【スプラトゥーン】トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!! あとばる×ちかしが語るキャンピングシェルターの使いこなし方と対処法~3~

トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!!
【あとばる×ちかし 第3回】

あとばる選手×ちかし選手による対談の第3回目!

今回はキャンピングシェルターがキツいと感じているブキや、ガチマッチで安定して勝つために意識すべきことについて聞いてみたぞ。

ちかし選手が考える、勝率を安定させるために大事なこととは? さっそく対談スタートだ!

あとばる
驚異的なエイム力を持つカリスマプレーヤー。「第2回スプラトゥーン甲子園」では、不利な状況から相手を次々と倒す神がかり的なプレーを連発し、優勝に大きく貢献。H3リールガンの名手としても知られ、彼の影響でH3リールガンを使い始めたプレーヤーも多いとか。おもな実績は「第2回スプラトゥーン甲子園」優勝、「第4回スプラトゥ-ン甲子園オンライン代表決定トーナメント」優勝など。チーム・よしもとゲーミング カラマリ所属。
OPENREC.tv:https://www.openrec.tv/user/atobaru_ika
ちかし
カラマリやGGBoyZといった強豪チームが集まった「プレミアリーグ」で優勝するなど、数々の実績を持つプロチームPixio Monsterのメンバー。スプラプレーヤーの中でもトップレベルのキャンピングシェルターの使い手で、エイム、生存能力、視野の広さとどれをとっても超一流の実力を持つ。また、冷静な判断力と的確な指示を出せるプレーヤーとしても評価が高く、相手からすると脅威となる存在である。

キャンピングシェルターはいまの環境だとキツい?

――キャンピングシェルターで相手していて嫌なブキはなんですか?
ちかし:キャンピングシェルターよりも射程が長くて、かつボムを持っているブキとかは嫌ですね。最近だと.52ガロンベッチューは、シールドでパージを壊されて、その瞬間に無理やり詰められて倒されるというのがけっこうしんどかったりしますね。

 

▲52ガロンベッチューは射程と攻撃力に優れたブキ。サブのスプラッシュシールドをうまく使いこなすことで、相手をしていてかなり嫌なブキになる。

 

――いまの環境的にキャンピングシェルターはどうなんでしょうか?
ちかし:「いるか」「いらないか」となったら、たぶんいらない方だと思います。

 

――どのあたりが厳しい感じなんですか?
ちかし:後衛枠の話なんですけど、ジェットスイーパーカスタムのメインの塗りが強くなって、ハイパープレッサーがめちゃ回転できるようになったんです。それで、このハイパープレッサーへの対抗策として生まれたのがインクアーマーを増やす……たとえばN-ZAP852枚編成といった形なんですけど、キャンピングシェルターにとってもN-ZAP85のようなボム持ちのブキが増えるのは対面でキツくなるので、結果的に厳しい環境になってしまったという。

 

――なるほど。ジェットスイーパーカスタムの台頭が影響していたんですね。ちなみに、ちかし選手はキャンピングシェルター以外のブキも大会などで持ったりすることはあるんですか?
ちかし:そうですね。練度関係なく、役割が持てるブキで、かつ「キャンピングシェルターよりそのブキを持った方が刺さるんじゃね?」みたいなときは持ち替えたりしますね。たとえば塗りブキとか、塗ってインクアーマーを吐くだけなら、そこまで練度って関係ないじゃないですか。あと、いまは全然使っていないんですけど、一時期クラッシュブラスターを使っていたこともあって。

 

▲クラッシュブラスターは連射力に優れており、ブラスター系の中でも扱いやすいブキのひとつ。

 

――大会でクラッシュブラスターを使う方は珍しいですよね。
ちかし:そうですね。本当に見ないブキだと思います。そのときは練習試合では一度も出さず、大会本番でいきなりクラッシュブラスターを出すという、ちょっと意表を突く感じで使いました。

 

――ちかし選手は、ちょっと前に.52ガロンべッシューを使っている動画を上げてましたけど、あれは気分でちょっと使ってみたという感じなんですか?
ちかし:キャンピングシェルターでキツいブキとして.52ガロンベッチューをあげたじゃないですか。それで、逆に52ガロンはなにをされたら辛いんだろうと思って、その研究のために52ガロンを使ってみた感じですね。

 

――そういうことだったんですね。実際、.52ガロンを使ってみてどうでした? 攻略の糸口はつかめた感じ?
ちかし:いや、なんか楽しいなと(笑)。なにをされたらキツいとか全然わかんないですけど、単純に楽しいなと思って使っていました(笑)。

 

――あとばる選手もたとえばシェルターは嫌だと言っていたじゃないですか。その対策として、自分でキャンピングシェルターを使って研究するということもするんですか?
あとばる:そうですね。けっこう使いましたけど、やっぱり難しいですね。一番に気をつけることってボムでパージをめくられることだと思うんですけど、そこの駆け引きというんですかね。前に出たふりをして後ろに戻るみたいなところがかなり難しかったですね。

 

 

――強いと思っていたけど、実際に使ってみたらけっこう難しいことがわかった?
あとばる:はい。なので僕はキャンピングシェルターは許しました(笑)。

 

――あとばる選手は、H3リールガン以外でガチマッチで最近使っているブキはあったりしますか?
あとばる:前にアップデートでH3リールガンの弱体化が入るという情報があって、「これでH3リールガンが完全に終わったらどうしよう」というのでオーバーフロッシャーとおちばシューターを練習していたんですけど、蓋を開けたらH3リールガンが思ったより大きな弱体化を受けなかったというか、体感的にそんなに変わっていなかったので、最近もまたH3リールガンをずっと持っている感じですね。

 

――そのときにオーバーフロッシャーを使おうと思ったのは、どういう理由だったんですか?
あとばる:オーバーフロッシャーは単純に圧力がものすごくかかるのと、いわゆる事故キルと言うんですかね。相手もこっちも意図しないキルみたいなのが発生するところが強いなと思って。たぶん、1番の弱点ってそれ故に意図的にキルが狙いにくいところなんですけど、「そこを鍛錬でカバーできればめちゃめちゃ強いぞ」と思って練習していました。

 

▲オーバーフロッシャーのメインの泡は壁で跳ね返るため、意図せずして敵を倒せることも起きやすい。

 

――オーバーフロッシャーってナワバリの大会だとそんなに見ないブキじゃないですか。ガチマッチだとけっこう役割が持てるブキなんですか?
あとばる:そうですね。大会上位とかに出てくるプレーヤーでオーバーフロッシャーを使っている方もけっこういますね。
ちかし:このあいだのエリアの大会でも、決勝の相手にオーバーフロッシャーを使っている方がいましたね。
あとばる:やっぱり、エリアみたいにオブジェクトが動かないルールだと強いですね、アサリもゴールが動かないので防衛とかでは強いと思うんですけど、ヤグラとかはちょっとやっぱり厳しい感じはしますね。もちろんエリアでもチームメイトの理解があった上でのことなので、ただ振ってりゃ勝てるというブキでもないのが面白いところですね。

 

――ガチマッチをプレーする上でちかし選手がとくに意識していることはありますか?
ちかし:ガチマッチはワンチャンをかけないことが大事だと思います。

 

――ワンチャンをかけないというのは?
ちかし:常に安定した選択を取るというか、対面しなくていい状況は積極的に対面を避けて、キルが取れそうなときにキルを拾っていくと勝率もよくなると思います。

 

――対面しなくていいところは塗るなり、有利なポジションをキープして相手が来られないようにしておくのがよい?
ちかし:そうですね。勝率が悪いときは大体いらない対面をしたり、仕掛けちゃったりしているときなので、普段からそこは気をつけてプレーするようにしていますね。

【今回のまとめ】
・ガチマッチはワンチャンをかけないことが勝率を安定させるポイント!
・対面すべき場面と、しなくていい場面の見極めが重要!
・キャンピングシェルターには射程が長く、かつボムを持っているブキで対抗しよう!

 

引き続きあとばる選手とちかし選手の対談をお届け。ついに発表された『スプラトゥーン3』に期待することなども聞いてみたぞ。次回もお楽しみに!

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次回は4/6(火)更新!!