【パズドラ】『大塚角満のモンスター美術館』第171回 予想外の進化でプレイヤー大歓喜! 懐かしのヨトゥン!!

第171回 「ヨトゥン」

公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
今回は“ヨトゥン”を大紹介!!

▲炎の機神兵・ヨトゥン

 

ここのところ、毎回毎回シツコイくらい書き続けているが、2022年はパズドラの10周年イヤー!! ということで当連載では、黎明期からパズドラ界を盛り上げている“ベテランモンスター”を選りすぐって紹介しております。

さて、今回からピックアップするのは……!

モンスターナンバー300台の古株中の古株!!
肉体派モンスター好き(筆者含む)を狂喜させた、あの“機神兵”たち!!
その中から最初に紹介するのは……火属性の機神兵、“炎の機神兵・ヨトゥン”であります!!!

ヨトゥンが初めてパズドラに登場したのは、2012年9月10日。
じつに10年も前の出来事だ。
ていうか、ヨトゥンの進化前の姿である“フレイムゴーレム”はパズドラがローンチされたときからいる初期メンバーなので、そういう意味ではヨトゥンも“パズドラをイチから知る存在”と言えるのかもしれない。

このヨトゥンと同期となるモンスターは、水属性のミズガルズ、木属性のアースガル、そして光属性がマシンゴーレムMk-III、闇属性がダークゴーレムMk-IIIだったのだが、これらが導入されたとき、前述の通り、

「やっとゴーレムたちに光が射しこむぞ!!」

と、一部のプレイヤーが狂喜したことを知る者は多い。
当時はレアガチャからもゴーレムが排出される仕様だったので、これらを所持しているプレイヤーは本当に多かった。
でも、使いどころがほとんどない低レアリティーのモンスターだったがゆえに、レアガチャではどうしても“ハズレ”の印象が強かったのである。

そんなときに現れたのが、ヨトゥンたち機神兵たちであった。
それほどズバ抜けた強さではなかったものの(筆者はアースガルをレギュラーで使っていたけどw)、明らかに存在感がある見た目になってくれたことでハズレ感は雲散霧消。
“捨てモンスターを作らない”というパズドラの運営姿勢を強烈に印象付けたのである。

さてヨトゥンだが、そのモチーフとなっているのは北欧神話で大暴れする“霜の巨人”だ。
有名なトロルも、このヨトゥン族の流れを汲む巨人と言われている。
ただ、次週以降で紹介する水属性のミズガルズ、木属性のアースガルは巨人の種族名ではなく地名なので、このヨトゥンもおそらくは“ヨトゥンヘイム”を指しているのではないかと想像する。
ちなみにヨトゥンヘイムはアースガルの外に広がっている世界で、絶対零度が支配する極寒の地とされている。

 

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

 

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次回は8月1日(月)更新!!

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