【パズドラ】『大塚角満のモンスター美術館』第242回 華麗なる血統を誇るエジプト神話の神様“セト”!!

第242回 「セト」

公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
今回は“セト”を大紹介!!

▲転生セト

 これを書いているのは2023年12月19日で……まさに、出版業界名物の年末進行ど真ん中!! ……いや、だからどうしたって感じなんだけど(苦笑)、そんなこんなでずっと原稿漬けになっている影響で語彙とか表現が枯渇気味になっているので、いつも以上に気合を入れてこのコラムも書こうと思っている次第であります。

 さて今回のテーマは、エジプト神シリーズの第2弾として実装された“セト”である。パズドラに初めて登場したのはいまから9年も前の2014年10月31日で、モンスターナンバーはまだまだ若い1659である。このセトを火属性に、水属性にはヌト、木属性にはオシリス、光属性にはハトホル、闇属性にはネフティスを配して、エジプト神シリーズ第2弾としていた。当然、彼らよりも古くからいるモンスターはたくさん存在するんだけど、この2014年くらいってパズドラが社会現象になっていた真っただ中だったので、そのインパクトから埋もれがちなモンスターも少なくない。個人的にはエジプト神シリーズ第2弾もそんな立ち位置にいると思っていたので、ここで紹介できるのはけっこううれしかったりするのだ。

 エジプト神は第1弾もそうだったんだけど、各モンスターでリーダースキルの傾向がしっかりと差別化されていた。このセトは4属性同時攻撃で攻撃力が上昇……というホルスに近い性質をしていて、「3色だと簡単すぎるけど、5色だとちょっときつい……」なんていうプレイヤーにとってはじつにちょうどいい運用ができるモンスターであった。スキルもエンハンスがついていたので、当時としてもそこそこ使えたことを覚えているわ。

 そんなセトは何度も言う通り、古代エジプト神話の神様がモチーフになっている。大地の神である“ゲブ”を父に、そして次回紹介する天空の女神“ヌト”を母に持つ神で、兄は冥界神・オシリス、姉は豊穣の女神・イシス、妹は葬祭の女神・ネフティスという“華麗なる血統”に属する。セトはいわゆる戦神で、パズドラのイラストにある通りオオカミの頭部が最大の特長である。

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

 

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次回は1月8日(月)更新!!

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