【パズドラ】『大塚角満のモンスター美術館』第198回 モンスターナンバー2桁の超初期組、“アルラウネ”を語る!!

第198回 「アルラウネ」

公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
今回は“アルラウネ”を大紹介!!

▲アルラウネ

 2022年はパズドラ10周年イヤーということもあり、モンスターナンバーの古いほうから、なるべく順番に解説をしてきた……はずだった。

 年が明けて2023年になり、モンスターナンバーは1000台のキャラを紹介し始めたんだけど、ふとリストを見直すと……アルラウネやエンジェル、シヴァといった古参モンスターの究極進化系が1100番台あたりに何体か……。それを見て、筆者は考えた。

 「あれ……?? このあたりの大本のモンスターって……解説したっけ!!?」

 そうなのだ……!

 かなり入念に精査してキャラを拾ってきたつもりだったんだけど、先の3体を始めとする古参の名物モンスターで抜けがあることあること!!!w さすが、いまやモンスターナンバーが1万に達する『パズル&ドラゴンズ』!!

 というわけでしばらくは、網の目をすり抜けていたキャラを入念に拾い上げて紹介していきたいと思います^^; まずは……!!

 モンスターナンバー、堂々の二桁!!ww No.93の“アルラウネ”から!!

 じつはアルラウネの進化前の姿である“ドリヤード”に関しては、当連載の106回目で解説済みであった。ふつうだったらその流れで、「じゃあつぎは、進化後のアルラウネで」となりそうなものなんだけど、完全に抜け落ちてこんにちに至ってしまったようだ。

 その若いモンスターナンバーを見てわかる通り、アルラウネはパズドラの運営が始まった2012年2月の段階で実装されていた栄えある“初期組”である。
前述の通り進化前の姿はドリヤードで、当時からダンジョンで入手できる身近なモンスターであった。当然、初期組かつダンジョンで手に入るモンスターゆえに能力的には頼りないが、筆者はそのころから木属性オンリーで戦っていたので、アルラウネは貴重な回復系キャラとして重宝した思い出しかない。手持ちのモンスターが揃っていなかった時代は、アルラウネをリーダーにしたりしていたもんなぁ……(シミジミ)。

 さてアルラウネとは、ファンタジーや童話などさまざまな創作物に登場する魔法植物のことで、“マンドレイク”や“マンドラゴラ”の仲間。その性質はマンドレイクなどと同様で、地面から引き抜かれた際にとてつもない悲鳴を上げ、これを聞いた人を廃人にする(もしくは天に召される)……という伝説がある。しかし、その薬効は驚異的なものがあるらしく、安全に引っこ抜くために“犬に抜かせる”という方法が編み出されたとか……。

 現代でも、RPGやアドベンチャーゲームに敵役として登場することが多いので、読者諸君もいろいろな形のアルラウネを見たことがあるに違いない。

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

 

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次回は2月13日(月)更新!!

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