『映画ドラえもん のび太の新恐竜』キャストインタビュー ナタリー/渡辺直美さん 「私の演じるナタリーが“女の子の憧れ”になったらうれしい」

『新恐竜』は人の思いが交差する熱い物語

——『映画ドラえもん のび太の新恐竜』の脚本を読んだ時の感想や、印象に残ったシーンを教えてください。
 
さまざまなキャラクターの意思が交差しているな、と感じました。それぞれの思う“いい方法”が登場人物の数だけあるから、一概に誰が「いい・悪い」と分けられるものではないんですけど。そこが、今の時代を表しているようにも感じました。多様性というか。いろいろな意見がぶつかりあって、熱い物語になっています。
 
それと、のび太の人を信じる気持ちや愛情って、やっぱりすごいなって思いました。のび太の心が物語を大きく動かすというか。それって、やっぱり、スネ夫にもジャイアンにも、しずかちゃんにもできないことだと思うんです。とことん優しい、のび太だからこそできるんじゃないかなって。大人の方は、のび太の姿を見て感じる部分があると思います。
 
——その台本を片手にアフレコに臨んでみて、いかがでしたか?
 
みなさんのアフレコを聞きながら「わぁ! ドラえもんたちの声だ!!」っていう認識を脳が即座にして。一気に『ドラえもん』の世界に入っていくことができました。
 
最初、この世界観の中で、自分がどう立ち振る舞えばいいのかなと思いもしたんですが、すでにアフレコを終えていた木村拓哉さんの声にリードしていただく形で、声を合わさせてもらいました。監督も、非常に丁寧で優しく、「このセリフは、こういう気持ちで」と何度も教えてくださったので、役作りには困りませんでした。
 

▲木村拓哉さんが演じるのは、猿の姿をした男・ジル
 

声優さんって本当にすごいと思った

——“ナタリー”は、大人の女性の空気が漂うキャラクターですね。
 
そうなんです。だって、登場シーンの最初が、唇(くちびる)のアップなんですよ。「きれいなお姉さん」っていう感じの色気があるキャラクターで。もしかしたら、女の子、“ナタリー”に憧れちゃうんじゃないかなあ。子どもが「“ナタリー”に会いたい」って言って、「こんにちは〜!」って私が出て行ったら「呼んだのは『ドラえもんじゃないよ』って言われませんか?」。もう、今日の私のメイクと服装、完全にドラえもんですから(※トップ写真を見てね!)。
 
でも、それくらい愛されるキャラになってほしいなと思います。もし、そうなったらうれしいな。
 
——ご自身のビジュアルを含めての表現が通常モードだとしたら、声の仕事はやっぱり特別ですか?
 
そりゃ、顔芸だけでここまでやってきてますから! むしろ、今回は顔芸封印じゃないですか。声のトーンで感情を出すのがすごく苦手で、発声練習はすごいしますし、話す時の抑揚についてもすごい意識します。
 
「私の演じる“ナタリー”が、今どういう風に思っているのか」を考えたり、アニメーションの動きからキャラの心情を察知して声に反映したり。「声だけで表現する」って、本当にすごいことなんだなと思いました。
 
——最後に、お父さん・お母さん世代の読者に向けて、メッセージをお願いします。
 
お父さんも、お母さんも、みんな『ドラえもん』を見て成長して、大人になったことかと思います。今回の『映画ドラえもん のび太の新恐竜』は、私たちが思っていた『ドラえもん』とは一味違う新しい内容になっていると思いますので、ぜひご家族で劇場まで足をお運びください!
 

『映画ドラえもん のび太の新恐竜』
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作品概要
『映画ドラえもん のび太の新恐竜』
■公開日:2020年8月7日(金)
■公式サイト:
https://doraeiga.com/2020/

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