【スプラトゥーン】トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!! あとばる×なえごらが語る”スピナーでガチマッチに勝つための極意!”~2~

トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!!
【あとばる×なえごら 第2回】

あとばる選手×なえごら選手による対談の第2回目!

今回はスピナー系でのおすすめブキと、立ち回りのポイントについて聞いていくぞ。スピナー使いを目指すなら要チェック!

あとばる
驚異的なエイム力を持つカリスマプレーヤー。「第2回スプラトゥーン甲子園」では、不利な状況から相手を次々と倒す神がかり的なプレーを連発し、優勝に大きく貢献。H3リールガンの名手としても知られ、彼の影響でH3リールガンを使い始めたプレーヤーも多いとか。おもな実績は「第2回スプラトゥーン甲子園」優勝、「第4回スプラトゥ-ン甲子園オンライン代表決定トーナメント」優勝など。チーム・よしもとゲーミング カラマリ所属。
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なえごら
最高Xパワー3009の記録を持ち、スピナー全種でXパワー2900以上を達成しているスピナーのスペシャリスト。後衛役としての安定感はもちろん、ここぞという場面ではアグレッシブに前に出るプレイスタイルを得意としており、次々と相手を倒すそのプレイは圧巻の一言。極めて正確性の高いエイムと的確な状況判断力、さらに対面での駆け引きの巧みさとすべてがトップレベルで、スピナー使いのひとつの完成形といえる存在だ。
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スピナーを使う上で必須となるテクニックとは?

――ガチマッチでスピナー系を持つとしたらどのブキがおすすめですか?

なえごら:1番はバレルスピナーリミックスですかね。次はランクをつけるのが難しいんですけど、クーゲルシュライバーヒュー、スプラスピナー、ノーチラスといったところが候補かなと。このあたりはどれを使っても申し分ない感じで、特にノーチラスに関しては使い手がいないだけでけっこう強いんですよ。
あとばる:ブキパワーがありますよね。
なえごら:そう。ブキパワーがあるんですけど、スピナーの中でもクセがあって動きもちょっと難しい。

 

――なるほど。その辺りは、個々の好みというか、実際に使ってみて判断してもらう感じですかね。

なえごら:そうですね。使ってみて1番しっくりきたブキを選ぶのがいいと思います。

 

――1番のおすすめに挙げたバレルスピナーリミックスは、どういうところが優れているんですか?

なえごら:まず、塗りが申し分なくて、射程も乱数はあるんですけど十分な長さがある。あと、サブスペなんですけど、サブはポイントセンサーなので「相手がここにセンプクしていそうだな」というところに投げたらセンサーがついて、気づいた味方と一緒に潰すことができるし、スペシャルのナイスダマも嫌なところにいる相手を退かせたり、来てほしくない場所に投げたりとか、いろいろ応用が効くスペシャルなので、メインだけでもなくサブスペでもけっこういろんなことができるブキとなっているんです。

 

 

――役割としていろんなことができやすいわけですね。あとばる選手はバレルスピナーリミックスというブキはどう捉えています?

あとばる:サブスペともに無駄がないというか、バレルの射程で圧力をかけて、それをナイスダマに還元する。近距離もポイントセンサーで索敵できるし、スキがない印象ですね。バレルが持っていて嬉しいなというサブスペ構成をしているので、「バレルを持つんだったらまずリミックスだよね」みたいなところはありますね。

 

――リミックスを使う上で意識しておいた方がいいことや、立ち回りのポイントはどんなことでしょうか。

なえごら:まずは、しっかり射程管理をするのが基本ですね。シューターなどの射程の短いブキが相手であれば、自分が下がりながら撃つだけでも射程差で有利に戦えるので、対面の間合いをしっかり覚えておくようにする。あと、後衛ブキの場合は、高台を取るのが鉄則です。
 高台から周囲を見渡して、味方が相手と交戦していたら、そこに行って2対1状況に持っていく。あと、ガチマッチってけっこう味方の編成が中・後衛ばかりみたいに偏ったりすることも多いので、その場合は自分が前に出て中衛とか前衛ブキの立ち回りをして勝つというのも大事になります。
 これはけっこうエイムが必要な立ち回りになるんですけど、これができないとガチマッチでは勝てないですね。

 

▲長射程ブキは高台に陣取るのが基本。しっかり状況を見て、うまく味方をフォローしていこう。

 

――初心者の場合、初めは後衛に徹してやっていくのがいいんですかね?

なえごら:そうですね。最初はやっぱり後衛としての立ち回りを慣れるというか、ちゃんと勉強して、後衛としての立ち回りに慣れてきたなと思ったら、次は前にという練習をするのがいいかなと思います。
 前に出る練習でめちゃくちゃ必須な技術があって、メインをフルチャージするのではなく、ちょっとだけ溜めて出た弾をすべて敵に当てるというもので、けっこうエイムがいる技術なんですけど、これをマスターできれば前に出ても前線ブキに勝てたりします。自分がXパワー3000に行けたのも、この技術があったからというのはありますね。

 

――スピナーを使うなら必須の技術というわけですね。ちなみにエイムを鍛えるために、なにかこういう練習をしたとかってあったりしますか?

なえごら:スピナーってシューターと比べて弾が出る速度が遅いので、うまく当てるには敵の動きを先読みしてエイムを合わせることが必要になるんですね。なので、試撃場の動くバルーンを使って、バルーン本体よりちょっとだけ横にずらした位置にレイティクルを合わせて撃つ、といった練習はやっておくといいと思います。
 実践でも「この相手は、こういう動きするかな」という予測を立てて、エイムを相手のイカよりちょっとずらして撃つと綺麗に当たったりします。

 

▲慣れないうちは試撃場でひたすらエイムの感覚をつかんでいこう。動くバルーンに正確に当てられるようにするのが最初の目標だ。

 

――そこはもうひたすらプレイして慣れていく感じですね。あと、スピナー系と言えば曲射が重要かなと思っていて、なにかうまく当てるコツとかあるんですか?

なえごら:曲射に関しては感覚でいくしかないですね。曲射ってかなり映えるプレイではあるんですけど、正直、自分はそんなに使っていなくて。「ここら辺にいるな」って思ったときにちょっとだけ上を向いて撃つくらいで。
 そもそも曲射ってずっと上を向かないといけないじゃないですか。その上を向いている間に相手に近づかれて倒されたりとかするので、けっこうリスクも大きいんですよ。まあ、でも曲射の技術の上達に関してはまずは試し撃ちですかね。試し撃ちの、最初は止まっているバルーンのところでいろんなスピナーを持って、上を向いて曲射の練習をしたり。
 あとは各ステージの把握能力。ここはけっこう大事ですね。これを把握していないと変なところに弾が降ったりするので、この壁の奥はこんな形になっているんだなというのをある程度イメージをつけておく必要があります。

 

――普段シューターを使っていると、スピナーってめちゃくちゃ扱いが難しいと感じます。たとえば、右を撃っている間に左から詰められてやられるみたいなことがよくあって。

なえごら:ああ、ありますね。チャージャーよりはクセは強くないブキだと思うんですけど、まず溜めるということをしないといけなくて、たとえば前に詰めたあとにちょっとだけチャージしないといけないんですけど、普段シューターを使っている人だとそこの感覚がないので、エイムを合わせることができなくて返り討ちにあったりとか。そこはけっこう壁がありますね。

 

――ちなみに、あとばる選手はスピナーを使ったりすることはあるんですか?

あとばる:マジで無理です。昔からスピナー種だけは無理で、やっぱりチャージして撃つという感覚がないですね。いつイカセンプクで回復したらいいのかタイミングがわからなくなって。だから、スピナーは本当に練習しないと無理だと思いますね。他のブキはけっこう感覚で持てたんですけど、スピナーだけはダメでした。
なえごら:自分も最初はスピナーを全然使えなかくて、あとばるさんのような感覚に陥っていたので、やっぱり使い続けて慣れる。これしかないですね。

 

――もともとはなにを使っていたんですか?

なえごら:もともとはシェルターとかローラーとかを使ってました。スピナーはクーゲルシュライバーが追加されたときに、「新ブキだしお試しで使ってみよう」と思って初めて持ったんですけど、クーゲルシュライバーってZRを押したらチャージしちゃうじゃないですか。
 なので、最初の頃はちょっと弾を撃っても癖というか本能でまたZRを押しちゃって、相手がいるのにずっとチャージしたままで横移動している、おかしいイカちゃんになってて(笑)。ただ、それでも使い続けていたらだんだん慣れてきて、環境的にクーゲルが一番強い時期に初めてXパワー2900に行けて、そこからスピナーを使っている感じですね。

 

――お試しで持ったら結果が出たので、じゃあスピナー系を続けてみようと。

なえごら:そうですね。使い続けるうちにどんどん勝てるようになって、Xパワーも一気に上がったので、やっぱり使い続けるのは大事だなと思います。

 

【今回のまとめ】
・メインはフルチャージするのではなく、ちょっと溜めて撃つ技術を身に着けよう!
・立ち回りでは高台を取るのが鉄則!
・相手の動きを先読みするエイムを心がけるべし!

 

次回もふたりの対談をお届け。より上級向けのテクニックについて話を聞いていくぞ。お楽しみに!

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次回は2/22(火)更新!!