デュエマ妄想構築録 vol.60-3 ～無法なる帰還！《世露詞駆 キャロル》登場！～

By まつがん

　～前回までのあらすじ～

　テリハ:ガ:ンマドッデさんです (誰？)

　～～～～～～～～～～～

　不屈なるもの。無法なるもの。あるいは、熱血なるもの。それがアウトレイジという種族に関して想起される特徴だ。

　惰性や怯懦などとは程遠い、瞬間瞬間を全力で生きる熱量がそこにはある。

　彼らの姿はだから戦いの中にあっても魅力的で、今なお多くのファンがいるのも頷ける。要は、シンプルに格好良いのだ。

　さて、それでは紹介しよう。こちらが7月22日(土) に発売予定の「大感謝祭 ビクトリーBEST」に収録される新カード、《世露詞駆 キャロル》だ！

　もうアニメで見えてるカードじゃねーか！！！

　いつも通りの新カード情報を心待ちにしていた読者諸君には申し訳ないが、どうしてもこのカードを使いたかったのでデッドマンに無理を言ってお願いした次第である。

　何せ0マナで出せるクリーチャーである。好きなカードとして真っ先に《超宮兵 マノミ》《龍装者 バルチュリス》《キタカゼマンA》などの名が挙がる私が見逃すわけにはいかない。

　しかも「G・ゼロ」であれば厳しめの条件が付きがちだが、水火のマナがある状態で手札から捨てるだけで出せるというのはどう考えても破格だ。

　というわけで、《世露詞駆 キャロル》を使ってどのようなデッキを組むべきか。

　シンプルに考えるなら、火水のビートダウンにおける採用が最もポテンシャルが光る選択だろう。

　そして、火水のビートダウンといえば。

　火水ギャラクシーでは？？？🤔🤔🤔

　というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ！

　『キャロル・ギャラクシー』

　《一なる部隊 イワシン》1枚なのきつすぎだろ！！！😡😡😡

　《”魔神轟怒”万軍投》を1コストで唱えるためにはそのターン中に手札を2枚以上捨てている必要があるが、《一なる部隊 イワシン》の殿堂により、「2コスト以内で2枚捨てる」のが難しくなったのが響いている感触がどうしても否めなかった。

　そしてそれは《世露詞駆 キャロル》の加入により打点が少しばかり増えたとしても補えないほど、動きの安定性に大きな瑕疵を作ってしまっていたのだ。

　かくして正統派ビートダウンの道を諦めた私は、次なる発想をコンボに求めることにした。

　《世露詞駆 キャロル》が捨てる代わりにバトルゾーンに出ることによって成立するコンボがあるとすれば、それはクリーチャーの頭数を参照するコンボに他ならない。

　では、そのようなコンボといえば何があるだろうか？

　私が導き出した答えは、これだ。

　《デッドヒート・メガマックス》の種として最適では？？？🤔🤔🤔

　というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ！

　『キャロル・メガマックス』

　山札がなくならないかどうかが運ゲーすぎる！！！😡😡😡

　《斬斬人形コダマンマ》＋《ハクメイ童子》などの「S・バック」を使った形だとバトルゾーンに4体並べる過程で山札を掘らないし出すドラゴンも火単なので山札切れの心配はそこまでないが、火水ベースだと《世露詞駆 キャロル》を捨てるために《灼熱の闘志 テスタ・ロッサ》などで山札を掘る動きが必要となる上に踏み倒し先もマナベースの関係で《禁断竜王 Vol-Val-8》を使わざるをえず、そうなると「EXライフ」の都合上火単と比べて山札切れのリスクが格段に上がってしまうのだ。

　というわけでビートダウンもコンボも頓挫し、はたして《世露詞駆 キャロル》の最適な使い方とは何なのか。その行方は……？

　次回に続く！

ライター：まつがん   フリーライター。クソデッキビルダー。 論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。 オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている（が、上記のような理由で大体失敗する）。

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