【パズドラ】『大塚角満のモンスター美術館』第230回 童話の主役“赤ずきん”が多くのプレイヤーを癒やす!?

第230回 「赤ずきん」

公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
今回は“赤ずきん”を大紹介!!

▲森の元気娘・赤ずきん

 これを書いているのは2023年9月25日で、いよいよ長かった夏が終わりに向かい、ちまた(関東だけど)に涼しい空気が流れ込み始めたタイミングである。

 そう、いよいよ季節は秋――。

 そうなってくると……! 俄然、秋っぽい(?)モンスターを解説したくなってくるんだよね!! いまだ厳しい残暑が続いているけど、雰囲気だけでも涼しくなっていきたいし!

 という、よくわからない前フリのもと、今回から紹介するのは……!

 モンスターNo.1400番台前半のベテラン! ……だけど、見た目はまったくベテランっぽくない“童話シリーズ”のモンスターたちだ! その中から、今回は……! 
火属性の“赤ずきん”をピックアップ!

 この赤ずきんを始めとする童話シリーズのモンスターが導入されたのは、いまから9年以上前の2014年7月4日。火属性の赤ずきんのほかに、水属性の白雪姫、木属性のおやゆび姫、光属性のシンデレラ、そして闇属性のねむり姫が同時に実装。ドラゴンを始めとするいかついモンスターや神話の神々など、質実剛健なキャラが多数存在する中で、この童話シリーズの少女たちの登場はかなり衝撃的な出来事だった。しかも、設定上、それほど強そうじゃない見た目なのは当たり前なんだけど、しっかりとレアガチャから排出される期待の星でもあったので、当時かなり混乱した記憶が……w

 実装されたばかりのころ、赤ずきんの進化後の姿である“森の元気娘・赤ずきん”のリーダースキルは、“回復と体力タイプのHPと回復力が1.5倍になる”というものだった。当時としても目立った強さではなかったのでリーダー使いされているのは見たことがなかったが、モンスターボックスを癒すコレクターズアイテムとして、数年間はキープしていた思い出がある。

 そんな赤ずきんのモチーフはもちろん、『グリム童話』などに収録されている有名な童話だ。赤ずきんと呼ばれる女の子が、森の向こうのおばあさんの家までお遣いで向かう途中、1匹のオオカミに出会う。そのオオカミは赤ずきんを先回りしておばあさんを急襲して食べてしまい、今度は赤ずきんも喰ってしまおうとおばあさんに化けて待っている……という、いま読むとかなり生々しい内容になっている。最終的には赤ずきんもおばあさんも猟師に助けられるのだが、なかなかにして強烈な童話なのだ。

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

 

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次回は10月9日(月)更新!!

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