デュエマ妄想構築録 vol.36-3 ~クロスギア踏み倒し!《ハートフ・ルピア》登場!~

By まつがん

 ~前回までのあらすじ~

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 デュエル・マスターズの20年の歴史の中には、あまり顧みられることのない能力やギミックも存在する。

 だが、それは現代において通用するチャンスが全くない、ということを必ずしも意味しない。最新カードとのシナジーによって再注目されたり、ブラックボックスパックや何らかの節目の際に強化カードが刷られるかもしれないからだ。

 そして、今がその節目である。デュエル・マスターズ20周年……歴史の中に埋もれてしまったギミックに再び光を当てるならば、このタイミングをおいて他にないだろう。

 それでは紹介しよう。こちらが7月17日(土) に発売予定の「20周年超感謝メモリアルパック 技の章 英雄戦略パーフェクト20」に収録される新カード、《ハートフ・ルピア》だ!

▲「20周年超感謝メモリアルパック 技の章 英雄戦略パーフェクト20」収録、《ハートフ・ルピア》

 まさか2021年にクロスギアだと……???

 「クロスギア」といえば2005年の転生編ではじめて登場したカードタイプで、クリーチャーを強化しつつもそのクリーチャーが離れてもバトルゾーンに残り続けてまた次のクリーチャーを強化できるという対処のしづらさが強みだが、手札からバトルゾーンに出す「ジェネレート」とバトルゾーンのクリーチャーに装備させる「クロス」で二重のコストがかかってしまうテンポの悪さがネックだった。

▲「マスターズ・クロニクル・パック 英雄決闘譚」収録、《ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》
▲「コロコロ・レジェンド・7 ムービー・ダイナマイト」収録、《アクア・ツバメガエシ》

 それゆえ、特にコストが重い「クロスギア」を運用する場合には、《ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》《アクア・ツバメガエシ》が持つ「侍流ジェネレート」のような踏み倒し手段が求められがちな部分があった。

▲「マスターズ・クロニクル・パック 英雄決闘譚」収録、《ボルベルグ・クロス・ドラゴン》
▲「コロコロ・レジェンド・7 ムービー・ダイナマイト」収録、《フルスロット・サージェント》

 あるいは、《ボルベルグ・クロス・ドラゴン》《フルスロット・サージェント》のように「クロス」の方のコストを踏み倒すというアプローチもあったが、いずれにせよ「ジェネレート」「クロス」のどちらかは普通にコストを支払わざるをえないため、一定以上のコストを持つ「クロスギア」はそもそも使用する選択肢に入らないというのが常であった。

▲転生編第2弾「神滅奥義継承」収録、《バジュラズ・ソウル》
▲転生編第4弾「終末魔導大戦」収録、《ネオウェーブ・カタストロフィー》

 だがこの《ハートフ・ルピア》を使えば《バジュラズ・ソウル》だろうと、はたまた進化元のクロスギアが既にバトルゾーンにある前提なら《ネオウェーブ・カタストロフィー》だろうと、「ジェネレート」を飛び越して「クロス」まで一発で踏み倒すことができるのだ。

 20年目という節目にまさかの強化が果たされた「クロスギア」が現代デュエル・マスターズでどこまで通用するのか、《ハートフ・ルピア》の活躍に期待だ。

 それでは早速この《ハートフ・ルピア》を使って、新しいデッキを作っていくことにしよう。

 次回に続く!


ライター:まつがん                
 
フリーライター。クソデッキビルダー。                 
 
論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。    
 
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。

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