【スプラトゥーン】トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!! あとばる×くろすっω・)つが語るあとばる×くろすっω・)つが語るオンライン最新トレンド~2~

トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!!
【あとばる×くろすっω・)つ 第2回】

あとばる選手×くろすっω・)つっω・)つ選手による対談第2回目!
 
今回はバージョン5.0のアップデートによる環境の変化についてふたりに語ってもらったぞ。
 
【OPENREC.tv】NPB eスポーツシリーズ スプラトゥーン2 本大会1日目
https://www.openrec.tv/live/o7z4m19olzl
 
【OPENREC.tv】NPB eスポーツシリーズ スプラトゥーン2 本大会2日目
https://www.openrec.tv/live/ykz0xvkn0zw
 
あとばる選手とくろすっω・)つ選手の所属チームであるカラマリも出場! 『スプラトゥーン2』のトップチームがプロ野球12球団の代表選手となって日本一を争った『NPB eスポーツシリーズ スプラトゥーン2』の試合は上の動画で見ることができるぞ。
 

あとばる
驚異的なエイム力を持つカリスマプレーヤー。「第2回スプラトゥーン甲子園」では、不利な状況から相手を次々と倒す神がかり的なプレーを連発し、優勝に大きく貢献。H3リールガンの名手としても知られ、彼の影響でH3リールガンを使い始めたプレーヤーも多いとか。おもな実績は「第2回スプラトゥーン甲子園」優勝、「第4回スプラトゥ-ン甲子園オンライン代表決定トーナメント」優勝など。チームLibalent Calamari(リバレントカラマリ)所属。
くろすっω・)つ
Libarent Calamari(リバレントカラマリ)所属のトッププレーヤー。ブラスターやスロッシャーを得意とし、数々の大会で輝かしい実績を残す。『1』のころから人気とスキルを兼ね備えたプレーヤーとして知られ、敵の位置把握能力や対面での勝負強さといった、前衛としての実力は日本トップクラス。また、味方のカバー意識も非常に高く、リーダーとしてチームを牽引する存在だ。

 

ジェットパックの時代が再び到来!?

――バージョン5.0のアップデートによる環境の変化はどう見ていますか?
あとばる:環境はさほど変わっていないと思いますね。
 
くろすっω・)つ:ただ、クーゲルシュライバーやスプラスピナーあたりが、前よりもちょっと幅を利かせ始めたのかなとは感じます。
 
あとばる:さほど大きな調整は入っていないので、もともと強かったスピナー系とかスロッシャー系が、そのまま強いというのがいまの環境なのかなと。
 
くろすっω・)つ:あと、プライムシューター系もいまだに猛威を振るっているブキではありますね。
 
あとばる:そうだね。
 
くろすっω・)つ:ステージでいうと、デボン海洋博物館とホテルニューオートロの地形がけっこう変わって、とくにデボン海洋博物館はクーゲルシュライバーがすごく強くなりましたね。屋根が低くなって、短射程ブキが触りやすくなったとは思うんですけど、逆にスピナー系からも触りやすくなっちゃって、めちゃくちゃ強いんですよね。
 

 
――確かにデボン海洋博物館は長射程ブキがより強くなった印象はあります。
くろすっω・)つ:低くなった分、相手を狙いやすくなった、見やすくなったという印象にはなっていますね。以前は屋根が高いからこそ下は見えづらかった……牽制もお互いの長射程同士が上で牽制しあってというのがあったので、下を見る余裕がなかったりしたんですけど、屋根が低くなったことで長射程が下にすごく関与しやすくなった。そのおかげで長射程がより一層幅を利かせているかなとは思いますね。やっている感じだと。
 
――なるほど。今回のデザイン変更でデボン海洋博物館は以前よりも立ち回りが難しくなった?
くろすっω・)つ:短射程ブキを使っている僕からすると、前よりも長射程ブキに触りづらくなったので、難しくなったなという印象ですね。打開がしづらくなっちゃったかなというイメージはあります。
 
あとばる:体感的にステージが広くなって、アップデート前よりも楽しいステージになったという感じですね。ただ、どういう戦略が強いみたいなのはまだ模索の段階なので、難しいという評価は変わらないですね。
 


▲バージョン5.0でデボン海洋博物館はステージデザインが変化。以前よりも屋根が低くなった。

 
――あと、5.0のアップデートで、ナイスダマのアーマーに対するダメージが増加されましたけど、この影響は感じますか?
あとばる:んー、スペシャルに関していうと、ナイスダマのアーマーよりはジェットパックの弾速が5%上がった方がだいぶ大きいのかなとは思いますね。本当にジェットパックのショットが当てやすくなったので。
 ナイスダマのアーマーに関しては、そもそもチーム戦とかとなると1人で割るというよりはみんなで囲んで割っちゃうので、あまり1人での割安さみたいなのは実感しないですね。
 
――いまジェットパックの話が出ましたけど、以前「ジェットパックの時代はもう終わった」みたいな話もありました。今回の修正で再びジェットパックが強い時代が来る?
あとばる:そうですね。かなり熱いですね。
 
くろすっω・)つ:だいぶきていますね、時代が。
 
――おお、そうなんですね。もともと敵の高台に入り込めるというところで使い勝手のあったスペシャルですけど、さらに有効度が増した?
あとばる:そうですね。もともとヤグラとかホコではかなり有効で、攻め込む際にはすごく強みを発揮できるスペシャルではありましたね。ただ、一方で中射程ブキが強い環境でもあったので、すぐに撃ち落されるリスクも高くて、そこまで効果的に使えなかったんですよ。
 でも、今回ショットの速度が上がったことで、相手の足場を素早く取れるようになったりとか、直撃もしやすくなったりとかして、最初の1~2発で仕留められさえすればだいぶエリアでも強くなったなってのは実感しますね。
 
くろすっω・)つ:実際、キルはかなり取りやすくなりましたね。
 


▲発売直後は最強スペシャルとして猛威を奮ったジェットパック。再びジェットパックが大流行する時代が来る?

 
――いまX帯でジェットパックは流行っている?
あとばる:だいぶ増えた印象はありますね。とくにホコだとすごくいますね。相手に3枚いたりとか。
 
――ホコで多いのはどういう理由だと思いますか?
あとばる:まぁ、止めやすいというのと、明確に関門みたいなのはないんですけど、ここのラインを超えられるとキツイってのがやっぱりあって、その辺でみんな防衛しているので、そこをジェットパックでどかせるのは強いですね。
 
――スペシャルでいうとウルトラハンコも発動にかかる時間が60分の2秒短縮されました。
くろすっω・)つ:そうですね2フレーム。
 
――2フレーム分なので影響はあるのかないのかという感じですけど、実際どうでしょうか?
くろすっω・)つ:早くなった実感はあるんですけど、どうなんですかね。そもそも使うブキをあまり見ないというか……キャンピングシェルターカーモとかは変わらず強いなという印象なんですけど。
 

 
――とくにウルトラハンコがグイグイきているという感じでもない?
くろすっω・)つ:そうですね。そこまで見ないですね。もともと対シェルター系とか硬直の長いブラスター系とかに対して特化したスペシャルという部分はあって、いまはその仮想敵がいなくなりつつある環境ではあるので。
 
――あまり出す環境にない?
くろすっω・)つ:積極的に出すってのは少なくなってはいるかなとは思いますね。
 
――なるほど。あと、スプラシューター、ホットブラスター、H3リールガン、スプラローラー、スプラマニューバーといったブキの必要スペシャルポイントが10下がりましたが、とくに恩恵が大きいなと思うブキや、そのおかげでこれが流行っているってのはありますか?
くろすっω・)つ:流行っているのはとくにないよね?
 
あとばる:僕からするとH3リールガンがワンチャン選択肢に入ってくるかなっていうくらいですかね。マルチミサイルを回せるようになったので。それでもチームメイトからするとマルチミサルとセンサーの無印よりは、H3リールガンDの方が嬉しいみたいなので、よほどじゃないと出さないですかね。
 

最新のブキ編成のトレンドは?

――最近の戦い方やブキ編成のトレンドがあれば教えてください。
くろすっω・)つ:スプラスピナーとクーゲルシュライバーのスピナー2枚に、復活時間短縮のギアをいっぱい積んだ前線2枚という構成が多いですね。前線はおもにスロッシャーと、もうひとつは自由枠で入っているって感じなんですけど。
 


▲復活時間短縮は敵をひとりも倒せずに連続でやられた場合に、復活までの時間が短くなる効果を持つギアだ。

 
――それはどのルールで多い?
あとばる:エリアが多いですかね。あとはナワバリとか。ナワバリだとH3リールガンがやっぱり環境に入っているなという感じで。
 
――さっきのスピナー系2枚と、復活時間短縮を積んだ前線2枚の編成は、戦い方としてはどういう感じでチームが動いていくんですか?
くろすっω・)つ:基本的にはスプラスピナーとクーゲルシュライバーが、復活時間短縮のギアを積んでいる前線の飛び先になるという形ですね。
 
――なるほど。とにかく前線を維持していく形?
くろすっω・)つ:そうですね。前線が倒されて人数差がつけられている状況でも、スピナー系が2枚いればある程度は耐えられる。機動力も高くて、1対1での対面でもけっこう勝ちやすいブキではありますし。
 
――『1』のときは最終的に「復活時間短縮」一択となるくらい、みんな復活時間短縮のギアを積んでいたと思うんですけど、『2』も最終的にそうなりつつある感じなんですか?
あとばる:まぁ、そうですね。個人の技量が上がってくると、最終的にやっぱり復活時間の短縮……やられたときのペナルティを減らすというところに重きを置いてくることになるかなとは思いますね。
 ただ、やっぱり『2』の復活短縮は『1』と比べて性能が下がっていて積めるブキは限られているので、クワッドホッパーとスロッシャーあたりくらいかな。他のブキも積んで1とか。技量でカバーできる分のギアを復活時間短縮に代えていくという感じですかね。
 
――復活時間は技量でカバーできない部分ですもんね。
あとばる:そうですね。とにかく復活時間短縮を積んでおけばいいという環境ではないんですけど、それでもやっぱり積んだ方が強いブキってのはありますね。
 
――ギアも含めて、いまの環境はわりとバランスがうまくできている?
あとばる:そうですね。もちろん素のブキの性能についてはけっこう差があったりするんですけど、それでもこれまでと比べたら、どのブキでもまぁ活躍できるかなという環境だとは思います。
 

【今回のまとめ】
・マップデザインの変更でデボン海洋博物館はスピナー系がより強くなった!?
・5.0のアップデートでジェットパックがかなり熱い状況に!
・スプラスピナー&クーゲルシュライバー+復活時間短縮のギアを積んだ前線2枚が最近のトレンド!

 
次回はいまの環境での強いブキや、ガチマッチで勝つためのコツについてふたりに語ってもらうぞ! お楽しみに!!
 

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次回は9/10(火)更新!!