ゾイド生みの親徳山氏5656万字!?限界ロングインタビュー 第2回

『ゾイドワイルド』開発秘話第2回!

えっ、本能解放なかったの!? 『ワイルドブラスト(仮題)』が 『ゾイドワイルド』になるまで

『ゾイド』を手掛けたレジェンド、徳山光俊さんのインタビュー!
 前回、コロコロオンライン編集部員は、名乗りもせずいきなり貴重な資料を広げ始める徳山さんに面食らってしまった。
 しかし、その気さくすぎる人柄のおかげで、話はどんどん盛り上がりを見せていくのだった。
 さて今回は、『ゾイドワイルド』開発当初の貴重な話も飛び出したぞ!

――過去のシリーズを踏襲ということでしたけど、具体的にはどうしているんですか?

徳山 昔の『ゾイド』は、惑星ゾイドで帝国と共和国の争いの歴史があって、いったん平定されるというお話ですよね。その後、彼らはゾイドゾーン(※1)を探索しに行こうということで探査船団を作るんですよ。そして船団が探索しようとしたときに、プラズマ・フォトンベルト(※2)っていうのがきて彼らはワープしちゃうんですが、行った先がパンゲア、要するに5大陸分裂前の地球だったんです。そしてパンゲアに来た彼らは、探査船に積めるような、人が乗るサイズのゾイドとともに降り立つんですよ。彼らは共和国的な連中なんで、基本的には手綱的なものを使ってゾイドと共生しています。で、僕の大好きな雑誌『ムー』なんかでいう超文明的なところに、一応彼らはいましたという歴史になります。

 そしてここからがさっきお話しした部分に入ってくるんですが、恐竜絶滅期にゾイドコアが降り注いで、断末魔の生物たちと融合。人間は人間で地上にいたんだけど、でもいずれ世紀末がおきてしまう。生き残ろうとした彼らは、一方は移住船でゾイド星に行っちゃうけど、でも残った人たちはシェルターに入って、天変地異が過ぎるのを待つんです。

──手塚治虫の『火の鳥 未来編』みたいな未来世界ですね。

徳山 そんな感じですね。その間に彼らは寝ていて、星をテラフォームしているんだけど、目が覚めても、まだまだ環境が不安定なんですよね。多少電波障害も起きてるから、乗り物なんか無用の長物ですし。そんなときに、ゾイドみたいなものが見つかって、人間は発掘して、復元・調教して、そんな生物たちをインフラとして使おうとするわけですね。

※1 ゾイドゾーン:惑星ゾイドのある星域。
※2 プラズマフォトンベルト:惑星などを取り巻く謎のエネルギー帯。

 

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