【パズドラ】『大塚角満のモンスター美術館』第76回 メソポタミア神話の正義の神「シャマシュ」!!!!

第76回 「シャマシュ」

公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
 
今週はメソポタミア神シリーズの「シャマシュ」について!!
 

▲玲瓏の裁定神・シャマシュ

今回は“メソポタミア神”シリーズの光の一柱、シャマシュを解説する。
 
メソポタミア神シリーズがパズドラに登場したのは、2018年3月30日のこと。
いまから2年半も前のことだが、新たな神話の神々はその後登場していないので(たぶん。見落としてたらごめんなさい)、わりと新しいモンスターだな……という印象が強い。
 
このとき、シャマシュとともに導入されたのは、火属性のギルガメッシュ、水属性のエア、木属性のエンキドゥ、闇属性のアルラトゥ。
 
やっぱりどれも「最近だな」って感じがするし、進化も底を見せていない“これから”のモンスターたちだ。
 
そんなシャマシュはメソポタミア神話においては“太陽神”という位置づけにある。
 
パズドラにおいては“裁定神・シャマシュ”、“白陽の裁定神・シャマシュ”、“玲瓏の裁定神・シャマシュ”といった具合に、“裁定神”が全面に押し出されているが、これはシャマシュに“正義を司る法と裁きの神”という側面があるからだ。
 
たいへん善良な神で万物に対してやさしく、これにより古代の都市や人々に広く信仰されていたようだ。
 
ちなみに、イラストレーターの中村エイトさんによるパズドラのシャマシュは、かわいらしい女神として描かれている。
 
実際、シャマシュは古代の信仰では女神とされていたのだが、時代を経るごとに性別があいまいになり、いつしか反転して男神として描かれることが多くなった。
 
なんにしても、メソポタミア神話は謎めいているのである。

 

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

 

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