『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌 第138回 1ごうの誕生日-恩を仇で返される-

8月1日は1ごうの誕生日!

『どうぶつの森』シリーズに登場するどうぶつたちには、リアルな人間と同様の細かなプロフィールが設定されている。それにより個性を際立たせ、千差万別の隣人に囲まれたようなリアリティーを演出しているわけだ。
 
わかりやすいところだと、“口癖”がそう。
 
ウチの島の住民だと、ナッキーの「メソメソ」とかアップルの「キュルン」のように、どうぶつそれぞれの口癖が用意されていることによって、1匹1匹が違う個体であることを表現しているのであるよ。
 
そして、今回取り上げる“誕生日”も、どうぶつの“らしさ”を際立たせる道具のひとつだ。
 
自分が血の通った生き物であることを証明し、大事な日として設定することでそこはかとない“人間臭さ”も漂わせる記号のひとつ。リアル世界と同様、その者にとってのアニバーサリーとなり、ゲームにアクセントをつけるイベントにもなり得る。
 
くぅ~~~!! ニクいね!! やることがウマいね開発陣は!!
 
仲良く暮らしている住民の誕生日とあらば、
 
朝イチでお祝いに行ってあげよう^^ ほかの住民も来てるかな~^^
 
なんて、いい歳コイてるのに子どものころの誕生日会を思い出して、ついついワクワクしてしまう。
 
過去、ルナステラ島でも、↓こんなメンバーの誕生日会が開かれておりました。
 

ヒノコに……!
 

メープルも!!
 
もちろん、その日は1日中誕生日会が行われているので、足繁く何度も通ってお祝いの言葉を伝えさせてもらったよ。
 
そんな、8月1日のこと。
 
我が島の住民の中でもトップクラスのお気に入りキャラ、ネコの“1ごう”が誕生日を迎えることになったのでした!!
 

返礼品の謎

誰かの誕生日が近づいてくると、他の住民たちもどこかそわそわと浮足立ってくるのがおもしろい。
 
↓こんな感じで。
 

コワモテのアポロが、誕生日プレゼントを決められなくてダークサイドに堕ちているのがかわいいwww こういう、さりげないところでどうぶつたちの体温みたいなものを感じて、気付けば感情移入させられてしまうのが『あつ森』のスゴいところだ。
 
そして当日。朝の放送で1ごうの誕生日を告げるしずえも、どこかうれしそうだった。
 

ではさっそく、本日の主役の家に行ってみようか。時刻は……バリバリ早朝の午前6時ちょうどだったけど、まあいいだろw
 
1ごうの家に行くと……やっぱり始まってました!! 誕生日パーティーが!!
 
ハッピーバースデー!!!!
 
ドアをくぐると……いたよいたよ、着飾った1ごうが!w
 

おおお!w めかし込んでるね!! かわいいね!!
 
ちなみに、誕生日のときは誰かしらがお祝いを持って駆け付けているんだけど、このときはカンガルーのキッズが訪問者でありました。
 
聞けば、さっそくプレゼントをもらったとのこと。
 

すると、その流れで1ごうからさりげなく贈り物を要求される。
 

いや、まったくさりげなくないけど。むしろ、揺すられてる感じ。
 
でも、こっちはそんなの百も承知のこと。このときのために……キチンと!! 誕生日にピッタリのプレゼントを用意しておいたのだ!!!w
 
というわけで、厳選に厳選を重ねて選んだ誕生日プレゼントを1ごう君に進呈~~~!!w
 

そう!!w 俺が用意したのは“ハデなジャケット”!!w
 
どうぶつたちにあげるプレゼントって、身につけてくれないカバンや靴、部屋の景観を壊しかねない家具なんかより服がいちばんいいと思っている。ほぼほぼその場で着替えてくれるし、頻繁にそれを着て散歩してたりするし。こっちも贈り甲斐があるので、こういう機会では俺はもっぱら、服を渡すことにしているのである。
 
しかしそのとき、1ごうはすぐにハデなジャケットを収納してしまった。これは、誕生日でめかし込んでいたからだろう。ヘタに着替えると、着崩れちゃうかもしれないからな。
 
俺はひとりで納得し、1ごうの家を後にした。きっと、誕生日イベントが終わる翌日に、ハデなジャケットを着て歩く彼の姿を見られることだろう^^
 
そして、一夜明けた翌日。
 
家を飛び出すと、ポストに手紙が届いているのが見えた。
 
お? 誰からだ??
 
と思って封を切ると……!
 

おおおお^^ 1ごうじゃん^^
 
見れば誕生日プレゼントのお返しとして、さっそく何かを送ってくれたようだ。
 
ああ見えて、1ごうは律儀なところがあるんだよなあ^^ さすが体育会系。礼儀を重んじるところは見事と言わざるを得ないねえ^^
 
俺は限りなくニコニコしながら、1ごうが送ってくれたプレゼントを開封してみた。
 
何が出るかな~^^ 何が出るかな~~~^^
 
なんて、ゴキゲンな鼻歌を歌いながら。
 
そ、そしたら……((((;゚Д゚)))
 

……これ、俺があげたハデなジャケットじゃねえか!!!!!(驚)
 
なんだよ!!!w せっかくプレゼントしたものが、慇懃無礼に送り返されてきたぞ!!! どうなっちょんねん!!! いいい、イヤだったらその場で、
 
「えー、こんなの好みじゃないとぉっ!」
 
って言われたほうが、ままま、まだマシだわ!!!><
 
恩を仇で返されたのを合図に、季節は8月に突入する……。
 
続く……。

 
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大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html

※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
© 2020 Nintendo

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