【パズドラ】『大塚角満のモンスター美術館』第78回 奇跡の強化!!「クーフーリン」!!!!

第78回 「クーフーリン」

公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
今週は先日大幅に能力が強化された「クーフーリン」について紹介!!
 

▲王狼英雄・ノーブルクーフーリン
▲皇狼英雄・イグニスクーフーリン

筆者は、パズドラが配信された直後の8年前からプレイしている古参中の古参プレイヤーだが、その当時にさんざんお世話になったモンスターがつい最近パワーアップしたとの報を受け、うれしくてひとりで祝杯をあげてしまった。
 
そのモンスターの名は……“クーフーリン”。
 
ダンジョンで手に入る無課金プレイヤーにもやさしいモンスターだが、いまから7、8年前はふつうにリーダーとしても通用した“隠れた優等生”だったのである。
 
とくに、筆者は当時から無課金+木属性オンリーの縛りプレイを貫いていたので、まわりのプレイヤーが使う綺羅星のごときガチャモンスターはなかなか手に入らなかった。
 
そんなとき、決して飛び抜けて強かったわけではないが、しっかりとしたポテンシャルを秘めたクーフーリン一族(さまざまな形態に進化していたのでこう表す)に手を差し伸べてもらい、どれほど助かったことか……。
 
とくに、今回の能力調整で強くなったイグニスクーフーリンは、半年くらいメインのリーダーとして使っていたので感慨もひとしおなのである。

ちなみに強化されたクーフーリンの能力がコチラ!
覚醒スキルが大幅に強化され、降臨モンスターとは思えないハイスペックな性能に!
 
さてこのクーフーリンだが、そのモチーフはケルト神話に登場する半神半人の英雄“クー・フーリン”で間違いない。
 
神話において、父は太陽神のルーとされ(パズドラにもいますな)、人間の母も王族の出なので、その血統はかなり由緒正しい。
 
このクーフーリンと並んで有名なのが、彼が持つ槍“ゲイボルグ”である。パズドラのイラストでも、クーフーリン本人以上に主張して描かれているので、「この槍は、いったい……?」と思っていた人も多いのではなかろうか。
 
ゲイボルグは、紅海で戦っていた2頭の海獣の骨で作られたとされ、さまざまな人物を経由してクーフーリンの元にたどり着いた。
 
一説には、銛のような形をし、投げれば30の矢となって相手を貫き、刺さった矢は30の棘となって暴れまくる……とあるので、とてつもなく物騒な槍だったと想像できる。これを使いこなしていたクーフーリンが、ケルト神話随一の英雄のひとりであることも……激しくナットクなのである。
 

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

 

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