【パズドラ】『大塚角満のモンスター美術館』第142回 パズルに革命を起こした「ホルス」!!!!

第142回 「ホルス」

公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
今回は“エジプト神シリーズ”から “ホルス”を大紹介!!

▲超転生ホルス

パズドラ10周年が、いよいよ2ヵ月後(2022年2月20日)まで迫って参りました……!

それもあってここしばらくは“パズドラ10周年へのカウントダウン”ということで、モンスター番号が若いキャラクター……つまり、パズドラ黎明期を支えた功労者たちを中心に紹介させてもらっている。
歴龍、神秘龍、悪魔シリーズ、精霊シリーズ……なんていう懐かしの名優たちを解説してきたので、今回は……!!

パズドラにゲームとしての転換期をもたらした超重要なモンスター!! 
あの“エジプト神”シリーズから……“ホルス”を紹介いたします!!

エジプト神シリーズが登場したのは、いまからちょうど9年前の2012年12月14日だ。

火属性のホルス、水属性のイシス、木属性のバステト、光属性のラー、そして闇属性のアヌビス……と、パズドラの歴史を語るうえでは絶対に外せない個性が、ここで実装されたのである。

ナゼ、エジプト神シリーズの登場が転換期になったのかと言えば、彼らはそれぞれ“新しいパズル”と“新しい遊び方”をプレイヤーに提供する重要な役目を背負っていたからだ。

もっとも象徴的なのが、ここで紹介するホルスである。

ホルスは、エジプト神話における天空を統べる神様で、もっとも古く、もっとも偉大な神だとされている。パズドラのイラストにある通り神話の初期のホルスはハヤブサそのものの姿をしていて、時代が進むにつれて人間の姿を取り入れるようになっていった。

このホルスがパズドラで担った役目はズバリ、“多色消し”である。

イシスやラーも同様だけど、前者はカンタンな3色消し、後者は(当時の操作時間では)激ムズの5色消しとかなり尖っていた中にあって、ホルスはその中道を行く4色消しであった。よって、初心者から上級者まで幅広く使われる特異なモンスターとなり、当時はゴッドフェスが行われるたびに、

「ホルスを1本釣りしたい!!」

「ホルスを引いて勝ち組に!!」

なんて、多くのパズドラーに狙われた(?)ものだ。

この、ホルスの多色消しに端を発して、パズドラにはさまざまなバリエーションのパズルが導入されていくようになる。
そういう意味では、この怪物アプリにさらなる勢いを付けた“黎明期の功労者”のひとりであることは間違いないのである。

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

 

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