【原神プレイ日記】角満の『原神』大紀行:第84話 ドラゴンスパインは寒かった(1)

ようやく、足を踏み入れます(苦笑)

 いかんいかん。

 ニューイヤー駅伝と箱根駅伝を見ているうちに正月に取り込まれ、ゲームのプレイ時間が激減した数日間を過ごしていたわ……。

 「え? ふつう、年末年始休みでゲーム時間が激増するんじゃないの??w」

 と思われる方もいるだろうが……俺のように、ふだんからゲームで遊ぶことが仕事になっていると頻繁に、

 「コレは……趣味でやっているのだろうか? それとも……仕事??

 と困惑するターンがやってきて、逆に世間が休日やら連休のタイミングで、

 「今日は……ゲームもせずに休んでいよう^^;

 ↑こんなモードになるのである(苦笑)。

 これもいわゆる職業病のようなものなのだろうが、特殊な症例すぎて共感を得られたことは一度もない。

 なので『原神』も、毎日ログインはしていたんだけど積極的にゲームを進めるということはせず、原石だけ回収したら、

 「本気を出すのは……明日からにしよう

 と言って布団にもぐって寝てしまっていた。ドラゴンスパインも寒いのかもしれないが、最近は首都圏でも極寒の日が多いので布団への思慕の情が募るばかりなのである。

 とはいえ、ぼちぼち動き出さないと未クリアーのコンテンツが増えるばかりなので、

 「んじゃ……そろそろやってやるかな!!

 ってんで、重い腰を浮かすことにした。

 目指すはもちろん……ここである!!

 前人未踏……じゃないけど、人の侵入を拒んでやまない極寒の地、ドラゴンスパインに、本格的に分け入る日が来たのであります!!

極寒の地

 とはいえこれまでに一度もドラゴンスパインに入ったことがないか……と言われたら、決してそんなこともない。

 じつはこのエリアが解放されたその日に、

 「よし、どんなところなのか、さっそく行ってみようではないか」

 ってんで、ゲリラ的に侵入したことがあるのだ。

 ↓こんな感じで。

 なんか……勝手に人んちの塀を乗り越えて敷地内に侵入したような気分……w

 ↓この地図にある通り、

 ドラゴンスパインは閉ざされた大地というわけではなく、これまでの活動地域と陸続きになっているので、入ろうと思えば入れてしまうのである。でも、

 ゲリラ侵入がバレ、速攻で番犬みたいに屈強な連中に襲われて、

 5秒で尻尾を巻いて逃走……いや、文字通りの“逃飛行”をしたというね^^;

 今回はそのような不法侵入ではなく、キチンとドラゴンスパインの入り口からアプローチしてみようと思った。というのも、上の地図の右側に、未発見のワープポイントを見つけてしまったから。

 きっとここが、ドラゴンスパイン攻略の“前線基地”になっているのだろう。まずはここを解放し、準備を整えてから本格的な冬山登山を開始すればいいってわけだ!

 さっそく近くまでいくと……!

 おっ!!! ひさびさに見たよ赤い光の柱!!!

 テイワット大陸に現存するワープポイントをすべて解放したのは……もう3ヵ月以上も前のこと。なのであの赤い光を最後に見たのは遠い昔のことなのだ。

 それだけで、

 「なにか……新しいことが始まるんだな……!!

 という気にさせてくれるのが、オープンワールドのいいところだ。とくに『原神』のような運営タイプのゲームだとアップデートごとにグングンと世界が広がっていく演出がされるので、プレイヤーの高揚感もひとしおになる。

 そんな、懐かしの未開放ワープポイントに向かう道すがら、

 こちらの冒険ランクに合わせてやたらと強くなってしまったヒルチャールのおっさんに辟易しつつ、ヒーコラ言いながら前線基地へ。

 おおお……!! まるで呪われているかのような、赤いワープポイントがあるぞ!!ww さっそく解放してやろう!!

 シャキーーーーン……!

 よしよし!! 準備が整っていく感じがたまらなくうれしいのうwww

 でもこのとき、ワープポイントのまわりにいかにも盗賊っぽい連中がいたので、

 「く……! 窃盗団か!? ファデュイか!!?」

 と思わず身構えちまったんだけど、

 ドラゴンスパインを研究している冒険者たちだったわww 疑ってすまんかった^^;

 この“玉霞”という女性によると、思った通りドラゴンスパインは生半可な場所ではないらしい。なんと……!

 雪山らしく低体温症の危険があり、さらには火元素でも壊せない不思議な氷のカタマリがアチコチにあるとか……。

 まあでも、これは実際に体験しないとどんなものなのかは理解できないだろう。

 百聞は一見に如かず。

 この身を教材として学習することで初めて、知識もノウハウも取り込まれるってもんだろ!!

 そして俺は、ついにドラゴンスパインの入り口に立つ--。

 そびえ立つ頂……。

 あそこに行くまでに、どれほどの危険に遭遇し、どれほどの犠牲を払わなければいけないのか……!

 「……よし、行こう」

 暮れなずむ雪山へ向かって、俺は最初の1歩を踏み出した。

 続く。

 

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『原神』公式サイト:
https://genshin.mihoyo.com/ja/

※ゲーム画面はPS4ソフト『原神』のものです。
Copyright© 2012-2020 miHoYo ALL RIGHTS RESERVED

© 2020 Nintendo

『原神』プレイ日記 角満の『原神』大紀行のバックナンバーは次のページへ!!