遺伝子集め、混迷を極める
相も変わらず、最初のご神木でコクワガタの遺伝子集めをしているわけですがね。
前回の記事で、“つや”、“はんつや”、“レッド”（※ストーリー上でもらったやつな）の3色がそろったので、
｢よし！！ これでコクワガタはコンプリートだな！！ｗｗ｣
このように確信してハイラルに帰ろうとしたんだけどさ（オイ）。
でも、
｢せっかく『カブトクワガタ』を起動したんだから、もう何匹かムシを捕まえておこう。ノコギリクワガタもミヤマクワガタも、まだ手を付けてないしね｣
↑こんなマジメモードになって、あと数匹だけムシを捕まえてフィニッシュにしようと考えたのだ。
ところが……！！((ﾟДﾟ；))
ここで、まったく想定外の事件（？）が起こる。
いつものようにピピピピピ……っとムシをサーチして、詳細を確認しようと思ったのよ。
そこにいたのは↓コイツだったんだけどさ。
この……良くも悪くもメリハリの少ない、ツルンとした小さなボディーはコクワガタだな。
そして見たところ……。この鈍い光は、はんつやか？？ つやは、もっとペカペカしてるし。ついでに、どう見てもレッドじゃないしさｗ
でも……。
ぬぐい切れない、違和感がある。はんつやにしても、もうちょっとだけ光っていてもいいような気がしたから。
｢なんか……おかしいぞ？｣
そこはかとない疑念を抱えたまま、このコクワガタの詳細を見たらだなぁ……！！
｢え｣
一瞬、捕まえたムシが直前ですり替えられ、ヒラタクワガタになってしまったのでは……なんてことを考えてしまったよ。でももちろんそんなわけはなく、目の前にいるのはコクワガタ……。そして遺伝子名は……！！
｢マット……って！！！！ｗｗｗ｣
ちょっと！！！ｗｗ コクワガタの遺伝子、つや、はんつや、レッドだけじゃなかったの！！？ｗｗ これじゃあ、マットを加えて4色になるじゃん！！！！
ここで、ふいに首をもたげてきたのが、前回の記事でもちょろっと書いた、
“各ムシの遺伝子は3種類ずつである”
という、どこで刷り込まれたのかわからない先入観であった。しかしいま、4種類目の遺伝子を持ったコクワガタと出会ってしまったので……！((ﾟДﾟ；)) 俺のレア色集めの拠り所となっていた、
“ムシは3種類ずつ集めればオッケー”
という方針は完全に瓦解することに……！！！ｗｗｗ 先に3色集めたヒラタクワガタとカブトムシも、4色目を探しに行かなきゃいけないってことか！！？((ﾟДﾟ；))
このへん、よくわからないので、今度開発者にお会いしたときにコソッと聞きたいと思う。答えが見えぬまま木のまわりをウロチョロするのも疲れるのでねぇ……ｗ
とはいえ、このマットなコクワガタはすぐに捕まえねばならない。
いつものように、
最大最強のヘルクレスオオカブトを出し……！
人類vs.巨人の悲痛な戦い、スタート！！！
結果……！
ドゴンッッッ！！！ｗｗｗ
しゅわしゅわ……ｗ
｢勝負アリッッッ！！！ｗｗｗ｣
これにてマットなコクワガタは軍門に下り、
結果として……！！
つや！！
はんつや！！
レッド！！
そしてマット！！！ 理外の4色そろい踏みだぁぁぁあああ！！！ｗｗｗ（ヤケクソ）
さて、今後の昆虫採集の方針を考え直さなければいけないぞ……。
続く。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部！”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか！』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『カブトクワガタ』公式ツイッター：
https://twitter.com/kabukuwa_info
（C)2023 小学館・うえむらひろし
