【パズドラ】『大塚角満のモンスター美術館』第208回 RPG界を代表するザコオブザコ、“サイクロプス”とは何者!?

第208回 「サイクロプス」

公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
今回は“サイクロプス”を大紹介!!

▲雷光の巨漢・サイクロプス

 パズドラ黎明期を彩った小型キャラにスポットを当てるシリーズも……今回でひと段落かなと。

 ここまで、ミノタウロス、コカトリス、ケンタウロスという、地味ではありながら昔からのプレイヤーの心に残っているザコモンスターをピックアップしてきたわけだけど、そのフィナーレを飾るのは……!

 モンスターナンバー“793”!! パズドラに限らず、さまざまなRPGにおいて“ザコオブザコ”としても君臨する(※多分に筆者の主観で書いております)“サイクロプス”を紹介しましょ~~~!!!

 サイクロプスが初めてパズドラに登場したのは、いまから9年半前の2013年9月。光の神秘龍“クリスタルスカル”がボスとして登場した“光の神秘龍【闇無し】”に出現したのである。ちなみに、サイクロプスといっしょに現れる“ピクシー”という小型モンスターもこのときが初のお披露目。いろいろと目新しいものを見聞きできるダンジョンだったことをいまでもよく覚えているわ。

 サイクロプスはダンジョンに現れるザコモンスターなのでそのままではパーティーで使われることはなかったが、“ダブル攻撃態勢・光”というスキルの持ち主だったので、アポロン、光明神・アポロンのスキル上げ用モンスターとして重宝した。当時は、同スキルのモンスターを合成することがスキル上げの絶対的な方法だったので、光属性をメインで使っていたプレイヤーは、アポロンのためにサイクロプスを乱獲していたのである。

 そんなサイクロプスは、ギリシア神話に登場する単眼の巨人のことで、そこでは“キュクロープス”と表記されている。サイクロプスとはこれの英語読みで、後世の創作物ではこちらの表記がおもに使用されている。ギリシア神話においては、卓越した鍛冶の技術を持つ下級の神として設定されていて、有名なゼウスの雷霆やポセイドンの三叉の銛を作ったことでも有名だ。

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

 

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次回は4月24日(月)更新!!

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