【コロコロ学園YouTu部】ナーフ動画が4500万再生超の「カミワザ」! 群雄割拠のYouTubeで有名になるために必要なこと

取材・文=石川裕二

オススメのYouTuberやYouTubeチャンネルを紹介する「コロコロ学園YouTu部」! 第7回は、スポーツやホビーによる、さまざまな神技で視聴者を魅せる3人組YouTuber「カミワザ」!! 今回は、メンバーを代表して、ともひろさんにインタビューしてきたぞ!! さまざまな神技が、どのようにして生まれているのかを知ってくれ!!

<プロフィール>

▲左から、なりさん、ともひろさん、ヒデトリアンさん

スポーツやホビーによる、さまざまな神技動画が人気を博し、チャンネル登録者数は129万人(※2022年3月時点)。特に、銃型ホビーのナーフを用いた「ナーフ戦争」が話題を呼び、4500万再生を超える動画もあるほど! すっげー3人組なんだぜ!!


▲まずはこの「ナーフ戦争」の動画を見てくれ! クオリティが高すぎる!!

4500万再生の「ナーフ戦争」秘話

――「ナーフ戦争」の反響と再生回数がものすごいことになっていますね! まず、YouTubeを始めたきっかけを教えていただけますか!?

まず、なりと僕は高校が一緒で、遊びで動画を撮っていたんです。その頃撮っていたのは、筋トレをしながら架空の敵と戦う、というものだったんですけど(笑)。高校卒業後、幼なじみのヒデトリアンも参加することになりました。

――どうして神技をテーマに選んだのでしょうか?

日本では神技をメインでやっているチャンネルがなかったのですが、海外では神技の動画がものすごい視聴回数を誇っていたんです。そこで、僕らも神技動画を撮るのが楽しそうだね、となりました。

――現在はチャンネル登録者数129万人、「ナーフ戦争」の再生回数は4500万回を超える人気YouTuberとなりましたが、反響をどのように受け止めていますか?

素直にうれしいです。ナーフの動画は、元々、海外でバズっていたものを日本向けにアレンジしてつくってみたのですが、思っていた以上の反響で良かったです。

ただ、その分、制作には時間が掛かっています。電動銃を使っていると、玉詰まりを起こすことがあって、せっかくいいカットが撮れても、撮り直しになってしまったり。舞台に使わせていただいている施設によっても、さまざまな制限があるので、ルールを守りながら、どうすればおもしろく見えるかを工夫しながら撮っています。

――最初の「ナーフ戦争」が出来上がった時は、どのようなお気持ちでしたか?

これだったら、海外のナーフ動画のクオリティにも負けないぞ、と思いました。ナーフの動画って、海外では知名度が高くて、二番煎じをしてもダメだと。クオリティで負けたら絶対に伸びないぞと思っていたので、そこは良かったです。

でも、最初は、めちゃくちゃ伸びが悪かったんですよ。

――え、そうなんですか!?

はい。ダメか〜、と思っていたところ、海外のナーフ動画の関連動画に上がったみたいで、一気に伸びました。運が良かったですね。

――何か制作秘話などはありますか?

ナーフ戦争シリーズで、カエルくんというキャラが味方として登場しているんですけど、実は最初の奈良健康ランド編では、敵として登場しているんです。設定が決まりきっていませんでした(笑)。

ホビーを使った神技にチャレンジする理由

――カミワザのチャンネルでは、ベイブレードなどのコロコロホビーを使っている動画もありますよね。それは、どうしてですか?

ベイブレード世代でしたし、おもちゃがめちゃくちゃ好きなんですよ。子どもの頃、当時は神技とは思ってやっていませんでしたけど、独自のルールをつくって工夫して遊んでいたりしたので、その延長ですね。

――読者にまず見てもらいたい動画ってありますか!?

まさに、ベイブレードの神技動画ですね。おもちゃ一つで、工夫次第でいろいろな遊び方ができるんだよということを知ってもらいたいです。ただ、子どもがやるには危ない神技もしているので、そこはマネしないでねという注意書きをしていますが。ただ、違う遊び方を考えることで想像力が豊かになるとも思っていて。

――仰る通りだと思います! ほかにも見てもらいたい動画はありますか?

やっぱり、「ナーフ戦争」シリーズです。スパリゾートハワイアンズさんで撮った動画は、日本最大級の広さのプールで、水鉄砲で遊んでいるんですけど、それって子どもの頃の夢じゃないですか。子どもの時に夢見たことを実現できるのが、YouTubeのいいところだと思います。

――本当にそうですね! でも、ベイブレードなんかはテイク数が半端ないんじゃないですか!?

うーん……平均、30〜100カットですかね。

――ええ、そんなに! やっぱり、そこまでしないとできないから神技なんですね!

ベイブレードの動画は、それでも、そこまでテイク数掛かっていないんですよ! スポーツ系の動画は1日やって収穫ゼロ、なんてこともザラなので。

――うおお、それはすごい……! でも、それでも動画投稿を続けるモチベーションって、何なのでしょうか?

やっぱり、視聴回数とコメントですね。コメントはほぼほぼ全部読んでいて、おもしろかったというコメントに報われています。次に、もっとおもしろい動画を撮ったら、またコメントしてくれるかなと思いながら、挑戦を続けています。

――コメントがモチベーションになっているのですね。YouTubeをやっていて、良かったことって何でしょうか。

やっぱり、一番は自分が好きでやりたいと思ったことをやりながら生活できることだと思います。登録者数が増えるまでは、仕事をしながら土日に撮影していたんですけど、今は撮影に集中できる環境なのでありがたいです。『おはスタ』に出演した次の日に公園で撮影していたら、小学生に「昨日テレビに出てた人?」って聞かれたのもうれしかったです(笑)。

――YouTuberを目指す子どもたちへのアドバイスがあればお願いします!

一番大事なのは、研究することだと思います。自分がまず、どんなYouTuberになりたいのか、どんな動画を出したいのか、自分自身を見つめることですね。どんな動画を出したいかを見つけるためにも、海外の動画も含めて、たくさんYouTubeを見ることが大切だと思います。自分が興味ある言葉をGoogle翻訳で翻訳して、YouTubeで検索すると、たくさん海外の動画が出てくるので。

その次に、今、YouTubeをやっている人ってめちゃくちゃ多いので、有名になるのって難しいと思うんでうすよ。そのなかでも有名になっていくためには、自分がなりたいと思うYouTuberを見つけて、その人が上げているサムネイルや動画のクオリティを超える気概でやることが最低限、必要だと思います。

――具体的なアドバイスをありがとうございます! 最後に、今後の展望を教えてください!!

今、僕らが力を入れているのがナーフの動画です。これからは、そこに新しい要素を入れるなど、今までと違う施設で撮ることで新しいことをやっていきたいです。それで、カミワザの3人はこんなこともできるんだ、って思ってもらいたいですね。

このまま同じような動画を上げ続けるのではなくて、どんどんグレードアップしていきたいです!

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