーの続きですw
 

大いなる意思

ここからは、一気にいきます!!
 
えーっと、前回は……6回目まで紹介したんだったな。
 
じゃあ、7回目!! 出てきたのは……!
 

おお……。カンガルーか……。
 
このフォルムは決して嫌いじゃないんだけど、ルナステラ島にはすでにキッズというカンガルーが住んでいるんだよなぁ……。さすがに……カンガルー2匹はいいかな!w
 
はいつぎ!! 8回目!! 現れたのは……!!
 

あら。初めまして
 
なんて言ってるけど……オメーこれで3回目だよモンこ!!!w ↓ホラ、6月にも出会ってるぞ。
 

何をとぼけてんねん……。ていうか、どれだけウチの島に来たいんだよこのサルは……。
 
当然のようにのび太のママみたいなサルはお断りしたんだけど、このあたりから徐々に、以前も出会ったことのあるどうぶつを離島ツアーで引くことが増えてきてしまった。
 
9回目で出てきたアリクイ、
 

さくらじまも、過去に何度か会っている。続く10回目の、
 

サルのさすけも、初めてではない。
 
このようにダブりが出始めているにも関わらず、プレイを始めた当初から「会いたい!! 会いたい!!><」と願っているジュンリリアンジャックあたりにはかすりもしていないというね……。
 
もう“物欲センサー”なんて言葉では収まりきらない“大いなる意思”みたいなものすら感じて薄ら寒くなるが、ここは堪えて、数をこなすしかないんだろうな……。
 
それでも、好みのどうぶつはなかなか現れてくれない。
 
11回目。
 

一瞬、「うお!! 人気のちゃちゃまるを引いたかも!?」と思ったのだが、ただの眠そうなヒツジだった。
 
続く12回目
 

この鹿(ていうか、名前からしてトムソンガゼルだなw)は……正直迷った!!! 見るからにイケメンだし、いまルナステラ島にはいないキザタイプみたいだし!!
 
でも……。
 
このトムソンも、俺は断腸の思いを感じながら「却下……」とした。それはひとえに、
 
キザなどうぶつを招くなら……やっぱりジュンとかジャックを待ちたい!!><」
 
という一途な気持ちで、イケメンガゼルが入る余地はなかったのである(苦笑)。
 
でも……そこまで思ったとしても、離島ツアーで出てくるどうぶつたちはやっぱりランダムなのである。
 
13回目……。
 

うーん……w
 
14回目……。
 

ううううーーーーん!!!www
 
そして15回目は、冒頭でジュンとの比較でさらされたウシのテッチャンであった(苦笑)。これはもしかして……ドツボにハマったパターンかも!!?
 
垂れ込めた暗雲に震えつつ、次回に続く。

 
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大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html

※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
© 2020 Nintendo

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