【スプラトゥーン】トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!! あとばる×メンタリティしのはらが語る「スプラトゥーン甲子園2020」~4~

トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!!
【あとばる×メンタリティしのはら 第4回】

あとばる×メンタリティしのはら(以降、メンしの)対談の第4回目。
 
今回はメンしの選手所属の月下雷鳴が優勝した「第5回スプラトゥーン甲子園 近畿地区大会DAY1」のほか、「近畿地区大会DAY2」や「九州地区大会DAY1/DAY2」ついてもふたりに語ってもらったぞ。
 
第5回 スプラトゥーン甲子園 近畿地区大会 DAY1

 
第5回 スプラトゥーン甲子園 近畿地区大会 DAY2

 
「第5回スプラトゥーン甲子園」九州地区大会 DAY1

 
「第5回スプラトゥーン甲子園」九州地区大会 DAY2

 
メンタリティしのはら選手が所属する月下雷鳴が優勝した「第5回 スプラトゥーン甲子園 近畿地区大会 DAY1」をはじめとする、これまでの第5回甲子園の各地区大会の試合は上の動画で見ることができるぞ。
 

あとばる
驚異的なエイム力を持つカリスマプレーヤー。「第2回スプラトゥーン甲子園」では、不利な状況から相手を次々と倒す神がかり的なプレーを連発し、優勝に大きく貢献。H3リールガンの名手としても知られ、彼の影響でH3リールガンを使い始めたプレーヤーも多いとか。おもな実績は「第2回スプラトゥーン甲子園」優勝、「第4回スプラトゥ-ン甲子園オンライン代表決定トーナメント」優勝など。チームLibalent Calamari(リバレントカラマリ)所属。
メンタリティしのはら
スプラ界でも屈指のスロッシャー使い。第2回から「スプラトゥーン甲子園」に出場している猛者で、第3回甲子園では準優勝という輝かしい結果を残す。また、今年開催された「第5回スプラトゥーン甲子園2020」では、リーダーとしてチームを牽引。見事に近畿地区大会DAY1を制し、 全国決勝大会出場への切符を手にした。実力と実績を兼ね備えた、スプラトゥーンを代表するトッププレーヤーのひとりだ。

 

優勝できるビジョンがしっかり見えていた

――メンしの選手は近畿地区大会 DAY1 優勝後のインタビューで「今まで2、3、4回と出場してきたけど、今回が一番泣きそう」と言っていました。それだけ今大会にかける想いが強かった?
メンしの:そういうわけじゃないんですけど、2~5回と参加してもちろん第2回甲子園に出ているとき、第3回甲子園に出ているとき、全部そうなんですけど、その瞬間、瞬間がやっぱり一番想いも強くて。
 それなのになぜ今回そういうふうに言ったかというと、これまでももちろん本気で「勝つぞ」という想いでやっていたんですけど、今回はいままでで一番「優勝できるビジョン」がしっかり見えていたと言えばいいんですかね。もちろん第3回のときも優勝するビジョンでやっていたんですけど、いままでで一番自信があったというか。
 
――このメンバーならいけるという手応えがあった?
メンしの:はい。絶対にいける、という思いが一番強かったので。とは言いつつも、やっぱり優勝できるかどうかは決勝が終わるまでわからないじゃないですか。それで、決勝が終わって優勝して、「ああ、よかった」と思ったらちょっと込み上げるものがあって。安心からくる涙というか。危なかったですね、あのときは。
 


▲(第5回 スプラトゥーン甲子園 近畿地区大会 DAY1  5:49:10より引用)

 
――優勝時のコメントもそうですけど、本当にメンバーの結束力が高いというか、お互いへの信頼感がすごくあるチームですよね。
メンしの:もともと仲のいいメンバーで、りうくんもL3リールガンをもともと使っていたわけじゃないのに、チームのためにイチから練習してくれて。それで、りうくんが大会のあとに「俺、このメンバーじゃなかったらL3リールガンをイチから練習していないよ」って言ってて。「こいつぅ」って(笑)。
 
――りうくん選手が大好きになるエピソード(笑)。
メンしの:いいこと言うなと思って。
 
――本当にチームとしての結束力もモチベーションも高くて、結果もしっかり出たという形だったんですね。
メンしの:そうですね。だからこそ、優勝したときは本当に泣きそうでした。
 
――ちなみに優勝したあと、チームで祝勝会のようなことはしたんですか?
メンしの:それが、なにもやっていないんですよね。本当は焼肉を食べに行こうって話をしていたんですよ。でも、DAY1はけっこう大会の時間が押しちゃって、終わったのもちょっと遅かったんですよ。なのでみんな疲れちゃって、「今日は疲れているから帰ろう」ってみんな帰ったんです。
 それで「DAY2のあとに食べに行こう」って話をしたんですけど、ひいらぎくんが体調が悪くなったらしくて、早く帰っちゃったんですよ。それで、みんなその流れで帰る感じになっちゃって。で、俺ひとりだけやん、ってなって。
 
――おひとりだけ残られたんですね。
メンしの:そうなんですよ。でも、そうしたら、くろす(あとばる選手と同じカラマリのメンバー)と、ルオカ団長(第5回甲子園 九州地区大会DAY2優勝「〆る者達」のメンバー)が来て、「1人じゃん。どうしたの」って一緒にご飯に行ってくれたんですよ。
 


▲九州地区大会 DAY2 の優勝した「〆る者達」。左からルオカ団長選手、ちゃちゃ選手、こん♪選手、ばるかん選手。
(第5回 スプラトゥーン甲子園 九州地区大会 DAY2 6:42:45より引用)

 

波乱となった九州地区大会DAY1

――「近畿地区大会DAY2」の話も伺いたのですが、DetonatioN Gaming(以降、DNG)が優勝候補と言われていて、評判通り優勝したという結果でしたが、実際に試合を見てDNGの印象はいかがでしたか。
メンしの:DNGとは大会前にわりと練習試合をしたんですよ。お互い近畿のDAY1とDAY2に出るということで、絶対に当たらないということでやってたんですけど、最初は迷走しているなと思っていたんですね。あまりうまくいってないのかなと。でも、DAY2の前日にめちゃくちゃ練習をやったらしくて。
 
――大会のインタビューで7時間くらいやったと言ってましたね。
メンしの:言っていましたよね。そこでマジで仕上がったんじゃないかなと思います。
 
――そこまでの迷走しているというのは編成とか?
メンしの:編成もそうですし、動きというか、チームとして噛み合っていないなと思っていて。僕、もしかしたらDNGはDAY2で優勝できないんじゃないかと思っていたんですけど、本番はきっちり仕上がってましたね。
 実際、現場で見ていて思ったんですけど、L3リールガンの2人と、けいとぅーんくんのバケットスロッシャーデコの3人がしっかり噛み合っていて、前に出て荒らす動きがかなり通っていたので、そこは本当にすごかったですね。いま対抗戦をやったらウチが負けるのも全然ありえると思います。
 


▲近畿地区大会 DAY2 は DetonatioN Gamingが優勝。第4回甲子園全国決勝大会ベスト4のメンバーとNPB大会の優勝メンバーで構成された、今大会でも屈指の強豪チームだ。
(第5回 スプラトゥーン甲子園 近畿地区大会 DAY2 5:28:43より引用)

 
――続く九州地区大会はDAY1がえびチリソース、DAY2は〆る者達が優勝しました。九州地区大会の印象はいかがでしたか。
あとばる:えびチリソースはもちろん実力もあるんでしょうけど、準決勝のメキシコジャパン戦の3本目で0.2%差で勝ったじゃないですか。あそこから流れがありましたね。会場も味方につけているというか、選手たちのテンションもそうでしょうけど流れが完全にえびチリになって。これはこのまま勝つだろうなと思っていたらやっぱりという感じでしたね。
 
メンしの:えびチリソースはトーナメントでHブロックでしたけど、そのブロック代表を決める戦いで、つくなみさんたちのTrying&Trustと当たって勝っているんですよ。このときから「もうこれ行けるぜ」と思っていたんじゃないですかね。実際、その流れのまま行って、決勝の爆熱ヌロワンヌの一族(以降、バクネロ)戦は1本も取らせずに勝った。
 
あとばる:そうですね。
 
メンしの:ただ、あそこでバクネロが1本取っていれば変わったんでしょうけど。
 
あとばる:1本取れば流れも変わっていたと思いますね。ただ、優勝したえびチリソースはけっして時の運というわけではなく、ちゃんとすごいプレーを決めていたからこその結果なので、しっかりと実力でもぎ取った勝利と思います。
 


▲九州地区大会DAY1に出場したメキシコジャパンは、テルミ選手などNPB大会を優勝したメンバー3人がいる強豪。今大会も優勝候補の一番手と目されていた。
(第5回 スプラトゥーン甲子園 九州地区大会 DAY1 5:42:35より引用)

 
――やはり、かなり実力の高いチーム。
あとばる:はい。見ていてすごく熱い試合でした。
 
メンしの:僕は現地で見ていたんですけど、やばかったですね。
 
――とくにDAY1が印象的ですけど、九州地区大会は優勝候補と言われていたチームが負ける波乱の大会だった気がします。
あとばる:甲子園はそこが熱いし、面白いところ。
 
メンしの:面白いですよね。出場する選手たちは、面白いとか言ってられないんですけど、見る側はすごく面白い。ただ、僕はDAY1はメキシコジャパンを応援しに現地に行ったので、負けちゃったときはもう本当にガックリきちゃって。
 
――あれは本当にナワバリの怖さを思い知るような試合でした。
メンしの:あれは怖いですね。1本目はメキシコジャパンが難なく取っているわけですし、2本目も最後にメキシコジャパン側がガラッと崩れちゃって逆転負けという感じなので。
 
――メキシコジャパンは残り1分を切るくらいまで、完璧に試合を運んでいましたからね。
メンしの:2本目のザトウマーケットとか本当にそうですね。
 
あとばる:この試合は顕著でしたね。
 
メンしの:途中まで本当にめちゃくちゃ詰めていたんですけどね。ちょっと安心というか、甘えというか、そういうのが出ちゃったのかなと。
 
あとばる:2本目はそういう感じでしたね。3本目の海女美術大学に関しては、負け筋としてやられちゃったというか、「それをやられたらもうどうしようもないよね」みたいな倒され方ではあったので。ここはエクスプロッシャーの人がうまかったですね。
 
メンしの:エクスプロッシャーの人、マジでうまかった。
 


▲九州地区大会DAY1準決勝のえびチリソースVSメキシコジャパンの一戦。1勝1敗で向かえた3本目の海女美術大学では、終盤にえびチリソースのエクスプロッシャーが連続キルをとるビッグプレーを披露。優勝候補の大本命とされたメキシコジャパンを破り、その勢いのまま優勝まで走り切った。
(第5回 スプラトゥーン甲子園 九州地区大会 DAY1 5:59:46より引用)

 
あとばる:そこでそれやるかっていう。たぶん10本やったら12本通るか通らないかくらいの択だと思うんですよ、あれ。
 
メンしの:それがあの場面で出たのも流れで「これは行ける」という流れがなかったら、あの動きはなかなかできないと思うんですよね。行けると思って実際に動いて、勝ちをもぎとった。あのプレーはすごかったですね。
 

【今回のまとめ】
・月下雷鳴はチームとしての結束力がすごい!
・近畿地区大会DAY2を制したDNGは全国でも間違いなく強豪となるチーム
・九州地区大会は甲子園の怖さと面白さが凝縮された大会に!

 
次回もあとばる選手×メンしの選手の対談をお届け!
 
近畿、九州地区大会を踏まえて今大会の印象などを聞いていくぞ。次回もお楽しみに!
 

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次回は12/17(火)更新!!