トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!!
【あとばる×ちゃちゃ 第3回】
あとばる選手とちゃちゃ選手による対談も今回でラスト！
最後はパブロで気を付けるブキや、ヘイトを集めつつ生き延びるために必須となるキャラコンの鍛え方について聞いていくぞ。
あとばる
驚異的なエイム力を持つカリスマプレーヤー。「第2回スプラトゥーン甲子園」では、不利な状況から相手を次々と倒す神がかり的なプレーを連発し、優勝に大きく貢献。H3リールガンの名手としても知られ、彼の影響でH3リールガンを使い始めたプレーヤーも多いとか。おもな実績は「第2回スプラトゥーン甲子園」優勝、「第4回スプラトゥ－ン甲子園オンライン代表決定トーナメント」優勝など。チーム・よしもとゲーミング カラマリ所属。
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最高Xパワー2983の記録を持つ、パブロ使いの最強プレイヤーのひとり。相手の意識の外から近づき、華麗にキルを取るそのプレイはまさに神出鬼没。プレイヤーとしてのセンスはもちろん、状況に応じた的確な判断で理論的に立ち回るそのプレイングは、多くのプレイヤーにとって非常に参考になる。また、『第5回スプラトゥーン甲子園』九州大会優勝を初め、ユーザー主催の大会でも何度も優勝経験を持つなど、ここ一番での勝負強さも抜群だ。RayRoadGaming所属。
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これができたら一流のパブロ使い!? ちゃちゃ選手流のキャラコン上達法とは？
――パブロのエイムでうまく当てるコツはありますか？
ちゃちゃ：パブロのエイムは、とにかく高速で連打するというイメージがあると思うんですけど、個人的にはそれよりも、しっかり相手の方を向いて振ることが大事だと思っていて。体感的にもその方がキルを取りやすい印象はあります。
――パブロでセンプクするのはどういった場面になりますか？
ちゃちゃ：基本的にはやることがなくなったらセンプクします。たとえば、エリアは取れていて、周りの塗りも終わっていて、味方と敵のラインが揃っていてという状況だとパブロは本当にすることがなくて、体を晒すことがチームにとってマイナスになるので。だから隅っこでセンプクしてキルを狙うか、味方のカバーを狙うかという感じですね。
――ガチエリアの場合、パブロの動きとして基本は敵陣の奥に入っていくということを意識して動いていくのがいいんですか？
ちゃちゃ：そうですね。それができたら最高です。難しいですけど。
――基本は相手の後衛を潰しにいくということを意識する？
ちゃちゃ：後衛がいたらですね。後衛がいたら後衛のヘイトを買いつつ、他のブキを落としたり、他のブキのヘイトも買ったりしてあげれば盤面が人数有利になっていったり、塗りの有利が取れていったりするので。そういうのを意識したらいいかもしれません。
――たとえば、相手にチャージャーがいたら、できるだけチャージャーを狙う形で動く？
ちゃちゃ：そうですね。ただ、最近はチャージャーはみんなうまくて、1発で抜かれちゃうことも多いので一概にそれがいいとも言えないんですけど。
――当然、自分が倒せればベストだけど……。
ちゃちゃ：そうですね。チャージャーって射程が長いので、どうしてもこっちが最初にリスクを負ってチャージャーに近づいていかないといけなくて、ヘイトを買って生き残れたらいいんですけど、倒されたらもうバツなので。ヘイトを買うという動き自体が、わりと結果論なところがあるんですよね。
――かといって、パブロで後ろにいてもしょうがないってことですよね。
ちゃちゃ：そうですね。前に突っ込んで生き残れたらマル、やられたらバツ。さらに言えば、自分がヘイトを買っている間に味方がやられてもバツということになるので。
――なるほど。難しいですね。
ちゃちゃ：そうなんですよね。前に出て、味方が倒されてもダメなので、その前に相手全員を倒し切るということができたら満点なんですけど、とにかく結果論になっちゃうので難しいですね。
――まずヘイトを稼いで、それで味方がキルを取ってくれたらマルだけども……。
ちゃちゃ：ですね。でも一番確率が高いというか、やれることが多いのは前に無理やり入ってヘイトを買ってという動きですかね。
――そこのセンスとか、立ち回りを磨いていくのが上達のコツになる？
ちゃちゃ：そうですね。
――そのためには前に出るしかないってことですよね。前に出ないと、前に出るためのタイミングだったり動きだったりも身につかないので、最初は倒されるのは仕方ないとして、そこを覚えていくと。
ちゃちゃ：そうですね。そこで折れない心が大事です。
――ちなみにパブロを使っていて、厄介だなとか、これは気をつけないといけないなというブキってありますか？
ちゃちゃ：ローラーですね。射程が同じくらいか、ちょっとローラーの方が長いんですけど、ローラーが真ん中から後ろあたりにセンプクしていると、絶対にパブロの抜けを見てくるんですよ。それで、パブロは前に出ないといけないという意識があるので、そこを待たれてしまうとほぼやられてしまうので、とにかくしんどいです。
――ローラーの位置をしっかり把握できればベストだけど、どこにいるのかわからないという状況だと前に出るべきなのか、後ろで様子を見るべきなのかというような状態にさせられてしまう。
ちゃちゃ：はい。なので、一応の対策としてはローラーのいない方から走り込むという感じですかね。それもローラーがずっとセンプクしていたらもう打つ手はないんですけど、味方がエリアに触れ始めたら大体ローラーは味方に対してキルを狙ってくるので、その逆側から走り込んで裏を取るという感じですね。あと、ヒッセンも同じような動きをしてくるので、ローラーだけじゃなくヒッセンも要注意です。
――ちなみに、あとばる選手は相手にパブロがいる場合はどういうことを意識してプレイしていますか？
あとばる：手前に入らせないようにしていますね。なので、基本的にはパブロのことしか見ていないです。
――それくらい意識するんですね。
あとばる：そうですね。ちゃちゃさんも言われていた通り、前に出てヘイトを稼がないと仕事ができないブキなので、そもそも前に出させないというので根元を抑えるというか。前に来る瞬間って、絶対に自分の横のラインをすれ違うじゃないですか。そこら辺を狙って、ずっとセンプクして見ていたりとかします。ローラーとかは塗りつぶせば簡単には前には来られないんですけど、パブロってフデ走りであっという間に前に来ちゃうので、そうなったらセンプクで目視してしっかりメインで倒すしかないので、けっこうガン見していますね。
――自分がシューターを使っていて、パブロにうまく弾を当てられないんですけど、なにか当てるコツはありますか？
あとばる：パブロ使いは、みんな避けるのがうまいですからね。
ちゃちゃ：シューターが当てられるかって、けっこう運次第だったりしません？
あとばる：そうですね。特にN⁻ZAPとかだとちょっと厳しいかもしれないですね。うまいこと当てないと。
――本当に当たらないんですよね。
あとばる：抜け切ったあとのパブロを処理しようとすると、相手は戦闘する気がなくてくねくね動くのでかなり当てにくいんですよ。ただ、相手が抜けようとしている瞬間は基本的に直線で動くので、そこを狙うと倒しやすいかもしれないですね。
――なるほど。もし抜けられたら、あとばる選手はどう対応しているんですか？
あとばる：抜けられたら速攻処理するか、無視して前に行くかですね。パブロが付かず離れずの位置にいるんだったら手前で処理しちゃうんですけど、たまにものすごく遠くに行くパブロがいるんですよ。そこまで行ってくれるんだったら前に出ちゃおう、みたいな。
――これは追いかけてもどうしようもないぞと。
あとばる：そうですね。追いかけても追いつかないし、後ろを見ている間に正面が崩壊したらパブロの思う壺なので。ただ、前を見るふりをして本当はパブロを見ているとか、けっこういろいろ仕掛けたりはします。
――そこはもう駆け引きなんですね。
あとばる：そうですね。
――ちゃちゃ選手に聞きたいんですけど、弾を避けるといいますか、キャラコンを磨くための練習法とかってなにかあったりします？
ちゃちゃ：パブロで文字を書くのがいいんじゃないですかね。まあ、僕以外にそういうことをやっている人は、ほぼいないと思うので、実際どのくらい効果があるかはわかんないですけど（笑）。
――実際に文字を書いたりしているんですか？
ちゃちゃ：けっこうやってますね。それで、綺麗に文字が書けたらパブロのキャラコンは完成しているんじゃないかなと。
――どういう文字を書くんですか？
ちゃちゃ：なんでも書きますよ。ひらがなでも漢字でも。
あとばる：めちゃめちゃうまいですね、ちゃちゃさん。「20歳新成人」とか書いていませんでしたっけ？
――「歳」なんて複雑な文字を書けるんですか!?
ちゃちゃ：ああ、書いたかな。でもそれくらいの文字なら全然書けますね。もちろん、最初はひらがなから練習しないと無理ですけど。
あとばる：「20歳新成人」のTwitterの投稿を見つけたので送っておきました。
――えっ、すごい。こんなに綺麗に書けるんですね。
あとばる：器用に書いていますよね。
ちゃちゃ：これができたら、パブロのキャラコンはバッチリになっていると思います。なので、ぜひみなさんもチャレンジしてみてください（笑）。
・パブロのメインは速さよりも、相手の方をしっかり向いて振ることを意識しよう！
・ローラーやヒッセンにセンプクされると、抜けをほぼつぶしてくるので要注意！
・パブロで文字を書く練習をすれば、キャラコンも自然と上達する!?
次回は海外チームも出場した「splat W.chanpionship」を優勝したあのチームから、新たなプレイヤーが対談に登場！
誰が来てくれるのかお楽しみに！
