ジャルジャル福徳さんの絵本『なかよしっぱな』発売記念インタビュー!(中編)福徳さんの笑いのルーツは『クレヨンしんちゃん』!?


独特の世界観のコントや漫才で、テレビだけにとどまらずYouTubeなど様々な場所で活躍するお笑い芸人・ジャルジャルの福徳秀介さんが絵本作家としてメジャーデビュー!
 
前回の前編に続いて福徳さんに、コロコロコミックとの出会い、そして自身の笑いのルーツなどを聞いていくぞ!
 
『なかよしっぱな』のあらすじはこちらへ!
 

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原作:福徳秀介/絵:北村絵理の絵本『なかよしっぱな』発売記念!ジャルジャル福徳さんスペシャルインタビュー!(前編)

 

コロコロの思い出は『ドッジ弾平』!!

――福徳さんとコロコロの思い出について聞かせてください。そもそも子供のころにコロコロコミックを読まれたことはありますか?
 あります。あのー記憶が定かじゃないんですけども、ドッジ弾平ってコロコロコミックじゃないですか?
 
――そうです!『炎の闘球児 ドッジ弾平』が載っていた雑誌です。1989年から1995年に連載していました。福徳さんはその頃小学生ですよね?
 あってます! 僕、基本おばあちゃんがいっつも『小学一年生』『小学二年生』『小学三年生』を買ってくれてたんですよ。
 
――小学館の学年誌ですね。
 そうなんですよ。それがなぜか、何度かおばあちゃんが『コロコロコミック』を買ってきてくれたんです。その時に『ドッジ弾平』を読んだ記憶が強く残っていて。
 
 あと、コロコロコミックってふろくがめっちゃ多いやつでしたよね?
 
――めっちゃ多いやつです!現在発売されている最新号がこちらです。
 こんな分厚かったでしたっけ!!??
 

 
――分厚い雑誌なんです! 分厚い中にふろくやまんがだけではなく、ホビーやゲームの記事も多く掲載されています。福徳さんが子ども時代に夢中になったホビーやゲームはありますか?
 ゲームはゲームボーイしかなくて、スーパーファミコンを持ってなかったんです。だからゲームはほとんどやってなくて。
 
 漫画は家に『ドラえもん』と、『コボちゃん』しかなかったですね。初めて漫画をちゃんと読んだのは中学生ぐらいの時に『みどりのマキバオー』の時でした。
 
 だからドラゴンボールも読んでないし、漫画について友達とうわーって盛り上がれる物が一個もなくて。
 

 

福徳さんのルーツは『クレヨンしんちゃん』!?

――子供の頃って何をして遊んでいたんですか?
 四人兄弟やったんで、兄弟でよう遊んでました。テレビゲームもほとんどしてなかったですね。身体使った遊びが多かったです。
 
――すごい気になってたんですが、ジャルジャルさんの世界観ってすごい独特だと思うんですけど、原点には何があるんでしょうか?
 ん~~……あんまりなかったと思いますね。やっぱり家族感。家族の遊びとかが原点になるのかな……あ、強いて言うなら『クレヨンしんちゃん』は必死こいて観てましたね。
 
――『クレヨンしんちゃん』ですか!?
 はい唯一。でも、大人になってから『クレヨンしんちゃん』観た時に、しんちゃんの芸人としてのスキルが強すぎて。
 
 野原しんのすけって行動全部がギャグじゃないですか。「そうともいう」「ピーマン食べれる」山ほどギャグだらけでギャグマシーンじゃないですか。平場でも通用するぐらいのギャグもいっぱいあるし、芸人なってから改めてびっくりしましたね。『クレヨンしんちゃん』には。
 

 
――じゃあ芸人としてのルーツを辿ったら、しんちゃんに行くかもしれない?
 僕はルーツを辿ったら、『クレヨンしんちゃん』に行く可能性はでかいですね。あと、大人になってから読んで衝撃を受けてのは『浦安鉄筋家族』でしたね。
 
――なるほど、これは衝撃の事実でした…!(両方とも違う出版社ですが…)
 


 
福徳さんから出てきたまさかのルーツ!
 
今回の絵本『なかよしっぱな』にもそのルーツを感じる所はあるのだろうか…? 気になる内容は是非購入してチェックしてくれ!!
 
次回はインタビュー最終回! 福徳さんが思う、絵本を描いて欲しい芸人さんを聞いてみたぞ!
 
なお、下記のコロコロチャンネル動画で福徳さんが登場! こちらもお見逃しなく!!
 

 

商品概要
絵本『なかよしっぱな』
発売日:2019年11月22日(金)
価格:1,100円+税
詳細:https://www.shogakukan.co.jp/books/09725306
【著者紹介】
福徳秀介(フクトク/シュウスケ) 文
1983年生まれ。同じ高校のラグビー部だった後藤と、2003 年にお笑いコンビ「ジャルジャル」を 結成。独特の世界観で人気を博し、TV・ラジオ・舞台等で活躍。M-1 グランプリやキングオブコント の常連。YouTubeではコント動画を毎日配信している。2016 年から福徳単独の活動として、絵本 の文筆も始める。独特のワードセンスで紡ぐストーリーは、リズミカルでユーモアたっぷり。北村絵 理氏との共作『まくらのまーくん』は第14回タリーズピクチャーブックアワード大賞を受賞した。
北村絵理(キタムラ/エリ) 絵
1982年生まれ。梅花女子大学児童文学科卒業。絵本作家・イラストレーター。子どものころから 絵を描くのが好きで、大学でも絵本作りを学ぶ。いとこの福徳と「一緒に絵本を作ろう」と盛り 上がり、2017年、共作「まくらのまーくん」で、第14回タリーズピクチャーブックアワード大賞受 賞。関西在住、お笑い好きで、親しみのあるイラストの中に、どこかユーモラスなセンスが光る。