By まつがん
恒例の宣伝からだが、皆さんは先日発売したコロコロコミック5月号はもう入手されただろうか?
デュエル・マスターズの原作コミックが読めるほか、デュエマに関する激アツな最新情報も色々と掲載されているので、ぜひとも手に取ってみていただきたい。
いよいよ発売となった王道篇第1弾「デーモン・オブ・ハイパームーン」。その中でも特筆すべきはやはり、新ギミック「ハイパーモード」だろう。
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「ハイパーモード」は他のクリーチャーを1体タップすることでパワーが上がったり能力が追加されたりするというもの。
脇のクリーチャーを必要とする分、本来のコスト帯以上の爆発的なパワーを発揮できるというのが魅力のギミックだ。
さて、せっかくの新ギミックなのでこの「ハイパーモード」でデッキを作りたい……わけなのだが、実は一つ問題があった。
「ハイパーモード」のカードは、素直にデッキを作るのがこれまでのカードと比べてちょっとだけ難しいという点だ。
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まず「ハイパーモード」持ちクリーチャーは、それ自体コストが軽いので踏み倒しやすい。たとえば《キユリのASMラジオ》で「ハイパーモード」持ちを2体踏み倒した際のコスト論的なバリューは、通常のクリーチャー2体を踏み倒した場合と比べて計り知れないほど大きい。
だが一方で、その恩恵は「ハイパー化」できてはじめて得られるものだ。《キユリのASMラジオ》ならばいいが、《蒼き団長 ドギラゴン剣》の「ファイナル革命」で「ハイパーモード」持ちのクリーチャーを踏み倒した場合、それは実質「ハイパーモード」を持つクリーチャーの「ハイパー化」前のテキストだけを持つクリーチャーを踏み倒したに等しい状態となってしまうのだ。
つまり「ハイパーモード」持ちクリーチャーを踏み倒す場合、ただバトルゾーンに出しただけでは進捗率50%止まりであり、脇のクリーチャーをタップして「ハイパー化」できて初めて100%の進捗率に到達することになるのである。
とはいえこれは、「ハイパーモード」の性質がそのようなものである、と理解してさえいればデッキ構築上の妨げにはそれほどならない。
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要は「ハイパーモード」持ちクリーチャーはポテンシャルの割に低コストである代わりに、「3コストのクリーチャーだから《瞬閃と疾駆と双撃の決断》と組み合わせよう」とか「4コストのクリーチャーだから《フェアリー・ライフ》からつなげよう」といった、デッキ構築をする上でこれまでは定石とされていた強固なラインの一部が使えないというに過ぎないからだ。
特に余分にクリーチャーを1体要求する分、上記のように呪文との相性の悪さには留意してデッキコンセプトを考えるべきだろう。
さてそのような前提があった上で、改めて「ハイパーモード」でデッキを作りたい。どんなことを考えるべきだろうか?
私が考えたのは、例によって唯一無二性……すなわち、「そのカードの登場によって新しくできるようになったことは何か?」という点だ。
上述のとおり、踏み倒しに関しては「ハイパーモード」持ちクリーチャーは相性が悪い部分がある。他方「ハイパーモード」持ちクリーチャーは、これまでの低コストクリーチャーでは持ちえなかったほどのポテンシャルを持っているのは事実なのだ。
では、そのポテンシャルをどのように生かすのか。
私が注目したのは、パワーだった。
そう、すなわち。
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《超幻影 ワラシベイベー》の強化なのでは???🤔🤔🤔
《超幻影 ワラシベイベー》のデッキは、「2コスト以下で」「攻撃できる」「パワー6000以上の自然クリーチャー」を必要としている。その点《森翠月 ブロンズアーム》は、ほぼ無条件でパワー6000以上になれる唯一無二の2マナクリーチャーなのだ。
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これまでは《愛嬌妖精サエポヨ》《怒髪の豪腕》+クリーチャー2体が必要で、GRが使えるアドバンス・フォーマットならばまだしも、オリジナルでは要求がかなり高くなってしまっていた。
だが「ハイパーモード」の登場によって脇に添えるクリーチャーは「ハイパー化」&《超幻影 ワラシベイベー》でマナに送るための1体でよくなり、3ターン目《超幻影 ワラシベイベー》のための要求値が大幅に軽減されたのだ。
あとは「ハイパーモード」によって超強化された新時代の《超幻影 ワラシベイベー》デッキを形にするだけだ。
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《森翠月 モスキート》は3コストではあるものの、「マッハファイター」持ちで「ハイパー化」すればパワー7000になるので、1~2ターン目に他のクリーチャーを出しておけばこちらも3ターン目《超幻影 ワラシベイベー》が可能な新戦力だ。特に「侵略」元でありながら「マッハファイター」でメタクリーチャー処理も担当できるのが一粒で二度おいしい。
ただ2コスト初動が《森翠月 ブロンズアーム》だけだと安定性に不安があるところ、《幕間の妖精》は《超幻影 ワラシベイベー》ごとマナに行ってはしまうものの、こちらも無条件で《超幻影 ワラシベイベー》に「侵略」できる比較的最近の強化だ。
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最新のデカいミステリー・トーテムといえばデュエパーティーデッキに収録されていた《アカシック・ゼット》がある。多色ではあるものの「ジャストダイバー」で場持ちも良く、踏み倒し先の選択肢としては悪くない。
《ベイB セガーレ》はパワーが高いので「ハイパー化」でタップしても殴り返されづらく、「ハイパーモード」というギミックと特に相性が良いカードだ。
というわけで、できあがったのがこちらの「ハイパー・ワラシベイベー」だ!
『ハイパー・ワラシベイベー』
4 | 《ベイB セガーレ》 | 4 | 《幕間の妖精》 | 4 | 《森翠月 ブロンズアーム》 | 3 | 《森翠月 モスキート》 | 1 | 《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》 | 1 | 《陰陽の舞》 | 4 | 《超幻影 ワラシベイベー》 | 4 | 《超神龍バイラス・カースド》 | 3 | 《アカシック・ゼット》 | 4 | 《幻影 ドン・サボテ》 | 4 | 《トレジャー・マップ》 | 4 | 《エボリューション・エッグ》 |
まつがん「よし、デッドマン!このデッキで勝負だ!!」
デッドマン「いいですよ!ではいきなりつよいデッキ『守りの王道』を使いますね!……S・トリガー《ヘブンズ・ゲート》!《闘門の精霊ウェルキウス》《闘門の精霊ウェルキウス》《白騎士の精霊ホワイト・ウィズダム》」
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いきつよでクソデッキのハードルがいきなり上がりすぎだろ!!!😡😡😡
ではまた次回!
ライター:まつがん
フリーライター。クソデッキビルダー。
論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。
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