【大塚角満のパズドラSwitchプレイ日記】第1回 過去最高のコンシューマー版『パズドラ』だ!

パズドラ本編と同じ感触!

 いまからちょうど10年前の2012年2月20日に、その後のゲーム業界に巨大な一石を投じることになる革命的なスマホアプリ、ガンホー・オンライン・エンターテイメントの『パズル&ドラゴンズ』が産声を上げた。

 当時、俺はまだ古巣にいて編集長をやったりモノ書きとして活動したりと、およそサラリーマンっぽくない仕事をしていたんだけど、ライフワークのプレイ日記の対象に選ぶゲームは、まず間違いなく家庭用ゲーム機のソフトとして発売されたものばかりであった。PCゲームや携帯電話のアプリには目もくれず、琴線に触れた家庭用ゲーム機用ソフトを取り出しては遊び、そこで出会った出来事をコツコツと記事にしていたのである。

 それはある種、不文律とも言えるポリシーではあったのだが、2012年の春に当時の同僚から、

 「大塚さん、騙されたと思ってこのスマホアプリを遊んでみてください

 と言われ、

 「えー、俺、スマホのゲームとか興味ないんだけど」

 なんてブツブツと文句を言いつつ、自前のiPadで“あるゲーム”をプレイしたことで、俺のその後の10年の流れが決定づけられてしまう。

 そのアプリとはもちろん、スマホ版の『パズル&ドラゴンズ』だ。

 スマホのタッチパネルを斬新に活用した、革命的とも言えるパズル操作、それをRPGと融合させてしまうという大胆なゲームデザイン、そして、ユーザーを飽きさせないフットワークの軽い神運営……!

 すっかりパズドラに魅せられてしまった俺は、初めて遊んだその日からプレイ日記を書き始め、10年経ったいまも古巣で更新を続けている。

 その回数は、じつに約1200回……!

 社会現象となったパズドラと歩を合わせるように記事を投下し続けた結果、こんなとんでもない長期連載になっているのである。

 って、その話はどうでもいいんだった。あくまでも、ここで綴る新たなプレイ日記の布石として書き始めただけなんだけど、キチンと説明しようと思って長くなっちまったよw

 とにかく、この10年間で“国民的ゲームアプリ”と呼ぶにふさわしい成功を収めたパズドラは、スピンオフとしてさまざまな家庭用ゲーム機のソフトもリリースしてきたわけだけど……ついにその決定版とも言うべき“10周年記念タイトル”が登場してしまったので、ついつい出しゃばってしまったのよ。

 このNintendo Switch用ソフトが発表されたのは、2022年2月16日。↓こちらの記事でも紹介したので、読まれた方も多いかと思う。

 あれから……わずか4日!!www

 発表からリリースまでが比較的早いスマホアプリならともかく、どっちかっつーと延期されることのほうが目立つ家庭用ゲーム機のソフトが、発表から4日後にリリースされてしまったことが、かつてあってろうか!!!www

 そのタイトルとは、もちろん↓こちらであります!

 Nintendo Switch用ソフト『パズル&ドラゴンズ Nintendo Switch Edition』!! 価格はなんと500円(税込)!! 

 これ、ワンコインで買えるゲームってことで、

 「あれ? 意外と規模が小さいのかね」

 と思われてしまうかもしれないが、それは早計というもの。俺はこれまでに発売された家庭用ゲーム機版もすべて遊んできたけど、そのプレイフィールは間違いなく、この『パズドラ Nintendo Switch Edition』がもっともオリジナルに近い!!

 タッチパネルを使った操作はスマホとなんら遜色ないので、めちゃくちゃ気持ちよくドロップを操れるってことを最初に書いておきたい。それも指だけではなく、コントローラーによる操作にも最適化されていて、こいつがまた……不思議なほどサクサクとドロップを動かすことができて、いい意味で戸惑ったわ^^;

 さて、とりあえずはチュートリアルをこなしてゲームに慣れていこう。画面の見方は、↓こんな感じになっております。

 画面レイアウトは、スマホと違って横画面なので大きく違って見えるけど、要素としては大差ないんじゃなかろうか。基本的には、画面右にある盤面のドロップを動かして、同じ色のものを3つ以上消して攻撃を放つ……! 10年前からパズドラの根底にあるルールがそのまま採用されているわけだ。

 なので安心して、チュートリアルをガンガン進めた。

 すると、達成報酬として“ノーマルガチャ1回”の権利をもらったので、

 「キタキターーー!!!ww ガチャ最高ッ!!!www」

 ってんで回してみたところ……!

 パズドラ本編ではおなじみ“霊龍契士・ラジョア”のアバターと、おまけとして“ラジョアチーム”というチームをもらえたぞww なるほど、こうやって使用できるチームそのものを増やして行くってことなのか!!

 というわけで、10年前に初めてパズドラを触ったときと同じような気分で、この『パズドラ Nintendo Switch Edition』を遊び始めました。すでにガンガン対戦も行っているので(これがじつに気楽にできる!)、そのへんのこともこの連載で触れていければなと。そして、何気にメチャクチャ楽しみにしている“エディット機能”についても、いろいろといじったうえで記事にしていきたいと考えております!

 どうぞよろしくお願いいたします!

PUZZLE & DRAGONS Nintendo Switch Edition:
https://pad-switch.com/

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

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