【パズドラ】『大塚角満のモンスター美術館』第131回 神話の最強生物!?「リヴァイアサン」!!!!

第131回 「リヴァイアサン」

公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
今回も超古参モンスターの1匹“リヴァイアサン”を大紹介!!

▲水天双極星・リヴァイアサン

前回に続いて、“RPGなどでよく見かける名前のモンスター”を特集していきたいと思う。

理由は……とくにないんだけど(オイ)、9月は東京ゲームショウが開催されたり、上期の駆け込みでたくさんのゲームが発売される傾向にあるので、いかにもそこに登場しそうな名称のモンスターについて、その由来なんかを書いてみようと思ったってわけだ。

第1回目では火属性を代表するドラゴン“イフリート”を紹介したので、今回は……パズドラ黎明期の水属性の雄、“リヴァイアサン”にスポットを当てましょうか!

リヴァイアサンの図鑑ナンバーは“115”。
これが3桁の時点で、ずば抜けたベテランモンスターだってことがよくわかる。
ちなみに同じカテゴリーに属する“同期”のモンスターは、火属性のイフリート、木属性のファフニール、光属性の神龍、闇属性のティアマット。いずれも、パズドラの初期の初期で活躍した名物ドラゴンたちだ。

このリヴァイアサンも、前回紹介したイフリートと同様にさまざまな究極進化の形を持つ。
ざっと書き出すと、紅氷星・リヴァイアサン、碧氷星・リヴァイアサン、輝氷星・リヴァイアサン、黒氷星・リヴァイアサン、水天双極星・リヴァイアサン……。
主属性はどれも水ながらも、副属性を分けることによっていろんなパーティーで使えるように工夫されていたってわけだ。当時は、元のモンスターは同じながら、属性や副属性を変えることで起用の幅を広げる……というパターンがけっこう多かったのである。

リヴァイアサンのモチーフになっているのは、旧約聖書に登場する海の怪物、レヴィアタンだ。

ゲームや小説などのコンテンツでは“別格”の扱いを受けることが多いリヴァイアサンだが、これは旧約聖書で“神が天地創造の際に作り出したふたつの存在”のひとつがリヴァイアサンであり、そこに“最強の生物”と表記されていることに紐づいていると思う。
ちなみに、“ふたつの存在”でリヴァイアサンの対となっているのが、かのベヒーモス。

こちらもゲームなどでは格上のモンスターとして登場することが多いけど、しっかりとモチーフとなった文献での序列を意識しているってわけだ。

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

 

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