一応、エンディングなのか？
悪魔の洞窟で、ボスの赤目虫三連星（サタンオオカブト、ギラファノコギリクワガタ、パラワンオオヒラタクワガタ）を見事に撃破し、その討伐跡に現れた光の亀裂に手を突っ込んで、
｢わああぁぁぁぁぁぁ｣
かどまん君は異世界に飛ばされたときと同じようにどこかに吸い込まれていったのだった。
そして－－！
舞台は、カブトクワガタ物語のスタート地点に……！ 妙にイケメンの虫ショップの店員さんに話し掛けられ、かどまん君は、
ようやく始まりの場所に戻ってきたことを認識したのだった。
そう、ここは主人公の生活拠点の街、その名も、
“じぶんのまち”である。すべては、街の中心にあるこの公園の、この御神木（なのか？）から始まったのだ。
さて、この時点での主人公の懸念材料は異世界に残してきてしまった連中、黒いおっさん、まなつ君、さなぎの安否だったんだけど、↓のスクショにある通りまなつから連絡があったので研究所に向かうと……！
おお！ 黒いおっさんが白いおっさんになってる！！ どうやら無事に全員帰ってこれたらしく、すでに活動を始めているようだ。黒いおっさん改め白いおっさんの説明によると、地球と異世界とでは違う時間が流れていて、あの大冒険の後だというのにこっちではたったの1日も経過していなかったらしい。うーむ、じつに不可思議……というか、都合のいい話があったものである。
さて、問題はカブト＆クワガタがどうなってしまったのかだ。
異世界では、人間の身の丈を軽々と超える4メートルクラスの甲虫が暴れまわっていたわけだけど、現実世界だと……！
お！ たまたま虫ショップにトレトレのヘルクレスオオカブトが入荷しているらしいぞ！！
さなぎもいつの間にか合流していたので、いっしょにチェックしてみると……！
おおおお！！ 我がかどまん軍の主力戦士、ヘルクレスオオカブト！！！＞＜ オマエにゃ世話になったなあ！！！
ちなみに、俺が異世界の最終バトルで使ったヘルクレスオオカブトの戦士は、
こちら。全長、じつに461cm。おそらくバキでも倒せない偉丈夫である。
一方の、リアル世界のヘルクレスオオカブトは……パッと見は同じなんだけど……注目は全長！！ｗｗ さすが細かなところまで行き届いており、地球サイズの168mm（センチメートルじゃないからなｗ）にまで縮小しちゃってるよ！！！
いや、17センチもありゃ十分巨大な虫なんだけど……ｗ ついさっきまで戦車みたいな虫のるつぼにいたので、感覚がおかしくなる……ｗ いやでも、これがふつうなんだよなーーーｗｗ
このあと、あれやこれやと会話が進んでゲームの余韻を楽しめるんだけど、それが終わると……いよいよ！！ 感動のエンディング……というか、“衝撃のスタッフロール”が展開するのだ！！
もう、ここまできたらお見せしちゃおう。スタッフロールは2枚あるんだけど、そのうちの1枚を例に出すとだな……！
ゲーム開発メンバーである“チームウエムラ”の方々の名前が並んでいる。
奇をてらわず、簡素に仕上がったスタッフロールなので、
｢何が衝撃なの？？｣
と思われると思うけどね……。
この画面の衝撃は……見た目にはなかった！！ なんとなんと、ここでも！！！
｢キカク・ディレクター ウエムラヒロシ♪｣
｢ギジュツディレクター ニゴロデザイン……♪｣
｢プログラマー エス・エー・エス……♪」
｢キャラクターデザイン ヒノシンノスケ♪｣
……って、すべてのテキストを自動音声で読み上げてるぅぅぅううおおおお！！！！((ﾟДﾟ；)) こんなスタッフロール、映画でもアニメでも見たことないんだけど！！ｗｗｗ どんだけしゃべりたがりなんだこのゲームは！！！ｗｗｗ
まさか、最後の最後でこんなに笑わせ……じゃなかった驚かされることになるとは思わなんだ。
さらに、これで『カブトクワガタ』は終わりではなく……！
また異世界にいって、巨大甲虫の交配やバトルができるらしい！ まだまだやれることはたくさんあるぞ！！
というわけで、当プレイ日記は今後も継続されますｗ
続く！
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部！”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか！』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『カブトクワガタ』公式ツイッター：
https://twitter.com/kabukuwa_info
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