【スプラトゥーン】SIGUMA師匠の爆速上達イカ道場!! 第74回 アップデート後の甲子園ナワバリ環境

第74回
アップデート後の甲子園ナワバリ環境

イカ道場師範のSIGUMAだ!


 
今回は先日行われたアップデートでのブキ調整から、今後のスプラトゥーン甲子園においてのブキ編成・使用ブキの変化についての考察を行っていこう!
 
直近に控えたオンライン大会、関東地区大会を視聴するうえでも是非参考にして欲しい。


L3リールガンはどうなる?


 
まず今回の調整で最も大きな数値的な調整が行われたのが、L3リールガンシリーズ。このシリーズがナワバリ環境においてどうなるのか考えてみよう。
調整内容としてはイカの通りだ。
 
・インク消費量が約15%増加
・「メイン性能アップ」のギアパワーの効果の減少
・スペシャル必要ポイントが20増加(無印、D)
 

▲調整後はどんな感じなのか?

インク消費量の15%アップについては数字上は大きな変化となっているが、元々のL3リールガンのメインインクの燃費が非常に良いものであった。そのため、今回の15%の増加後もまだまだインク効率は高いな、と感じられるのが実際に使ってみた感想だ。
 
大きな影響がありそうなのは「メイン性能アップ」のギアパワーの調整だろう。
L3リールガン使用時に疑似3確を実現するためには、メイン性能アップのギアをつけて弾1発のダメージを33.3に調整することが必要となるのだが、今回の調整で追加でサブギアが1つの装備が必要となった。
 

▲これまでの疑似3確ギア構成

サブギア1つと聞くと大したことがないのでは?と感じられると思う。しかし、スプラトゥーン甲子園ではサブギアの使用ができないルールとなっているため、これまではメインギア2つで疑似3確を実現できていたものが、メインギア3つ全てに「メイン性能アップ」を装備しなければ、これまで通りの性能を発揮できなくなったということだ。
 

▲アプデ後の疑似3確定ギア構成

これによりメイン性能アップギア以外の枠で使用されていた「ヒト移動速度アップ」や、L3リールガンDのジェットパック使用後に有効に機能していた「受け身術」が使用できなくなるため、非常に大きな変化といえるだろう。
 
今回の調整後もナワバリ環境においてL3リールガンの強さは健在といえる。スプラ甲子園においてもL3リールガンを編成に入れてくるチームは多いだろう。
 
ただし、これまでのようにL3リールガンで全ての役割をこなすということには制約がついてくるため、全てのギアに「メイン性能アップ」を装備するのか、メイン性能アップを切って他のギアを装備して戦うのか、L3リールガンを使用するプレイヤーのギア構成にも注目していきたい。


使用率の上がるブキは?

これまでのスプラトゥーン甲子園においては、万能的な性能であったL3リールガンが圧倒的な使用率を誇っている。上位に進出してくるチームの多くが、複数のL3リールガンを編成に入れているという印象であった。しかし、今回の調整によってチームのブキ編成に変化が生まれてくる可能性が高い。
 
まず塗り担当ブキとして注目したいのが「シャープマーカーネオ」だ!
 

▲塗り担当は注目のブキだ!!

今回のアップデートでは調整は行われていないブキであるが、L3リールガンの調整によってチームの塗り担当ブキとして使用率が高まる可能性が高くなるのでは、と考えている。
 
射程が短く塗りのイメージが強い本ブキではあるが、クイックボムを用いた中距離からのサポート力、さらには集弾率と連射性能を生かした近接戦闘もこなせる非常に優秀なブキである。アップデート後の甲子園環境において再注目のブキといえるだろう。
 

▲こちらのブキも要チェック!!

また同じく塗り重視のブキとして「パブロ」シリーズや、「N-ZAP85」「スプラスピナー」などもこれまで以上に登場する機会が高くなる可能性が考えられるため各チームの塗りブキに注目したい。
 
そして、戦闘担当ブキとして注目したいのが「スプラシューター・コラボ」だ!
 

▲戦闘担当に注目してもらいたい!

アップデートでインク消費量が約8%軽減され、強力なジェットパックを使用するためのスペシャル必要ポイントも10減少し発動しやすくなった。
 
これまでは近・中距離での戦闘においてもL3リールガンの優位性が高く、スプラシューターを採用するチームは少なかった。
 
今回の調整によってL3リールガンの万能性が低下したため、戦闘に特化したブキとしてスプラシューター・コラボを採用してくるチームも出てくるだろう。
 

▲スペシャルウェポン「ジェットパック」が活躍の予感

また、「スプラシューター・コラボ」だけでなく、「ホクサイ」「スプラマニューバー・コラボ」といったスペシャルにジェットパックを持ったブキのスペシャル必要ポイントが減少しているため、これまで以上に戦場でジェットパックを目にする機会も増えそうだ!


まとめ

今回のアップデートによって各チームのブキ編成に多様性が生まれると考えられるため、チームのブキ編成を見るのがより楽しみになったと言えるだろう。
 
来たる2月2日にはスプラトゥーン甲子園のオンライン大会決勝トーナメントが控えており、予選リーグマッチを勝ち上がってきた強豪チームがどのようなブキ編成で戦いを見せてくれるのか今から楽しみに待っておこう!
 

SIGUMA
実況グループ「YOUNG☆MAN」所属の元プロゲーマー。2004年にHALO WORLDWIDEチャンピオンシップで世界5位となり、日本人として初めてスポンサー契約に成功した。イベント解説者としての顔も持ち、そのわかりやすい解説に定評がある。
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