【パズドラ】『大塚角満のモンスター美術館』第227回 映画や小説、ゲームでも人気の“ジャンヌダルク”とは!?

第227回 「ジャンヌダルク」

公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
今回は“ジャンヌダルク”を大紹介!!

▲聖刻の龍騎姫・ジャンヌダルク

 過去3回の記事とほぼ同じ(じつはちょっと変えてあったりする)前書きになってしまうが、同シリーズのモンスターを扱うので今週も涙を飲んで(?)流用させていただく。

パズドラが10周年を迎えた2022年あたりから、当連載で取り上げるモンスターは「可能な限り古い順で……!」という思いでピックアップしてきた。

 ベテランプレイヤーは懐かしさに震えることができるし、最近パズドラを始めたルーキープレイヤーには、

 「このモンスターって、そんなに昔からいたの!?」

 という驚きの提供につながるので、この判断は“大英断”だったなと自負している。

 そんな、古い順での選定も定着してきて、いまや取り上げるモンスターの番号は1300番台になってきた。これだとだいたい、2014年~2015年あたりに初登場となったモンスターになるので、まさに前述の“懐かしさ+驚き”を醸し出すのにドンピシャの世代になってきたな……と、プレイ開始12年目の筆者などは思っているのである。

 さあ、そこでこのシリーズだ。

 じつはモンスター図鑑を古い順で精査していてこちらのモンスター群にぶつかったとき、筆者は一瞬、

 「……あれ? このシリーズって……なんだっけ??」

 と戸惑ってしまったのである。
 
 その年代はまさにパズドラが社会現象になっていた時期で、実装されたモンスターも綺羅星の如き精鋭ばかり……! あまりにも情報過多な時代にあってはどうしても、その波に埋もれてしまうモンスターも出てくる。あくまでも筆者個人の感想だが、当シリーズはまさにそういう立ち位置にあると思うのである。

 ……と、前提があまりにも長くなってしまったが、今回も“龍騎姫”シリーズのモンスターですよパズドラ好きの諸君。

 ここまで火属性の卑弥呼、水属性のクレオパトラ、木属性のイシュタルを取り上げてきたので今回は……もちろん! モンスターNo.1364! 龍騎姫シリーズの光属性担当“ジャンヌダルク”であります!

 ジャンヌダルクが初めてパズドラに登場したのは、いまから9年前の2014年8月後半だ。個人的にもっと昔から存在したモンスターのような気がしていたけど、意外や2014年だったんだよなー。ジャンヌダルクのダンジョンは“聖の龍騎姫【同キャラ禁止】 古の聖刻”という名で、他の龍騎姫のそれと同様、同じキャラは使えないという縛りが存在した。とはいえ、ダンジョン難度はそれほどでもなく、加えてスキル上げ用のモンスターが多数登場してくれたので(シャイロンが大喬&小喬、サンリッチが孫悟空、サイクロプスがアポロンのスキル上げ用キャラだった)、とくに光属性のパーティーをメインで使っていたプレイヤーがこぞってこのダンジョンに殺到していた思い出があるわ。

 そんなジャンヌダルクは、前回紹介した神話の神様であるイシュタルと違い、しっかりと実在した人物である。イングランドとのあいだで勃発した百年戦争で活躍した女性で、“オルレアンの乙女”もしくは“オルレアンの娘”の愛称でも知られている。最終的には捕虜となり、異端審問の末に有罪の判決を受けたジャンヌダルクは、19歳の若さで火刑に処せられてしまう。その、あまりにも衝撃的かつ影響力の大きな活躍を受けて、後世の映画や小説、ゲームなどの登場人物として描かれることが多い。

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

 

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次回は9月11日(月)更新!!

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