【スプラトゥーン】トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!! あとばる×れいまるが語るL3リールガンD使いこなし術~3~

トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!!
【あとばる×れいまる 第3回】

あとばる選手×れいまる選手による対談の第3回目!

今回はウデマエを上げるために必要なポイントについて聞いていくぞ。トッププレイヤーは普段どんなことを意識してガチマッチに臨んでいるのか!? その思考術を探っていこう。

あとばる
驚異的なエイム力を持つカリスマプレーヤー。「第2回スプラトゥーン甲子園」では、不利な状況から相手を次々と倒す神がかり的なプレーを連発し、優勝に大きく貢献。H3リールガンの名手としても知られ、彼の影響でH3リールガンを使い始めたプレーヤーも多いとか。おもな実績は「第2回スプラトゥーン甲子園」優勝、「第4回スプラトゥ-ン甲子園オンライン代表決定トーナメント」優勝など。チーム・よしもとゲーミング カラマリ所属。
Twitter:https://twitter.com/Atobaru_ika
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UChczP5QLI27iCB-pEfz2eYA
OPENREC.tv:https://www.openrec.tv/user/atobaru_ika
れいまる
L3リールガンDをメインにスプラシューターベッチューやシャープマーカーネオなど、シューター系をマルチに使いこなすトッププレイヤー。最高Xパワー2942が示す通り、エイム・キャラコン・状況判断とすべてがハイレベルで、そのプレイングは参考になる部分が多い。また、強豪揃いのエリア杯+を3連覇するなど、大会での勝負強さも抜群。常にチームメイトへのリスペクトを忘れないナイスガイでもある。
Twitter:https://twitter.com/reimaru17

対面に自信がなくても試合に勝つことはできる!

――ウデマエを上げるには視野の広さが重要だと思いますが、そのために意識していることはありますか?

れいまる:自分も視野は広い方ではないんですけど、味方の位置を意識して動くといいかもしれないです。味方を見ることによって敵の位置を把握しやすくなるというか、味方がいまなにをしているかを見ると、次に敵がなにをしてくるとかもわかりやすいってのはあるのかなと。

 

――確かに味方が戦っているのがわかれば、少なくとも「あの辺にいるんだな」ってのは把握できますもんね。

れいまる:しかも、味方の位置がお互いに見えていれば、そこでカバーが自然にできるのでデスも減るだろうし。たぶん、デスが多い人って、ひとりでなにかしようという思いが強いと思うんですよ。「ここを自分でなんとかしなきゃ」みたいな。
 確かにそういう場面ってあるんですけど、ひとりで突っ張ったり、ひとりで強ポジを押さえようとしてやられてを繰り返してしまうとなにもならないので。

 

――立ち回りはどのように作っていったのでしょうか。

れいまる:ひたすらエリアに潜って作っていった感じですね。「どこからジェットパックを撃ったらいいんだろう」とか「どうすればステージの強ポジを取ることができるんだろう」みたいなことを考えながらやっていたら、自然と自分なりの立ち回りも確立できていったというか。

 

 

――ちなみにあとばる選手はH3リールガンを使っていますけど、最初は使いづらいとか思わなかったんですか?

あとばる:思った記憶がないですね。
れいまる:天才肌だ(笑)。
あとばる:なにを思って持っていたのかまったく記憶にないんですよね(笑)。単純に新しいブキに触れるというのを楽しんでいたんだとは思うんですけど、その当時って特に「こっちのブキより使いやすい」と思えるほどいろんなブキを触っていなかった頃なので、そんなにクセは感じなかったと思うんですよ。
れいまる:撃ったら当たるから楽しいみたいな?
あとばる:そんな感じでとりあえず持っていたんだと思います(笑)。

 

 

――れいまる選手の中で、こういうことを意識したらウデマエが上がったとか、こういうことに気づいたから一気に上に行けたなって思い当たることってあったりします?

れいまる:なんだろう。でも、昔に比べて、「考えてプレイする」ことを意識するようになったのはありますね。考えるといってもそんなに難しいことをする必要はなくて、「ここは弱いから立たないでおこう」とか「味方がなにをしているから自分はこうしよう」とかその程度なんですけど、ただ漠然とプレイするよりは、少しでも考えることでウデマエも上がっていきやすいのかなと。
 あと、基本ですけどデスしないってのは気をつけていました。もちろん、沼にハマって延々とやられちゃうときもあるんですけど、それは仕方がないと割り切って、とりあえず自分が気をつけようと思ったところをしっかりこなしていけば、おのずと上達するんじゃないかなと思います。

 

――れいまる選手でも何連敗もすることってあるんですか?

れいまる:めちゃくちゃありますね。このゲームには流れあると思っているから、マジで負けるときは負けるし。落ちるところまで落ちるなんて何回あったか数えられないくらい(笑)。
 負けが続くときって気持ちの問題もあるとは思うんですけど、やっぱり人間なのでいつも完璧にプレイすることってできないし、調子の良し悪しって必ずあるじゃないですか。
 ですから、負けてもヤケにならないようにするというか、そこは仕方ないと割り切ることが大事かなと。

 

――確かに流れはありますね。悪いととことん負けが続いたりとか。

れいまる:一番いいのは、「2連敗したらやめる」みたいなのを心に強く決めておいて、その時間は諦めて別のことをするとかですかね。まあ、それができないからみんな沼にハマっていくんですけど(笑)。

 

 

――ご自身としては、そこまでウデマエがトントン拍子で上がっていった感覚はない?

れいまる:あまりないですね。けっこう自分のプレイに自信を持ってやっていないところがあって。やっぱり、自分に自信を持っちゃうと慢心してしまうじゃないですか。もちろん、自信の無さからくるネガティブな発言をすると味方の士気を下げる要因になるので、そこは気を付けないといけないんですけど、自信がないほうが気楽ではありますよね。変なプライドとかに左右されないので。

 

――自信がないというのは、たとえば1対1の対面だと自分の方が負ける確率が高いと思ってプレイするといったようなことですか?

れいまる:そうですね。他のシューター使いに比べて自分は特に対面が強い方だとは思っていないので、わりと「負けてもしゃあないわ」といった意識でプレイしてはいますね。

 

――「ここは俺がひとりで止めるぜ」とはあまり考えない?

れいまる:考えないですね。その分、サブスペで味方をカバーして、味方が動きやすくなればいいやというのをずっと考えています。自分は対面が強くないと思っている人もいるとは思うんですけど、その分立ち回りでカバーすればこのゲームはなんとでもなるので。本当に立ち回りが大事ですね。

 

――そのためにもたくさんプレイして、いろいろな経験を積むことが重要になる?

れいまる:そうですね。強い人ってみんな「そこまでやる!?」みたいなレベルで潜っているので、どれだけプレイできるかはやっぱりデカいですね。

 

 

――れいまる選手は『スプラトゥーン』のプレイヤーの中でも名前が知られてきましたが、そうなったことでなにか心境の変化などはありましたか?

れいまる:普通に生活していたらできない経験をさせてもらっているなとは感じますね。いま高校生なんですけど、普通の高校生がこうやってインタビューされることって普通はないじゃないですか(笑)。
 あと、ありがたいことにいろんな人に応援してもらえたりとか。「人に応援してもらえるって、こんなに偉大なことなんだ」って気づけたのもありますし、『スプラトゥーン』のおかげで本当に尊い経験をさせてもらっているなと思います。

 

――お話を聞いていると、すごくしっかりしていますよね。

れいまる:いやいや、そんなことないです! 本当に大した人間じゃないので……。
あとばる:地頭の良さがありますね。めちゃくちゃ、しっかりしゃべれますし。
れいまる:とりあえず他の人よりは、喋るのに抵抗がない方なのかなと自分では思っています(笑)。けっこうノリで絡みにいっちゃうので。まあ、それが良くないときもあるんですけど(笑)。

 

【今回のまとめ】
・考えてプレイすることが上達のための近道!
・たとえ対面に自信がなくても立ち回りを磨けばどうにでもできる!

 

次回もふたりの対談をお届け。れいまる選手の思う現環境でのオススメブキなどについてい聞いていくぞ。次回もお楽しみに!

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次回は4/5(火)更新!!