【パズドラ】『大塚角満のモンスター美術館』第231回 世界一美しい王女様“白雪姫”がパズドラを彩る!!

第231回 「白雪姫」

公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
今回は“白雪姫”を大紹介!!

▲小人の王女・白雪姫

 前回の“赤ずきん”に続き、今回も知る人ぞ知る懐かしのシリーズ“童話娘”たちからモンスターをピックアップしよう。

 赤ずきんは火属性なので、それに続くのは……!

 モンスターNo.1414の大ベテラン!! 童話シリーズの水属性担当、“白雪姫”だ!!

 この白雪姫を始めとする童話シリーズのモンスターが導入されたのは、いまから9年以上前の2014年7月4日。水属性の白雪姫のほかに、前述の赤ずきん、木属性のおやゆび姫、光属性のシンデレラ、そして闇属性のねむり姫が同時に実装。このころはオリジナルモンスターよりも、神話の登場人物やドラゴンなど質実剛健なキャラが中心だったので、この童話シリーズの少女たちはひときわ異彩を放っていた。「なるほど! こういうかわいい路線もアリなんだな!」と、いい意味で衝撃を受けたことをよく覚えているよ。

 とはいえ、童話シリーズのモンスターたちの性能は見た目と比例している感じで、この白雪姫もリーダースキルは、進化後の“小人の王女・白雪姫”であっても、“体力と神タイプのHPと回復力が1.5倍になる”というものだった。当時もいまも、リーダー使いをすることはまずないと思うけど、モンスターボックスを彩ってくれるかわいらしいキャラとして、意外なほどの存在感を放っている。

 そんな白雪姫のモチーフは、『グリム童話』に収録されている童話『白雪姫』だ。その一節としてもっとも有名なのは、白雪姫の継母(書籍によっては実母もある)である王妃が魔法の鏡に、「世界でいちばん美しい者は誰か?」と尋ねるシーンだろう。魔法の鏡は律儀に「それは王妃様です」と答えて王妃の自尊心をくすぐっていたものの、白雪姫が7歳になり、その美貌が炸裂した瞬間、「それは白雪姫です!」と正直に答えてしまう。これに怒り狂った王妃は白雪姫の暗殺を計画し……。前回の赤ずきんもそうだけど、この白雪姫もかなり攻めた内容で、大人になったいま読むとドギマギしてしまう……w

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

 

パズドラ最新情報は「公式運営サイト」をチェック!! https://pad.gungho.jp/member/

 

次回は10月16日(月)更新!!

©GungHo Online Entertainment,Inc. All Rights Reserved.

バックナンバーはこちらをチェック!!