【大塚角満のゲームを語る】第5回 2020年の“ゲームな”展望!!


 

2020年は、どんなゲームで遊ぼうかな

コロコロオンラインの読者の皆様、新年あけましておめでとうございます! 2020年も、どうぞよろしくお願いいたします!
 
※注! 「新年のあいさつ遅っ!!w」と思われた方がいるかもしれませんが、この記事は1月8日に書かれたものです! ですので若干、時事ネタとのズレがあるかもしれませんが、どうぞご了承ください!!w
 
さて、年始1発目の連載記事というと、多くのコラムニストが安っぽく“今年の展望”なんて切り口の記事を投下するんじゃないかと思う。音楽や邦画などのコンテンツ産業はもちろん、政治や経済、国際情勢と言ったマジメなジャンル(コンテンツ産業が不真面目と言っているわけではないよ)においても、同様のテイストの記事が乱立するはず。そして当然、そこらじゅうのゲームメディアでも、“ゲーム業界の2020年を展望する”をテーマにした記事が踊のは間違いない。
 
……って、上の一文、年末に掲載された当コラムの第4回“2019年のゲームライフを振り返る”の冒頭部分をコピペして、年始バージョンに書き換えただけなんだけどw これにより、終わりと始まりが表裏一体であることが証明されたわけだ(何言ってんだ)。
 
なぜジャンルを問わずいろいろな分野で同じような切り口の記事が並ぶのかと言えば……それがもっとも書きやすく、かつ、見栄えの良さそうなコラムになると想像できるからです。身も蓋もないけどw なので当コラムも今回は、“注目のゲーム・2020年版”を書きたい。もちろん……大塚角満の独断と偏見で選んでな。
 

1月から大忙し

まずは、2020年の前半から。……っていうか、現時点で具体的に発売日が発表されているのって5月くらいまでなので、厚く語れるのはそれくらいまでなんだけど(苦笑)。
 
とはいえ、である。
 
じつは2020年前半は個人的に、
 
「春の時点で、今年1年遊ぶゲームが出そろってしまうのでは……!」
 
なんて戦々恐々としてしまうほど、好みのゲームが続出する予定になっている。それを思うといまの時点で、
 
「もっと発売を分散してくれよ!!><」
 
と、悲鳴に近い叫び声が口から飛び出てしまうほどなのだ。
 
順に見てみよう。
 
まず1月は、ガンホー・オンライン・エンターテイメントから1月15日に発売されるNintendo Switch用ソフト『パズドラGOLD』と、セガゲームスから1月16日に発売されるプレイステーション4用ソフト『龍が如く7 光と闇の行方』をがっつりと遊ぶ。
 

▲パズドラGOLD
▲龍が如く7

 
『パズドラGOLD』はその名の通り、我がライフワークタイトルのひとつであるスマホアプリ『パズル&ドラゴンズ』をNintendo Switchというプラットフォームに最適化させたゲームで、ハードをどこにでも持ち運べるという特性を活かし、対戦が非常にアツい仕様になっているようだ。じつは1月8日時点で一度も遊んだことがないのだが、イベントで人々が遊ぶ様子や動画を見て、「これは……想像以上によくできているぞ!」といい意味で驚いているところだ。
 
『龍が如く7』については、詳しく説明する必要もないかな。セガゲームスが誇る大人気シリーズの最新作で、1作目から欠かさずプレイしている俺としては絶対に見逃せないところ。こういった続編モノは、一度遊び漏らしてしまうとさらなる続きの話が出たときに間違いなく後悔するので、そういう意味でも逃すわけにはいかないのであった。
 

春が恐ろしい

さて、問題はこのあとだ。
 
俺的には……2020年の3月と4月が、いろんな意味でヤバすぎるのである!
 
まずは、3月3日。スクウェア・エニックスからプレイステーション4で『ファイナルファンタジーVII リメイク』がついにリリースされる!!
 
※シツコイけど注! この記事は1月8日に書かれたものです! その後、『FF VII リメイク』は発売延期が発表されていますが、当時は知る由もなかったのでご了承ください!
 

▲ファイナルファンタジーVII リメイク

 
いまから23年前(!)の1997年1月31日。熾烈を極めていたハード戦争(プレイステーションとセガサターンのシェア争い)に決着をつけたと言われているのが、この日発売された『ファイナルファンタジーVII』だった。ファミ通の記者になって3年目だった俺は、“『ファイナルファンタジーVII』を発売当日に買える店舗はここだ!”という特集記事を作るために(品切れが予想されていたので)、全国のゲームショップや量販店に在庫確認の電話攻勢をかけていたんだよなぁw いまではとてもじゃないけどそんな記事は作れないけど、『ファイナルファンタジーVII リメイク』の話題を耳にするたびに、当時のことを思い出すよ。
 
そして!!
 
この春最大の注目作と言えば……もちろん↓これであろう!!
 

▲『あつまれ どうぶつの森』

 
任天堂から3月20日に発売されるNintendo Switch用ソフト『あつまれ どうぶつの森』!! コレしかない!!!
 
この『あつまれ どうぶつの森』こそ、「もう一生遊び続けよう」といまから心に誓っているタイトルだ。新作が発売されるたびに数百万本の販売本数を記録し、社会現象すら巻き起こす『どうぶつの森』のシリーズ最新作。じつは俺、1年も前に個人的な『どうぶつの森』のブログを立ち上げ済みで、Nintendo Switch版が発売される日を心待ちにしていたのだ。でもそんな中、このコロコロオンラインさんとも縁ができたので、こちらでも『どうぶつの森』にからめた何かしらの記事を発信していきたいと思っている。それくらい、俺はこのタイトルにベットするつもりなのです。
 
……と、このへんまではある意味、想定内の動きであった。
 
しかしここに来て……4月に発売予定のゲームの存在感が日増しに増大してきて、先の、
 
「もっと発売を分散してくれよ!!><」
 
という叫びにつながるのだ。
 
俺を(いい意味で)困らせているタイトルとは↓こちらになる。
 

▲『Minecraft DUNGEONS』

 
来る4月、日本マイクロソフトから家庭用の各ハードとPCで発売予定の『Minecraft DUNGEONS』が、俺を引きつけてやまないのです!!
 
日本でも小中学生を中心に爆発的なヒットを続けている『マインクラフト』が、なんと『ディアブロ』を髣髴とさせるハック&スラッシュのアクションRPGとなって登場しちゃうのであるよ。映像を見る限り、まさしく『マイクラ』とハクスラのいいとこ取りな感じで、俺の琴線に触れまくる!! いまだ1年以上前に発売されたNintendo Switch用の『ディアブロ III』に夢中な俺からすると、ほかのゲームを脇に追いやってもプレイしなければいけないタイトルな気がする。いや、そうに違いない!!
 

2020年の展望

これ以降は、発売日が流動的なタイトルが多いので深く切り込むことはできないのだが、パズドラと龍が如くとFFとぶつ森とマイクラを遊んでいたら……気づけば1年くらい絶っちゃっている気がするよ(苦笑)。そのころにはプレイステーション5も発売になっているだろうし(2020年年末発売予定)、ほかのハードでもいろいろと動きがありそうだし……。
 
とにかく!!
 
いま言えることは、
 
「2020年も、ゲーム漬けの1年になりそうだなぁ……」
 
ってことくらいw 今年も……遊ぶぞーーー!!!
 

大塚角満(おおつか・かどまん)

1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

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