【原神プレイ日記】角満の『原神』大紀行:第31話 “無相の雷”との激闘(3)


 

相性が悪い相手

 
 我がパーティーの絶対的エース、雷元素の刻晴ちゃんを上限突破させるため、その素材となるナゾの物質“雷光のプリズム”を取りに行くお話の続きであります。
 

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 前回の記事のおさらいになるが、雷光のプリズムを手に入れるには、東の岬の闘技場(なのかどうか知らんけどw)に棲まうナゾの物質“無相の雷”を倒さないといけないらしい。
 
 こうやって、強敵を撃破してレアアイテムをゲットし、キャラを強くしていくパターンは非常にオーソドックスな仕様と言えるので何の文句もないのだが、ここでひとつ、個人的な問題が浮上することを見逃していただきたくない。
 
 俺はこの日記で再三、
 
 「我がパーティーのメインアタッカーは、雷元素の刻晴ちゃんです!!www」
 
 と、大いなる喜びとともに主張してきた。よく見ればこの記事の冒頭でも、
 
 「我がパーティーの絶対的エース、雷元素の刻晴ちゃん♪」
 
 そのように記述している。
 
 そう、刻晴はいまや、我が角満アーミーズの全火力を担う火薬庫で、彼女のトドメの攻撃なくしてはそのへんの酔っ払いヒルチャールにすら後れを取るかもしれないという、非常にいびつな立ち回りでここまでやってきたのである。
 
 そんな状況にあっての、無相の雷との対決だ。
 

 
 この立方体、無相の雷って言うくらいなんだから、きっと雷元素のバケモノなのだろう。まさかカミナリを標榜しつつ、
 
 「じつはあたし、ウサギさん元素なの♪ きゃはwww
 
 なんてことは言わないと思う(ウサギ元素ってなんだよ)。
 
 要するに、刻晴と元素が丸被りなのだ。
 
 まあだからこそ、刻晴の上限突破用のアイテムをドロップするんだろうけど、何度も言うように……ウチのチームは刻晴の火力に攻撃のすべてを任せていたんだよ!!! でも雷元素の攻撃なんて効くはずもないから……無相の雷は、刻晴に頼り切っていたぬるま湯メンバーで何とかするしかないってことだあああああ!!!www
 

火娘、出陣!

 
 とはいえ。
 
 無相の雷と初めてガチでやり合ったとき、メンバーに入っていたのは、
 
・バーバラ(水)
・刻晴(雷)
・香菱(火)
・ノエル(岩)
 
 この、女子4名であった。★5のクレーが加わる前で、香菱やノエルがレギュラーとしてがんばっていた時代のことである。
 
 ちなみにさりげなく刻晴が入っているのは、
 
 「モロな雷は効かないかもしれんが、何らかの元素反応を発生させればアタッカーとして機能するかもしれない!」
 
 という淡い期待のなせる業で、要するに往生際が悪いのである(苦笑)。
 
 まずはとりあえず、スキルのバリアと“結晶化”の元素反応で堅く立ち回れるノエルで様子をみる。
 

 
 「ふむふむ」
 
 画面上部に表示される無相の雷の体力ゲージを見て、俺は無表情でつぶやいた。
 
 「これ……アカンやつやwwwww
 
 いや笑いごとじゃないんだけどな。ノエルの渾身の一撃でも無相の雷のHPは1ナノメートルくらいしか減っておらず、もしもコイツに顔があったなら、
 
 (( ̄δ・ ̄)ホジホジ
 
 思いっきり鼻をほじっていたに違いない。ていうか、この顔文字腹立つwww
 
 そこで慌てて、
 
 「もう、手を変え品を変えて、やれることをすべてぶつけるしかねええええ!!!><」
 
 ってことで目まぐるしくキャラを入れ替えながら立ち回るも、
 

 
 あ……。
 

 
 うう……。
 
 って、先方のほうが激しくキャラ変しながら対抗してくるんですが……w つーか……圧倒的に無相さんのほうが芸達者で、文字通り役者が違うんですけどぉぉぉおおおお!!!www
 
 そして思った通り、
 

 
 刻晴ちゃんの攻撃、ことごとく無効www
 
 誰だ!! 『原神』のキャラ育成は、アタッカーひとりに資源を集中させて、飛び抜けて成長させればいいって言ったヤツは!!(知らんがな)
 
 打開策が見いだせず、いたずらに体力を削られて回復アイテム(料理ね)ばかりが消費されていく。
 
 このままじゃマズい。
 
 アイテムだけ使わされて何も得るものがなかった……という、最悪の浪費パターンにハメられるわけにはいかないぞ……!
 
 そんな、絶体絶命のピンチに陥りかけたそのとき、ひとりの少女が膠着する戦いの場に風穴……いや“火の穴”を開けるのだ……!
 
 少女は叫んだ。
 
 「グゥオパァー!! いっけぇぇぇえええ!!!」
 


 
 そうなのだ……!
 
 いつも刻晴ちゃんとのタッグで元素反応“過負荷”を作り出していた火娘、香菱が、無相の雷の雷元素と合わさることで発生する過負荷な打撃を以て、この強敵に肉薄する起点を作るのである。
 
 次回、決着!
 

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『原神』公式サイト:
https://genshin.mihoyo.com/ja/

※ゲーム画面はPS4ソフト『原神』のものです。
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