【原神プレイ日記】角満の『原神』大紀行:第145話 “公子”との激突(1)

いままで避けて通ってきたけど

 俺は、できる限り“ストーリー的なネタバレ”を書かないよう、そのまわりにある事象をテーマに日記を書くように心掛けてきた。

 それは何も『原神』に限った話ではなく、『モンハン』でも『あつ森』でも同じ(あつ森はネタバレになるようなことほとんどないけどw)。ゲームクリエイターやシナリオ制作者が仕込んだ“見せ所”に関しては、なるべくプレイヤー自身に直で見てもらって、素直な心で驚いてほしいと思っているからである。

 なのでこの『原神』プレイ日記も、長いことメインストーリーには触れることなく、キャラ育成や祈願のことを中心に書くように努めてきた。昨年9月のサービスイン初日からプレイしているので、その気になればリアルタイムで、ストーリーを追った記事も綴れたんだけどなー。

 そんな、頑ななまでにメインストーリーは見て見ぬフリを続けてきた俺だったけど……ついに今回、その禁を破る。

 一部ではあるが物語の核心に迫り、そこでのやり取りにも触れねばならなくなるかもしれん……!!

 しかしナゼ、ここまで貫いてきたポリシーを曲げてまで、ストーリーに触らないといけないのか??

 それはだな……!

 我が軍のメインアタッカーとして育ててきた甘雨ちゃんの、つぎのパワーアップのカギを握るアイテムがですねえ……!!

 ↑こちらの“武煉の魂・孤影”ってものなんだけど、残念ながら俺は1個も所持していなかったのよ。

 なので、

 「コレ、なんだ?? 見たことも聞いたこともないんだけど……」

 訝しみながら、説明を読んでみたらだな……!

■入手方法:公子(Lv.70以上)挑戦報酬
■解説:邪眼の力を解放した「公子」に勝利した後、手に入れた力。無数の戦いを経験した気迫と戦意が、全力の交戦中に解き放たれ物質化したもの。

 ……って、この時点で思いっきりネタバレやんけ!!! 要するにLv.70以上のタルタリヤと戦って勝利し、そいつからもぎ取らないといけないってわけね!!!

 という、背に腹は代えられない状況に陥ってしまったため、ついに重い腰を上げてストーリーを進めることにしたわけよ。そうなると決定的なシーンについても書かざるを得なくなると思ったので、このように決意のほどを書かせてもらったというわけだ。

腹が減っては……

 てなわけで、途中までは進めてあったメインストーリー(魔神任務、ってやつね)をひさびさに起動し、追跡してみることにした。

 ……でも、その前に!!

 おそらく直近でめちゃくちゃ厳しい戦いを強いられることになると思うので、それを見越した準備をしておくことにした。

 まず、ここんとこ甘雨やクレーの育成のためにムチャな秘境行脚などをしていたため、溜め込んでおいた料理(回復アイテム)が底を突きそうになっていた。なので、ストーリーを進める前に回復用の料理を確保しておく。

 食い物屋で出来合いの総菜を買ったり……!

 素材を使って、大量に料理をしたり。

 HP回復用の料理が最優先なんだけど、ついでに攻撃力や会心率、さらには防御力を上げる効果がある料理も限界まで作っておく。ギリギリの勝負になったときに、勝敗を分けたのは料理の効果だった……なんてことが過去にもけっこうあったので、やっぱり、

 “食は力なり”

 なのであるよwww

 料理に満足できたら、シナリオの追跡に従って粛々と話を進めていく。

 ときには戦闘になるが、そこは全力で対処。

 敵のレベルが高くなってきたので、強くしたはずの甘雨や刻晴でも苦戦を強いられるが、作ったばかりの料理をむさぼり喰ってどうにかしのいだ……w これ、タルタリヤ戦を前に、もう一度本腰入れて料理しないとダメじゃねえかよ(苦笑)。

 そしてときは、↓こんなシーンにも遭遇。

 おおおおお……!! 我らが甘雨ちゃんがストーリーの要所に登場!!w いつも見慣れているはずなんだけど……こうして他人行儀な感じで出てこられると、おじさん、ちょっとドキッとしてしまいますわ(何言ってんだ)。

 さて、いよいよだ。

 ついに公子が待つ、

 こちらの秘境に侵入である!!!

 続く!

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。